自衛隊ニュース

航空自衛隊
百里准曹会 恋活・婚活パーティー
計9組ペア成立も
百里准曹会はこのほど、茨城県、茨城出会いサポートセンター、ホテルレイクビュー水戸と「恋活・婚活スイーツ・パーティー」を共催した。
午前の部「恋活」、午後の部「婚活」の2部構成で開催。両部とも百里基地の公式マスコットひゃくりんが優しく女性を出迎えた。
女性が見守る中、自衛官が済々と入場し、女性からの熱視線を感じながら、敬礼後、一人ひとり自己紹介を行った。テーブルに着席後、グループトークに移行し、プロフィールカードを基に会話が弾んでいった。
「1:1」トークではお気に入りの相手と笑顔で熱心に会話が交わされ、サポートは必要なく、安心して見守ることができた。
午前の部では5組(自衛官9人中)のペア、午後の部では4組(同7人中)のペアが成立した。
終了後のアンケートには「時間長めのイベントにしてほしい」、「料理がおいしく、きれいな会場だった」などの意見が寄せられた。
准曹会は、今回のペア成立者の幸せを祈願しつつ、引き続きこのような企画をしていきたい。
海上自衛隊
佐教学生ら潜水艦・航空実習
職種選定の資とする
佐世保教育隊(司令・井上貴嗣1海佐)はこのほど、第22期一般海曹候補生課程53名の潜水艦乗艦実習を行った。
乗艦前、海上防衛の第一線で活躍する潜水艦乗員から艦の概要について説明を受けた。その後、学生を六つのグループに分けて乗員との懇談会が行われた。学生たちは航海中の勤務態勢や潜水艦乗員の教育等、積極的に質問し、潜水艦についての理解や興味をより一層深めていた。
懇談会終了後、乗艦し艦内の区画の説明を受けた。洗面台を折りたたみ式に格納したり、ジャガイモを食堂の椅子に収納するなど、限られたスペースを有効活用していることに感心していた。
潜水艦乗員の温かい支援の下充実した実習の機会に恵まれ、学生たちにとって今後の希望職種選択に大いに参考となった。
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佐世保教育隊はこのほど大村航空基地において、第22期一般海曹候補生課程52名の航空実習を実施した。
大村運航隊隊員から航空管制員及び気象海洋員に関する業務内容の説明を受けた後、大村航空警備隊地上救難班において救難消防車IB型の説明を受け、勢いよく放水する消防車の展示訓練に目を輝かせていた。
続いて、各整備場に移動し整備員の案内で機器の整備作業や模擬魚雷、第22整備補給隊の救命用器材等の説明を聞き、その機能やヘリコプター等装備品の多さに驚いていた。
格納庫ではSH60Kの操縦士から任務、運用及び装備について説明を受け、ヘリコプターを間近で見学した。
学生は、航空部隊の役割や任務等の概要を理解し、職種選定の資とすることができた。
陸上自衛隊
7普連隊員 激走
3師団武装走競技会に参加
限界に挑む
第7普通科連隊(連隊長・佐藤教人1佐)は12月13日から17日までの間、青野ヶ原演習場において実施された「第3師団武装走競技会」に参加した。本競技会では、第3師団管内で選ばれた隊員らが、武装した状態でチーム走、個人走を行い、個人の体力、戦技能力及び部隊の団結力を競い合った。
8名で編成されたチーム走は、起伏のある約4キロの演習場を走りながら、各地点において警戒自衛戦闘射撃(レーザー交戦装置を用いた射撃による損耗評価判定)、第一線救護(緊迫止血から担架搬送までの一連の動作)を行いながらチーム一丸となってゴールを目指した。
個人走においては、日頃の体力練成の成果を遺憾なく発揮し、隊員それぞれが己の限界に挑み、激走を繰り広げた。福知山各協力団体らも応援に駆け付け、隊員らを激励した。
本競技会において、師団隊員として共通的に必要な戦技能力の向上並びに闘争心の涵養を促すとともに、部隊士気の高揚及び団結の強化を図ることができた。
倶知安駐 年忘れ盛況裡に
倶知安駐屯地(司令・山口2佐)は12月13日、「駐屯地年忘れ行事」を開催した。倶知安自衛隊協力会会長の文字一志倶知安町長をはじめ、猪口後志総合振興局長、関係協力団体代表、駐屯地・防衛モニターを招待し、駐屯地隊員と家族の慰労及び新年における飛躍を祈念して実施した。
行事では餅つき、余興、子供広場、ビデオ上映などさまざまな催し物が行われ隊員や家族、子供らなど、たくさんの笑顔であふれ返っていた。
倶知安町のイメージキャラクター「じゃが太くん」も特別ゲストとして来駐。自衛隊札幌地方協力本部の「モコちゃん」と共演し、行事に花を添えた。
完成度高い余興
余興では、入念に準備をした完成度の高いミュージカルを披露し、終始歓声に包まれた。
終盤には駐屯地曹友会による抽選会を実施。数多くの景品が用意され、中には何度も当選する幸運の持ち主も現れ、会場は大いに盛り上がった。
最後は、万歳三唱で締めくくり、大盛況のうちに年忘れ行事は幕を閉じた。
座間も年末行事
在日米軍司令官ら餅つき体験
座間駐屯地(司令・橋口尚徳1陸佐)は12月17日、駐屯地年末行事を挙行した。
在日米陸軍、駐屯地協力会、隊友会、防衛モニター等を招待し、年越しの伝統行事である餅つきを行うとともに、駐屯地食堂での会食を通じて日頃の駐屯地への協力に対する感謝の意を表した。
餅つきでは駐屯地最先任上級曹長(海藤拓准陸尉)が先陣を切って見本を示し、それに続いて招待者達が順番に餅をつき駐屯地の発展を祈念した。
今回初めて餅つきを体験した在日米陸軍基地管理本部のミーカー最先任上級曹長は、「日本文化や伝統的な餅の作り方を学ぶことができ、また自衛隊との友好関係も感じることのできる素晴らしい経験となった」と述べた。
本行事は、駐屯地の協力者に感謝の意を伝える場となっただけでなく、在日米陸軍との親密な関係を促進するものとなった。