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防衛駐在官を激励

防衛駐在官を激励

写真=最後列中央に小泉大臣、右に大和事務次官、左に萬波防衛政策局長。今春派遣される防衛駐在官と共にガッツポーズ(防衛省で)


 1月19日、小泉進次郎防衛大臣は、今春に出国予定の防衛駐在官29名を激励した。防衛駐在官の主任務は、赴任国の軍や他国の駐在武官から情報を得ることであり、加えて防衛装備・技術協力推進のための調整等も行う。今回は新規でブルネイに3海佐、フィジーに3海佐を1名ずつ、増員でフランスに3陸佐、フィリピンに2陸佐を1名ずつ派遣する予定だ。令和7年度末時点で、83名の防衛駐在官が約100カ国の大使館(在勤53)や国連等の代表部で勤務することになる。任期は約3年で家族を帯同する者も多い。小泉大臣は「家庭を守ることや自分自身の心身の健康を保つことは、国を守ることに勝るとも劣らない苦労があります。防衛省として皆さんを全面的に支援していきます」と派遣要員に対し述べた。


隊員とご家族は宝、誇り
防衛大臣 小泉 進次郎

P㈪(大臣)

 あけましておめでとうございます。

 新年を迎えるに当たり、私の決意と抱負を申し上げます。

 私の使命は、国民の命と平和な暮らし、我が国の領土・領海・領空を断固として守り抜くこと、それら任務に当たる隊員とその御家族を守り抜くことです。

 部隊視察の折に触れ、地域の協力団体や、現地の隊員とその御家族の方々から様々な御意見を拝聴する中で、この使命感は、日々強く確かなものとなっています。特に、自衛隊の活動に対する一部の過度な抗議活動や心ない行動により、隊員のみならず、隊員の御家族におかれても肩身の狭い思いをされている現状は、必ず変えていかなければなりません。

 今この瞬間も、国内外の厳しい環境下で、24時間態勢で働いている隊員がいます。国を守り、国民を守る、崇高な国防の使命を担う隊員とその御家族は、国の宝であり、誇りです。こうしたことを含め、国民の皆様にも我が国を取り巻く安全保障環境に対する適切で健全な危機感を共有し、隊員の苦労や貢献も含め、防衛省・自衛隊の取組に御理解を頂くため、私自ら先頭に立ち、迅速かつ分かりやすい情報発信に努めてまいります。

 その上で、安全保障環境が一層急速に厳しさを増す中、戦略三文書の本年中の改定に向けた防衛力の変革、抑止力・対処力の強化のための同盟国・同志国等との連携、そして自衛官俸給表の70年ぶりの抜本的な改定に向けた検討を含む、人的基盤の強化といった取組に、引き続き強い覚悟で取り組んでまいります。

 結びに、読者の皆様の益々の御健勝と御多幸を祈念し、御挨拶とさせていただきます。

ランドパワー・フォーラム・イン・ジャパン

ランドパワー・フォーラム・イン・ジャパン

写真=左から戒田教育訓練研究本部長、ナファレッテ比陸軍司令官、スチュアート豪陸軍本部長、クラーク米太平洋陸軍司令官、荒井陸上幕僚長、ムハンマド馬陸軍司令官、ブランコ比海兵隊司令官、グリン米太平洋海兵隊司令官(12月17日都内)


 陸上自衛隊は12月17日と18日に「ランドパワー・フォーラム・イン・ジャパン(LFJ)」を都内のイベントホールで開催し、産学官、同盟・同志国と相互に知見を共有した。国内の参加者が中心だった前年度までの「陸上自衛隊フォーラム」から名称を変更し、初めてアメリカ・オーストラリア陸軍司令官・本部長による講演やフィリピン・マレーシアの陸軍・海兵隊の司令官を交えたパネルディスカッションが行われる等、国際色を打ち出したものへと刷新した。また、企業展示が倍増しAI(人工機能)や無人機を中心に88社76個ブースが軒を連ねた。荒井芳正陸上幕僚長は、基調講演で「インド太平洋地域のランドパワー(陸上戦力がその地域に及ぼす能力)・ランドフォース(陸上戦力)との連携や、省庁間協力を前提とした産学官の連携が必要だ」と強調した。また陸自は16日から18日にかけて、LFJと並行して、3回目となる「ランド・フォーシーズ・サミット(LFS)」を開催。過去最大となる米豪比馬印5カ国7名の陸軍・海兵隊の司令官・本部長が参加し、多国間陸軍種協力について意見交換等を行った。