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銃剣道〝夏の陣〟
彬子女王殿下ご観戦
写真=女子優勝者に賜杯を贈られる彬子女王殿下
銃剣道〝夏の陣〟の覇者決まるーー。春の優勝大会(団体戦)に続く、剣士日本一を決める「第33回全日本銃剣道選手権大会」と「第1回全日本女子銃剣道選手権大会」、さらに若手選手を対象とした「第56回全日本青年銃剣道大会」が8月7、8の両日、東京都千代田区の日本武道館で開催された。選手権は西村健陸曹長(普教連)、女子選手権は里麻衣3陸曹(16普連)、青年大会1・2部はともに16普連(大村)がそれぞれ制した。
西村曹長「Ⅴ2」
中谷大臣も視察
選手権
大会初日には中谷元防衛大臣、荒井正芳陸幕長も視察に訪れ、開会式で激励の言葉を贈った。
中谷大臣は「銃剣道は古来の武道であり、自衛隊の戦技でもあります。瞬時に実行できる力は訓練をしていないと発揮できません。日々の訓練の中にそうした力が含まれています」と、さらなる練磨を求めた。
荒井陸幕長は「日頃の鍛錬の成果を存分に発揮され正々堂々、力強い戦いを繰り広げられることを期待します」と励ました。
番匠幸一郎全日本銃剣道連盟会長(元西方総監)は「勝利を追求することは当然だがそれよりもっと大事なことは、礼節を重んじ、相手を敬うこと。美しく堂々とした武道の精神を体現する素晴らしい試合を見せていただきたい」と述べた。
男女の選手権大会では、一瞬も目を離せない試合が続いた。
選抜された「錬士六段」以上の強豪65人が全国から集った選手権大会は、前回優勝の西村曹長らが接戦を勝ち上った。
準決勝には、村上浩隆3陸曹(26普連)、野田峻祐さん(本間道場)、井下佑也2陸曹(12普連)、西村曹長が進出した。
準決勝第1試合は、村上3曹が延長戦、野田さんに上胴を決めて勝利。同第2試合は、西村曹長が同じく延長戦、井下2曹から上胴で一本を奪った。
村上3曹と西村曹長との決勝は、西村曹長が上胴で一本を奪い勝利。試合後、「(普教連の)皆さんのご協力のおかげで集中して大会に臨むことができた」と謝意も語った。
里3曹制す
一方、女子選手権は森川友紀子3陸曹(普教連)、今澤美紗貴3陸曹(同)、糸原心温さん(鳥取県立武道館)、里3曹が4強へ。
森川3曹と里3曹の決勝は、お互いにのどで一本を奪い合った後の延長戦、里3曹が上胴で一本を奪い、接戦を制した。
賜杯贈られる
大会2日目には三笠宮家の彬子女王殿下も来場され観戦された。同女王殿下、また皇族の方が来場されるのは大会史上初めて。
武道に関心を持たれる女王殿下。番匠会長の説明を受けながら、各試合を熱心にご覧になられた。
閉会式では、「選手の皆さんにはこれからも引き続き努力を重ね、技を磨いていただけたらと思います。日頃の成果が出られた方、思うような結果が出なかった方、それぞれおられると思いますが、すべての選手の皆さんには今大会に出場されたことを誇りに思い、大切に心にとどめていただけたらと思います」とあいさつされた。
また、女子選手権を制した里3曹に第1回目となる「彬子女王杯」を手渡された。
【成績】◇全日本銃剣道選手権①西村健陸曹長(普教連)②村上浩隆3陸曹(26普連)③野田峻祐さん(本間道場)、井下佑也2陸曹(12普連)
◇全日本女子銃剣道選手権①里麻衣3陸曹(16普連)②森川友紀子3陸曹(普教連)③今澤美紗貴3陸曹(同)、糸原心温さん(鳥取県立武道館)
◇青年大会▽1部①16普連②日本原③普教連A、豊川A▽2部①16普連A②40普連③1普連、44普連A
16普連〝2冠〟
青年大会
3人制団体戦で競われた青年大会の1部(24歳~26歳)は決勝で16普連と日本原が対戦。
先鋒戦を落としたが中堅北将太朗3陸曹が2‐1で判定勝ち、大将山口楓太3陸曹も上胴への連続突きで一本を奪い優勝を決めた。
2部(24歳未満)決勝戦は、16普連Aと40普連(小倉)が対戦。先鋒小田博飛陸士長と続く中堅小池要陸士長がともに勝利し、2‐0で競り勝った。
1部で16普連チームを率いた監督の薗田泰之2陸曹は、「(昨年大会は)決勝で負けていた。臥薪嘗胆の思いで臨んだ」と語った。