自衛隊ニュース

入間基地ランウェイウォーク2025
一般開放で約1万人歩く
写真=杉山司令を先頭にスタート
6月1日、航空自衛隊入間基地(司令・杉山公俊空将補)で、恒例のランウェイウォーク2025が開催された。昨年から基地を一般開放しており、今年は約1万人の参加者が約2キロの滑走路を思い思いに歩いた。20年前の初開催時に広報班長だった現監理部長の赤田賢司2空佐の号令を合図に、横断幕を持った杉山司令らが先頭でいざスタート。大型破壊救難消防車による放水アーチの水しぶきを豪快に浴びながら前進した。前日までの雨は上がり、気温が25度に迫る初夏の暑さ。参加者は涼を求めて、コース上に設置されたバス内休憩所と給水所、通称「ランウェイオアシス」で英気を養った。
エプロンでは、今年4月で退役したC‐1輸送機の特別塗装機やEC‐1電子支援訓練機等が地上展示された。また警備犬展示や入間修武太鼓演奏等にも多くの人だかりができていた。
春季演習場定期整備 <3施団>
高い施設技術とプライドで整備任務を完遂
写真=第14施設群による幹線道路整備(矢臼別演習場)
第3施設団(団長:鹿子島洋将補=南恵庭)は、5月8日から同年5月23日までの間、北海道大演習場(恵庭・千歳・島松地区)、矢臼別演習場等において、春季演習場定期整備を実施し、道内演習場の道場化推進に寄与するため、練成訓練で培った施設技術を最大限に発揮するとともに、DXの更なる推進を図りつつ所命の整備任務を完遂した。
本整備開始にあたり、団長は、融雪により荒廃している演習場を、各部隊が訓練最盛期を迎えるに先立ち、確実に復旧していくことが重要であることを踏まえ、「施設団たるプライドを持って高いレベルで任務を完遂」「指揮の要訣、部隊行動の実践」「適切な品質管理及び工程管理」「DXの推進」を要望事項とし、各部隊は団長要望事項を具現すべく、民生品の路盤強化資材等を積極的に活用して演習場の耐久性向上に取り組むとともに、ICT器材(衛星を活用した作業現場と指揮所間の映像伝送器材、マシンガイダンス付油圧ショベル)を駆使し、指揮幕僚活動及び工程・品質管理の効率性並びに施工の生産性を向上させ、装輪車道約261キロ、装軌車道約97キロの路面成形、溜めます浚渫690箇所、各着陸場整備及びズリ運搬等の整備を無事故で完遂した。
この間、南恵庭・岩見沢・幌別駐屯地モニターの皆様に整備現場を見学していただき、演習場の広域にわたり整備する部隊・隊員の真摯に感銘と興味を抱かれるとともに、自衛隊に対する理解促進及び信頼感の醸成に寄与した。