自衛隊ニュース

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防衛省・自衛隊
地方協力本部

写真=地本広報大使に委嘱された本橋氏(左から2人目)


広報大使委嘱 <帯広>

カーリングの本橋さんへ


 帯広地方協力本部(本部長・上野洋介1陸佐)は5月12日、北見市内において、広報大使の委嘱式を執り行いました。

 広報大使に任命したのは北海道北見市常呂町を拠点に活躍するカーリングチーム一般社団法人「ロコ・ソラーレ」の代表理事、本橋麻里氏。

 委嘱期間は令和7年5月12日から9年3月31日まで。帯広地本が企画する各種イベントでの自衛隊の魅力発信や入隊予定者へのメッセージ、パンフレットやグッズへのデザイン掲載等を要請し、快く了承いただいた。

 本部長からは「部隊・駐屯地見学等の機会を設けてロコ・ソラーレの皆様に自衛隊の理解を深めてもらいながら、各種イベント等を通じて自衛隊のPRに協力してもらいたい。この活動を通じて、道東で生活する皆様が自衛隊に関心を持つこと、学生等が自衛隊を志願することを期待する」とあいさつがあった。

 本橋氏からは「広報大使に任命していただき大変光栄です。大会・遠征等の予定もありますが、所有する3コチーム(ロコ・ソラーレ、ロコ・ステラ、ロコ・ドラーゴ)でイベント等に協力させていただきます」とあいさつがあった。

 なお「ロコ・ソラーレ」というチーム名は、「ローカル」と「常呂っ子」から「ロコ」、イタリア語で太陽を意味する「ソラーレ」に由来している。常呂から太陽のように輝くチームになる「太陽の常呂っ子」という意味を込めて名付けられたという。育成チームの「ロコ・ステラ」、男子チーム「ロコ・ドラーゴ」と共に世界での活躍を目指している。

 今後も、帯広地本の活動と、ロコ・ソラーレの皆様のご活躍を温かく見守ってください。


ホビー展に<静岡>


 静岡地方協力本部(本部長・田代裕久1陸佐)は5月16日から18日にかけて、ツインメッセ静岡(静岡市)で開催された「第63回静岡ホビーショー」で広報活動を行った。

 会場入り口の屋外スペースに陸自富士学校の16式機動戦闘車、陸自第34普通科連隊の軽装甲機動車などを展示。

 小展示場内では自衛官が身に付ける衣服や道具、装備品の模型などの展示、子ども向けの自衛官なりきり体験、南極の氷に触れる体験などを行った。

 小中高生招待日の16日は多くの児童・生徒がブースを訪れ、車両を見学したり自衛隊オリジナルの缶バッジや紙飛行機を作ったりして楽しんだ。また、城南静岡高生が自衛官とともにブースに入り、子どもたちに紙飛行機の折り方を教え南極の氷を紹介した。

 一般公開日の17、18日は模型ファンや家族連れら約3万8千人が訪れた。自衛隊ブースにも多くの来場者が詰めかけ、中でもホビーショーでは初展示となる第105全般支援大隊の小松大晟3陸曹が趣味で作製した木製の模擬銃は、その精巧さから模型ファンの注目を集めた。

 毎年大人気の機動戦闘車の砲塔旋回展示には人だかりができ、自在に動く砲塔や砲身に感嘆の声が上がっていた。

 静岡地本は、今後も地域の特色あるイベントに参加し、自衛隊への理解を深めてもらえるよう広報活動を行っていく。


操縦桿登場<長崎>


 長崎地方協力本部(本部長・佐々木昌貴1海佐)は3月20日、ボートレース大村(大村市玖島)において、第3水陸機動連隊(連隊長・髙田剛一1陸佐)、第16普通科連隊(同・土肥崇紀1陸佐)、第22航空群(群司令・山口大輔1海佐)と協同した「自衛隊ふれあいイベント」を実施した。

 長崎地本は募集広報ブースを出展し、ミニ制服試着体験やカプセルトイによるグッズ配布などを実施。中でも注目を集めたのは、第22整備補給隊(隊司令・石田良太1海佐)に製作を依頼した操縦桿等のコクピット周辺機器の体験コーナーだ。

 このコーナーでは、実物のヘルメットや救命胴衣の着用はもちろんのこと、廃棄予定の部品から見事に復元された操縦桿に触れて体験できるのが最大の特徴。子供たちは初め緊張した様子を見せていたが、次第に目を輝かせながら操縦桿を体験していた=写真。

 長崎地本は、今後もイベントにおいて、これまでのミニ制服試着体験や車両展示に加えて操縦桿を利用した広報活動を実施し、より多くの人に自衛隊の魅力を発信していく。


働く車支援<和歌山>


 和歌山地方協力本部(本部長・髙岡1陸佐)和歌山募案内所(所長・別所2陸尉)は4月13日、市駅グリーングリーンプロジェクトが主催する市駅前の賑わいつくり「はたらくクルマ2025~しえきのいま×しえきのにわ~」支援に参加し=写真=。「しえきのいま会場」、「しえきのにわ会場」の2個会場に予想以上の来場者約3千名が訪れ、イベントは大盛況となった。

 子供たちは「街を守っている車」や「災害に役立つ車」などの乗車体験、各業種の制服試着、会場を巡ってのスタンプラリー、大人も楽しめる懐かしい縁日や紙芝居、ハンドメイドマーケットやキッチンカーなどさまざまな催し物を楽しんでいた。

