自衛隊ニュース

白壁兵舎来場20万人
<新発田>
写真=20万人目の来館者
白壁兵舎広報史料館(館長・小宮慎之助1陸尉)は4月22日、来館者数20万人に達成した。
20万人目となった来館者には、駐屯地司令(郡山伸衛1陸佐)より記念品が贈呈された。
白壁兵舎広報史料館は明治7年に落成。フランス風建築様式と和風城郭様式を併せて建設された陸軍の兵舎で、戦後は保安隊及び自衛隊の隊舎として活用された後、新発田城址公園の隣に移築され、平成26年5月11日、白壁兵舎広報史料館として開館し、新発田駐屯地の歴史や郷土部隊の関連資料などを展示している。
映画のセットに使用されたことや人気漫画の影響などから、市民をはじめ県内外から多くの方々が訪れ、新発田市を代表する観光スポットとなっている。
岩見沢「セーフティコール」参加
写真=女性隊員も参加し交通安全を呼び掛け
岩見沢駐屯地(司令・福永1佐)は4月8日、「令和7年春の全国交通安全運動」の一環として、岩見沢市内ショッピングセンター及び隣接する国道12号線沿いで実施された交通安全啓発活動「セーフティコール旗の波」に参加した。
本啓発活動は、岩見沢市交通安全推進委員会が主体となって、交通安全意識の高揚を図り交通事故防止を呼びかけることを目的として毎年行われている。
駐屯地各部隊から参加した14名の隊員は地域の各団体・協会とともに交通安全の旗を持って国道沿いに立ち、旗をなびかせながら道行くドライバーに交通安全を促すとともに、自らも安全運転を誓いつつ、活動を終了した。
家族の日にぎわう
<久居>
写真=家族と共に「チーズ!」
久居駐屯地(司令・南平1佐)は4月13日に実施する久居駐屯地開設73周年記念行事の前日行事として同12日、「隊員家族の日」を、併せて三重地方協力本部の協力を経て「募集広報の日」を開催した。
「隊員家族の日」は久居駐屯地に所在する隊員の家族を対象とし、駐屯地の見学や、普段自衛隊が使用している装備品や各種車両などを見学して、隊員とともに家族の時間を楽しみながら自衛隊の仕事への理解を深めた。
また、観閲式において観閲官(駐屯地司令)は、「久居駐屯地の隊員が今こうして活躍できるのも今ここにいるご家族のおかげです。家族への感謝を込めて『捧げ銃』を実施します」と述べ、観閲部隊が家族へサプライズ捧げ銃を展示すると会場は大きな拍手に包まれた。
「募集広報の日」は、募集対象者88名が式典、訓練展示及び各種アトラクションを見学・体験した。
当初駐屯地内で装備品の展示見学、車両整備工場及び会計隊の部隊見学を3グループに分かれて実施し、自衛隊への理解を深めた。続いて、久居訓練場に移動し式典、観閲行進、らっぱ展示及び訓練展示を見学した。体験試乗では笑顔で楽しむ様子も見られた。
参加者からは「以前に比べさらに自衛隊の仕事に興味が沸いた」、「またこんなイベントがあれば参加したい」などの声が寄せられ、自衛隊への興味が深まった様子だった。
「福知山お城まつり」を支援
光秀公率いる
毛槍奴隊登場
写真=練り歩く福知山駐屯地隊員らで構成された毛槍奴隊
福知山駐屯地(司令・佐藤教人1佐)は4月5日、6日の2日間にわたり、「第36回福知山お城まつり」を支援した。
本祭りは、昭和38年頃より名称を変えながら長年にわたり開催され、明智光秀が築城した福知山城の天守閣が昭和61年に再建されたことを記念し、「福知山お城まつり」と改め現在に至る。2日間で延べ約2万人を超える来場者が訪れ、多くの人でにぎわいをみせた。
駐屯地は、開催初期から大名行列を再現した光秀行列などに参加するほか、太鼓演武や装備品展示等の支援を行っている。
装備品展示では、偵察用オートバイや73式小型トラック等を展示した。隊員たちは来場された方々に装備品の紹介をしながらも子供たちとの触れ合いを楽しんだ。
また、ステージでは第3音楽隊が大阪万博にちなんだアトラクションを含んだ音楽演奏を、福知山酒呑鬼太鼓が迫力ある力強い太鼓演武を披露し、観客を楽しませた。
広小路通りでは福知山踊りパレードが行われ、福知山駐屯地曹友会の隊員が参加し、他団体と共に広小路通りを踊り抜けた。
まつりの最後には、酒呑鬼太鼓による出発を告げる太鼓が鳴り響き、桜が満開となった福知山城から光秀行列(光秀公率いる隊員で構成された毛槍奴隊)が出発、福知山の町中を練り歩いた。
広小路通りまで到着すると光秀一行に祭りを盛り上げた多くの団体が加わり、参加者らと共に盛大にフィナーレを飾った。
本支援は福知山市民と交流を図れるよい機会となった。今後も各種イベントや行事などの広報活動を積極的に行い、地域とのつながりをさらに深めていく。
えびのは温泉マラソン大会で
写真=通過状況を報告
第24普通科連隊(連隊長・大江良治1陸佐)は4月20日、「第37回えびの京町温泉マラソン大会」を支援した。
今年は例年より1カ月早い開催で、種目はハーフマラソンと新たに5キロも加わり、約1800名のランナーが挑戦した。
本部管理中隊長(岡本泰治3陸佐)以下隊員18名、車両6両をもって給水支援、通信支援を行い、えびの市の職員、消防、医療機関、高校生、ボランティアとともに協力し、大会の安全と円滑な運営に寄与することができた。
大会関係者、ランナーからは「毎年ありがとうございます」と声を掛けられ、自衛隊に対する親近感及び安心感を醸成することができた支援となった。