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写真=耐久レースで約70キロの重りを息を合わせて引く板妻チーム


板妻、米軍交流で挑む

日米決戦

ギャリソン・ゲームズ

6チーム参加し

 板妻駐屯地(司令・兜智之1佐)は7月10日、在日米海兵隊キャンプ富士において、キャンプ富士諸職種共同訓練センターの主催で行われた「ギャリソン・ゲームズ」に参加。米軍及び各駐屯地との交流を深め部隊の士気高揚及び友好関係の構築を図った。

 初開催となる本イベントは、軍隊式の訓練とオリンピックに着想を得たチームスポーツを融合した競技会でキャンプ富士をはじめ富士地区の各駐屯地(富士、滝ケ原、駒門、板妻、北富士)から計6チームが参加し、シミュレーターを使用した射撃、障害物レース、耐久力レース、サッカー、綱引き、玉入れの6種目を競い合った。

 身体及び精神的耐久力、部隊の結束力、戦略的チームワークが試されるとあって、体力自慢を結集した板妻チームは気合を入れて各種目に臨み、終始楽しみながら汗を流した。

 結果はキャンプ富士が圧勝した。共に汗を流したチームは双方の健闘を称え合い、最後はハイタッチや固い握手で友好関係を深め、ゲームの幕を閉じた。


富士で玉入れ大会

群馬県人会が制す

 陸自富士学校・富士駐屯地(富士学校長兼富士駐屯地司令・兒玉恭幸陸将=当時)は5月13日から6月19日まで、「駐屯地県人会対抗横取り玉入れ大会」を開催した。

 富士駐屯地には全国47都道府県から約2千名の隊員が集まっている。令和6年9月に県人会を発足。県人会で編成された1チーム10名の各県の代表選手が県の名誉をかけ熱戦を繰り広げた。

 横取り玉入れというのは運動会などの種目にある玉入れをアレンジしたもの。玉を入れるだけでなく、対戦相手のかごの下で虫網を持った自チームの隊員1人が相手チームの投げて外れた玉を拾う。拾った玉も得点となり、かごに入った玉との総数で勝敗が決まる。

 勝敗のカギは、一度にたくさんの玉を投げ入れる精度と、外れた玉を拾い集め投げやすいように集める人などの役割分担。相手の陣地で玉を横取りする隊員の獲得した玉も侮れない。

 1回戦、2回戦と、自分達の戦い方をチームの一人一人に徹底し、連携の取れた団結の強い県人会が勝ち進んだ。6試合を勝ち抜いて群馬県人会が優勝の栄冠を手にした。

 富士駐屯地には11個部隊が駐屯し、同じ部隊・職場以外では話すことや出会うこともなく駐屯地を後にする隊員もいた。

 指揮系統や業務系統だけではなく、新たな県人会という関係により、ストレス発散や悩みの相談などができる横のつながりが構築できた。このつながりを大切にし、富士駐屯地は引き続き働きやすさと働きがいのある駐屯地を目標に職務に邁進していく。


五輪金メダリストが講話

レスリング女子62キロ級の元木さん

<3術校>

 海自第3術科学校(学校長・大塚裕孝海将補)は6月27日、パリ五輪・レスリング女子62キロ級金メダリストで育英大学助手の元木咲良選手を招き講話を行った。

 同校での元木選手による講話は2回目。前回は部隊等の体育指導者を対象として行ったが、内容が非常に好評であったことから、今回は対象を広げ学校職員及び下総航空基地で勤務する隊員に対し講話した。

 元木選手は、「逆境を糧に」をテーマにレスリングを始めたきっかけからパリ五輪で金メダルを獲得するまでを熱く語った。けがや手術を繰り返しながらも、挫折を糧に奮闘して自己の弱点を克服し五輪に臨んだことや恩師や家族とのエピソードなどを、ユーモアを交えて伝えた。

 最後は元木選手の父でシドニー五輪レスリング63キロ級日本代表でもある第3術科学校体育科長、元木1尉から「自分の夢を娘が叶えてくれた」と涙ながらの言葉があり、会場は感動に包まれた。

 参加者からは「地道な努力と前向きな姿勢に感動した」、「逆境に対する新たな見方を学んだ」などの感想が聞かれた。


20普連、持続走競う

 第20普通科連隊は6月18日、神町駐屯地において「令和7年度連隊持続走競技会」を実施した。

 競技会は、隊員の任務遂行に必要な基礎体力の強化を図ることを目的に「AKA(安全・健全・安心)」の実践及び「JFK(事故・紛失・けがなし)」の実施要領に基づき、企画統制部(通信・安全班・救護班等)と各中隊が認識を統一し、安全かつ円滑な運営のもとで開催された。

 最高気温35度の猛暑日の下、隊員たちは暑さに負けじと気迫あふれる走りを見せ、歯を食いしばりながら全員が最後まで諦めず、日頃の錬成の成果を発揮し5キロを駆け抜けた。競技中、中隊応援者からの気持ちのこもった声援・拍手等を力に変え、一致団結して勝利を目指す姿が特に印象的であった。

 競技参加者、応援者そして各勤務員等、全隊員がそれぞれの任務を全うし、一件の事故もなく無事に競技会を終えることができた。


4普連、親睦ゴルフ

 第4普通科連隊(連隊長・小林1佐)は6月29日、札内第2第3パークゴルフ場において、第4普通科連隊OB会(会長・鬼塚英喜氏)と恒例の令和7年度春季連隊OB会親睦パークゴルフ大会及び懇親会を実施した。

 OB会員16名、連隊長以下現職隊員20名の総勢36名が参加。当日は晴天に恵まれ絶好のパークゴルフ大会日和となった。

 参加者たちが難しいコースに悪戦苦闘しながらも終始笑顔と笑い声に包まれるなど、例年以上の盛り上がりを見せた。

 大会終了後、実施された懇親会においてはOB会員の現職時代の思い出話に花を咲かせるなど、さらなる親睦を深めた。

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