 和歌山募集案内所のブースでは、高機動車及び偵察用バイクを展示したほか、広報ブースを設置した。

 来場者からは「自衛隊の車両を間近に見ることができ試乗もできて、良い経験となった」、「隊員さんから自衛隊の活動などについて話を聞くことができとても良かった」などの感想が聞かれた。自衛隊ブースには約300名が来場された。

 和歌山募集案内所は、各機関と協力して地域のイベントに積極的に参加し、自衛隊の任務や活動への理解を深めてもらい、募集基盤の拡充に努めていく。


〝夢〟のコラボ <神奈川>


 神奈川地方協力本部厚木募集案内所(所長・明神忠雄3海佐)は4月19日、海上自衛隊と在日米海軍が共同使用する厚木基地を一般開放して開催された「日米親善春祭り」において募集広報活動を実施した。

 当日は夏を思わせる暑さの中、日米の航空機の地上及び飛行展示のほか、ステージイベントや飲食ブースの出店などが行われ、航空ファンや家族連れなど約6万2千人が来場した。

 神奈川地本ブースでは自衛隊の活動のパネル展示、募集相談コーナーを設置。県内各所から広報官が多数集結し、隊友会及び募集相談員の方々の協力も得て、採用制度説明などの広報活動を行った。

 また、海上自衛隊第4航空群の支援を得て募集対象者に対する新管制塔見学や広報資料館見学を実施し、航空管制の仕事について説明した。

 ブース内の募集相談コーナーは早々に満席となり、相談者からは「どのような仕事があるのか」、「体力に自信は無いが大丈夫か」、「休みは」などの質問のほか、「将来、自衛隊を受験しようと思っているが、どのような準備が必要か」、「入隊する場合、どのような種類があるのか」など入隊を見据えた質問も多数あった。

 広報官は一つ一つ丁寧に回答し、相談者からは「ぜひ、自衛隊を受験したい」「頑張って勉強する」など前向きな意見が聞かれた。

 応援に駆け付けた大谷神奈川地本本部長から直接説明を受けた相談者は、「悩みが解消した。来て良かった」と笑顔で話し、周囲の広報官がタジタジとなる場面も見られるなど、募集・相談コーナーは大きな盛り上がりを見せた。

 この日は神奈川地本キャラクター「はまにゃん」と「ボスにゃん」こと大谷本部長との〝夢〟のコラボも実現し、ブース周辺には多くの人が集まった。

 厚木募集案内所は、今後も自衛隊の認知度向上に努め、多くの方に自衛官を職業選択の一つとしていただけるよう募集広報活動を続けていく。


記念行事へ<熊本>


 熊本地方協力本部(本部長・矢野秀樹1陸佐)は4月13日(日)、北熊本駐屯地で行われた「第8師団創隊63周年北熊本駐屯地開設68周年記念行事」において、募集広報ブースを出展した。

 熊本地本は募集広報ブースにおいて、自衛隊説明、自衛隊パネル展示、当たりくじ入りガチャガチャ、制服試着体験及びオートバイ展示を実施した。

 ブースは終始長蛇の列ができる大盛況で、ガチャガチャでは多くの方が当たりが出ることを願い力強くハンドルを回していた。制服試着体験=写真=では、気に入った制服を試着してオートバイにまたがった姿や迷彩服を着用したくまモンのエアバルーンとの写真撮影を楽しんでいた。

 自衛隊説明には卒業後の進路を検討している学生や保護者らが多く訪れ、広報官がパンフレットを手に一人一人、懇切丁寧に説明した。訪れた学生の多くが積極的にアンケートに答え、自衛隊に興味を持っていることが見受けられた。

 一方、前日の4月12日は募集対象者と保護者31名を招待して募集ツアーを実施。参加者は観閲行進や戦闘訓練展示予行の見学、10式戦車、96式装輪装甲車の体験試乗を楽しんでいた。

 熊本地本は多くの入隊希望者を獲得できるよう本部長要望事項「任務の完遂」「明るく、楽しく、前向きに」の下、募集広報活動に邁進していく。





トウチとさくら

中央大で講話 <八王子>


 東京地方協力本部八王子地域事務所(所長・森3陸佐)は4月24日、中央大学において、防衛研究所国際交流企画官の石渡1空佐を招へいし防衛講話を実施した=写真

 「我が国の安全保障と防衛外交」と題されたこの講話は、石渡1空佐が北大西洋条約機構(NATO)日本政府代表部参事官兼防衛駐在官としての勤務やNATO国防大学への留学経験に基づく内容で、大学2年生を対象に、約1時間実施された。

 講話では、わが国の安全保障政策や防衛省・自衛隊の概要についての説明に加え、石渡1空佐がNATO本部において防衛駐在官としてさまざまな仕事の経験談を基に欧州におけるNATOの任務、戦略的位置づけ等についても説明。防衛外交の現場で起きている迫力のある内容を学生は興味深く聴講していた。

 質疑応答では、防衛政策や欧州安全保障、現地での生活まで幅広い分野での質問が寄せられ、それらに対し丁寧に分かりやすく回答した。

 講話の最後は平素における「防衛外交」の重要性、幹部自衛官として勤務することの魅力、キャリアパスの中でチャレンジする者には多くのチャンスがあることを強調した。

 八王子地域事務所は、今後も大学等での職業説明会や防衛講話等を通じて自衛隊の活動の認知向上を図り志願化を推進していく。

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