自衛隊ニュース
防衛省・自衛隊
地方協力本部
写真=(右から)本部長、REI氏、佐藤広大氏、AIRI氏、モコ
69周年行事
<札幌>
札幌地方協力本部(本部長・瀬田晃一郎1陸佐)は11月15日、札幌市内のホテルにおいて創立69周年記念行事を開催した。本部長感謝状贈呈式及び祝賀会食を行った。
感謝状の贈呈も
本部長感謝状贈呈式では自衛官募集、自衛隊退職者の就職援護及び予備自衛官等雇用において著しい功労のあった20の団体に対し感謝状を贈呈し、謝意を表した。
祝賀会食では募集相談員である国会議員、北海道議会議員をはじめとした関係自治体の市町村長など、日頃から協力及び支援を受けている部内外の関係者約170名から祝福を頂いた。
札幌地本広報大使の佐藤広大氏、同PR係「玲‐REI‐」氏と「AIRI」氏は、札幌地本マスコットキャラクター「羊のモコ」と一緒にステージ上であいさつ。また、1年間の活動のスライドショーを放映し創立記念行事は盛会のうちに終了した。
「柏」で広報
<千葉>
千葉地方協力本部(本部長・西川和宏1海佐)は9月28日、「みらいタウン☆ぼうさいinセブンパークアリオ柏」にて広報活動を実施した。
千葉地本は自衛隊への理解の促進及び信頼感の醸成を図ることを目的ことに、県内各地から訪れた多くの来場者に対し広く広報活動を実施した。
車両展示及び制服試着体験を実施。子供たちから「このボタンなに~?」、「車の中が広い!」、「その制服かっこいい!」と感想をもらうなど、多くの方に自衛隊を認知していただくことができた。
サーキットにF2
<栃木>
21飛隊支援し
栃木地方協力本部(本部長・松田桃子1陸佐)は11月2日、栃木県の「モビリティリゾートもてぎ」で開催された「2025AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT 300㎞RACE GRAND FINAL」において、航空自衛隊第4航空団第21飛行隊(松島)に所属するF2戦闘機の展示飛行支援及び自衛隊広報ブースを出展した。
約3万2000人が訪れレース前から多くの観戦者の熱気に包まれた。広報ブースでは制服試着、F2戦闘機のタペストリー、防衛記念章、F4戦闘機スロットル及び操縦桿展示などを行いにぎわった。
オープニングセレモニーで、爆音とともに現れたF2戦闘機2機が会場上空に現れると大きな歓声が上がり、速度を変えながら往復するF2の姿をカメラに収めようと、長い望遠レンズが一斉に空を見上げた。レーシングカーよりさらに大きな轟音を響かせ現れる姿に、「すごい迫力です!すごくカッコ良かった!」、「こんなに近くでF2を見れるなんてとても感動しました!」等の声が聞かれ、「パイロットになるにはどうしたらいいですか?」と話す小学生の姿もあった。
また、展示飛行地上要員として支援に来ていたF2戦闘機パイロット2人(松倉3空佐、垣澤1空尉)が広報ブースを訪れ、サインや記念撮影に応じた。
来場者は「百里基地でも飛行展示を見ました!今回もF2を楽しみにしていました」、「戦闘機のパイロットに直接話を聞けるなんてとてもうれしいです!」とサインをしてもらい、うれしそうな笑顔で話す姿も見られた。
栃木地本は「今後も広報イベントを通じ、地域の皆様に自衛隊を身近に感じていただけるよう活動していくとともに自衛隊への理解の推進及び募集活動に邁進していく」としている。
空中音招き演奏会
<富山>
富山地方協力本部(本部長・宮内1陸佐)は10月19日、富山市芸術文化ホールにおいて「ミュージックフェスタ2025inTOYAMA」と題して音楽演奏会を実施した。
航空自衛隊航空中央音楽隊(隊長・津田2空佐)を招へいし、富山地本の各協力団体(9個団体)が協賛して開催した。
今年11月から大ホールが改修工事に入り数年間、演奏会が実施できなくなることから、「秋風香るエピローグと再会の約束」とテーマに副題を付した。
