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国分駐屯地にコンビニがオープン

緊急事態時の支援で協定を結ぶ

写真=村山駐屯地司令(中央左)、九鬼常務理事(同右)、髙山業務隊長(右端)及びローソン南九州の中川社長(左端)によるテープカット


 国分駐屯地(司令・村山正人1陸佐)は5月7日に、ローソン国分駐屯地店の新規開店に先立ち、その運営を委託する一般財団法人防衛弘済会(代表理事・田原義信氏)との間で緊急事態時の商品販売等に係る支援について覚書の締結式を行った。

 覚書にはローソン国分駐屯地店の営業方針である駐屯地所在部隊の隊務に合わせた臨時営業や拡大営業に加え、緊急登庁時に預かる子供たちの食料やオムツ等、子供関連商品の確保、臨時発注及び販売、通過部隊等支援時における営業時間の延長、これらを達成するために駐屯地から可能な限りの支援の実施などの相互支援態勢の構築が盛り込まれた。

 締結式に参加した同会の九鬼東一常務理事は、「非営利団体である防衛弘済会として、利益の還元により隊員の皆様の福祉増進を図るとともに、災害等緊急事態における拠点駐屯地の機能維持に全力で対応したい」と述べられた。

 続くローソン国分駐屯地店のオープニングセレモニーでは、村山駐屯地司令、九鬼常務理事に加えて国分駐屯地業務隊長の髙山2陸佐、株式会社ローソン南九州の中川社長によるテープカットが行われ、隊員が待ち望んだ銀行ATM、収納代行及び各種チケット販売等を備えたフルスペックのコンビニ店が営業を開始する運びとなった。駐屯地は「隊員のニーズを把握しつつ、部隊の行動に合わせた柔軟な営業時間と従業員配置により合理的な店舗運営ができるよう業務隊を通じて調整を行う」との駐屯地司令の言葉のもと、相互支援態勢による作戦基盤の強化を図っていく。

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