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海自1空群
初訓練飛行

P1等9機整斉と

 前日の荒天が嘘のように晴れ渡った令和7年1月10日、鹿児島県に所在する海上自衛隊鹿屋基地(第1航空群司令・大西哲海将補)で令和7年鹿屋航空基地初訓練飛行が行われ、P‐1哨戒機3機・SH‐60K哨戒ヘリコプター3機・練習機TH‐135・3機が、滑走路から指宿沖方面へ飛び立って行った。

 それに先立ち行われた格納庫内での式典で約300名の隊員を前に大西司令は「いかなる事態にも適切に対応するための態勢を整えるとともに、明日、生起するかもしれない戦いに備えておく必要があり、状況の変化にも柔軟に対応できる能力が求められている」などと訓示した。

 鹿屋基地が担任する東シナ海や西太平洋では、軍事力を急速に増強する中国の活動が活発化させている。そのような安全保障環境下で勤務するにあたり大西司令は、日頃から各種情報収集に努め、常に全力発揮が可能な状態を維持する必要がある、任務・業務、災害・救難に、また平素とその先にあるいざという時の有事に対応するために、鹿屋基地所在の各部隊・隊員が一致団結・切磋琢磨し助け合わなければならない、と要望した。