自衛隊ニュース

ゲッキーのイラスト

隊員とご家族は宝、誇り
防衛大臣 小泉 進次郎

 あけましておめでとうございます。

 新年を迎えるに当たり、私の決意と抱負を申し上げます。

 私の使命は、国民の命と平和な暮らし、我が国の領土・領海・領空を断固として守り抜くこと、それら任務に当たる隊員とその御家族を守り抜くことです。

 部隊視察の折に触れ、地域の協力団体や、現地の隊員とその御家族の方々から様々な御意見を拝聴する中で、この使命感は、日々強く確かなものとなっています。特に、自衛隊の活動に対する一部の過度な抗議活動や心ない行動により、隊員のみならず、隊員の御家族におかれても肩身の狭い思いをされている現状は、必ず変えていかなければなりません。

 今この瞬間も、国内外の厳しい環境下で、24時間態勢で働いている隊員がいます。国を守り、国民を守る、崇高な国防の使命を担う隊員とその御家族は、国の宝であり、誇りです。こうしたことを含め、国民の皆様にも我が国を取り巻く安全保障環境に対する適切で健全な危機感を共有し、隊員の苦労や貢献も含め、防衛省・自衛隊の取組に御理解を頂くため、私自ら先頭に立ち、迅速かつ分かりやすい情報発信に努めてまいります。

 その上で、安全保障環境が一層急速に厳しさを増す中、戦略三文書の本年中の改定に向けた防衛力の変革、抑止力・対処力の強化のための同盟国・同志国等との連携、そして自衛官俸給表の70年ぶりの抜本的な改定に向けた検討を含む、人的基盤の強化といった取組に、引き続き強い覚悟で取り組んでまいります。

 結びに、読者の皆様の益々の御健勝と御多幸を祈念し、御挨拶とさせていただきます。

国民の命と暮らし守り抜く

陸自空挺団
訓練始め

写真=CH47輸送ヘリからリペリング降下し、展開する空挺団隊員(1月11日、習志野演習場で)


2100人参加、島しょ防衛想定し

 「精鋭無比」を掲げる自衛隊唯一の落下傘部隊、陸自第1空挺団(習志野)は1月11日、千葉・習志野演習場で「令和8年降下訓練始め」を行い、一般公開した。同団を中心とした陸自部隊等から総勢約2100人が参加し、国防への決意を新たにした。小泉防衛大臣も視察した。(2面に関連写真)


 訓練では、島しょ防衛にかかる一連の戦闘の様相が展示された。時折強風が吹く気象の下、落下傘による降下は中止された。

 演習場左上空から大きく旋回してきたUH1多用途ヘリから、偽装した2人の狙撃手が降り立ち、敵地へ進入した。

 落下傘で降下(想定)した隊員十数人が、地域奪回へ前進した。敵地の情報収集のため今回初めて、陸自が導入を進めるロボット犬も投入された。

 敵反撃に迫撃砲で応戦。上空からAH1対戦車ヘリによる対地攻撃、地上では16式機動戦闘車による重火力の攻撃を加えた(いずれも模擬)。

 最終盤には米軍をはじめとする同盟国・同志国の指揮官らがCH47輸送ヘリから演習場に降り立った。計14カ国の参加は過去最多となった。

 視察した小泉大臣は訓練終了後、整列した空挺団員に対して訓示。「いかなる事態にあっても国民の負託に応え任務を完遂できるよう屈強な精神と高い練度を養うために、日々誠実に訓練に励む皆さんのことをとても頼もしく心強く思う」と激励した。


小泉大臣も

跳び出しを

 一方、訓練始めに先立って小泉大臣は空挺教育の訓練塔(高さ11メートル)からの跳び出しを自らも体験した。

 大臣は随行した省幹部らに「自衛隊員、ご家族一人一人を守り抜く、その決意で共に頑張ろうではありませんか」と呼び掛け、勢いよく跳び出した。

~「変革」「勇気」祈願し、だるま目入れ~
小泉大臣ら省高官

 「変革進取」、「勇気凛凛」を祈願して新年の「だるまの目入れ」を行った小泉大臣ら防衛省・自衛隊幹部。左から伊藤整備計画局長、加野防衛審議官、大和事務次官、小泉大臣、内倉統幕長、萬浪防衛政策局長、瀨人事教育局長、手前は若林政務官。だるまは1年間、大臣室に置かれる。(1月6日、防衛省で)

紙面一覧
紙面一覧
close