ポスターには、改修後の大ホールでの再会を楽しみにしていることを表すネリネの花が描かれた。また、今年は入善高校吹奏楽部との合同演奏を実施した。
2部構成で進行。1部は「アルヴァマー序曲」で幕を開け、「地平線の向こうへ」など4曲を奏でた。2部はジブリ・メドレーなど5曲が演奏され、うち2曲は富山県射水市出身の清水士長が「サウンド・オブ・ミュージック」などで澄んだ歌声で魅了した。
生徒との合同演奏ではアンコール曲を含め4曲を披露。2部の終盤からステージに上がり、生徒は演奏班長である芳賀3佐の指揮で「銀河鉄道999」などを音楽隊の隊員とともに演奏した。
入善高校吹奏楽部部長の室さんは「たくさん練習した成果をここで十分に発揮し、来場された皆さんを楽しませたい」と演奏への意気込みを話した。うまく演奏できなくて悩んでいた1年生もいたが、前日の音合わせの時での音楽隊の隊員の助言もあり、本番では堂々と演奏し最後は晴々とした表情をしていた。
本演奏会のポスターは、例年同様富山北部高校にデザインを依頼。デザインしてくれた中野咲さん(富山北部高2年)も冒頭に本部長に紹介された。
富山地本は、音楽演奏をはじめ県内各地のイベントに参加し認知度の向上と理解の促進を図るとともに、自衛隊は戦うだけでなくさまざまな仕事や多様な生き方、成長する場を提供し得る職業であることを伝え、県民に対して親近感の醸成を促していく。
総合的学習
<山形>
山形地方協力本部鶴岡出張所(所長・谷1空尉)は10月7日(火)から9日までの間、私立羽黒高校の総合的な学習の時間を支援した。
参加した生徒は、初日と2日目に陸上自衛隊神町駐屯地、3日目に航空自衛隊秋田救難隊を訪れ、各部隊が保有する装備品の見学などを通じて、それぞれの役割や任務の違いについて学んだ。
生徒の大半が初めて自衛隊の駐屯地や基地を訪れたこともあり、神町駐屯地ではドーランを顔に塗ったり、ロープを使って高所から降りる「懸垂下降」を擬似体験したほか、秋田救難隊では、航空機の見学や救難員の装具を実際に装着するなど、自衛隊らしいさまざな企画に満足した様子だった。
鶴岡所は「今回の体験は非常に好評であり、ご支援いただいた部隊の皆様に対し、この場を借りて御礼申し上げる。自衛官から直接説明を受け、装備品や施設に触れた経験が自衛隊に興味を持つ契機となり将来の志願につながるため、今回と同様、各部隊のご支援、ご協力が不可欠であり、今後も各部隊との良好な関係を維持しながら採用・広報活動に取り組んでいく」としている。
トウチとさくら
音楽まつりで広報
写真=開演前に盛り上げる
東京地方協力本部(本部長・鹿子島陸将補)は11月13日~15日の3日間、日本武道館で実施された「令和7年度自衛隊音楽まつり2025」の場を活用して、募集広報を実施した。
トークも披露
「自衛隊音楽まつり」は毎年11月に開催される陸海空自衛隊音楽隊によるマーチングを主体としたイベント。さまざまな部隊や各国からのゲストバンドが参加し、武道館を彩る。
開演に先立って実施されたトークショーでは、東京地本マスコットキャラクター「トウチ君とさくらちゃん」と一緒に東京地本の部員が出演し、自衛隊の魅力や多彩な職種・職域について紹介した。
屋外に設置した募集広報ブースでは、陸海空制服等の体験試着やガラポン抽選会を実施。3日間で8千人を超える観客が押し寄せる熱狂ぶりで、東京地本のSNSをフォローしていただき、自衛官の確保につながる大きな手ごたえを感じることができた。
イベントに参加された学生からは「来年度、防衛大学校に入学するので儀仗隊に入りたい」、「迫力のある演奏に感激した」といったコメントを頂いた。
東京地本は今後ともさまざまなイベントを活用して、全力をもって募集広報活動を実施していく。