2025年 の記事
海自横須賀サテライトベースがオープン
市民と海自の懸け橋となる場に

写真=「おおすみ」の大型模型を紹介する真殿総監
海自横須賀基地から近く、京急線汐入駅前の商業施設「コースカベイサイドストアーズ」の5階に、「海自横須賀サテライトベース~海自特別展~」が6月14日から期間限定でオープンした。
この企画は、横須賀地方総監・真殿知彦海将の「地元の人にもっと海上自衛隊を知ってほしい」という想いと、開業5年目を迎えたコースカベイサイドストアーズ側の「地域の方々と親睦を深めていきたい」との想いが一致して実現したもの。
海幕から「おおすみ」の大型模型を移設
「この横須賀でも海自を知らない人は結構いらっしゃるんですよ」と真殿総監。
目指したのは「誰でも入りやすく、海上自衛隊の魅力が伝わる空間」。会場に入るとまず、普段の訓練・災害派遣・国際交流・処遇改善といった、海自の活動や取り組みを紹介する多数のパネルが目に飛び込む。右手スクリーンには広報動画が上映されていた。総監自ら「これは凄いですよ」と案内してくれたのが、市ヶ谷の海幕広報室にあった輸送艦「おおすみ」の大型模型。能登半島地震で海上拠点として活躍した艦艇だ。建造した三井造船製作の貴重な逸品で一見の価値ありだ。
何度でも足を運んでもらえるように
他にも32歳以下限定のスタンプラリーや制服試着体験等、海自への応援メッセージ企画等で来場者に楽しんでもらう。本企画を担当した広報推進室の関 夢羽花士長は「今後も1カ月半ごとにリニューアルをするので、何度でも足を運んでもらいたいです」とアピールした。
真殿総監はオープニングセレモニーで「『海自横須賀サテライトブース』が皆様と海上自衛隊との懸け橋となる施設になることを心より願っています」と挨拶した。オープンから1週間後の21日と22日は各日500人弱が来場した。
開催期間:11月24日(日・祝)まで
開場時間:月~木10:00~18:00、金土日祝10:00~19:00
入場料:無料