自衛隊ニュース

ゲッキーのイラスト

2普連隊員、激走
全自陸上で

村瀬3曹(5千)Ⅴ、朝賀2曹(1万)2位

写真=5千メートルで先頭を走る村瀬3曹


 第2普通科連隊持続走訓練隊(監督・朝賀勇也2陸曹)は6月19日、朝霞駐屯地陸上競技場において実施された「第29回全自衛隊陸上競技大会」に参加した。

 前日からの30度を超える猛暑により、6月とは思えない天候の中大会は開催された。天候を考慮し一部スケジュールなどが変更され選手たちは対応に追われたが、そこは経験豊富な持続走訓練隊である。選手たちは気負うことなくいつも通りの表情でスタートラインに立った。

 最長種目の1万メートルには監督・朝賀2曹(2中)が参加。終盤までもつれるレース展開だったが、惜しくも2位となった。

 5千メートルには3選手が参加。終始トップ集団に3名がいるレースとなった。ラスト2千メートルから村瀬3曹(1中)がロングスパートをかけそのまま独走し見事優勝。3位には佐原士長(重迫中)が入賞した。

 800メートルには張戸士長(3中)が参加。スタートから激しい接戦を見せ見事3位入賞を果たした。

 今大会は、いつもよりも練成時間が取れない中での参加だったが、選手たちはその時間を有効に使い成果を十二分に発揮した。

 大会後、8月に静岡県で行われる「富士登山駅伝」に向けて、選手たちは再び走り出した。

さくらんぼマラソン 走る

神町駐屯地

写真=力走する若松師団長(手前)


 神町駐屯地(駐屯地司令・山本陸将補)は6月1日、東根市が主催する「第22回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」を支援した。

 神町駐屯地を発着点に東根市の果樹地帯を駆け抜ける東北最大級のマラソン大会のひとつで、約9500人のランナーが出走した。

 天候が心配されたものの、当日は太陽が透けて見えるうっすらとした曇り空の下、山本駐屯地司令がスターターを務めた5キロの部を皮切りに3キロの部、ハーフマラソンの部、10キロの部と行われ、若松師団長をはじめ、多くの隊員が今年もランナーとしても参加した。

 マラソンコースでは中学生らが冷えたさくらんぼ等を配るコーナーが設けられ、山形の旬の味を楽しみながら駆け抜けた。

 駐屯地営庭のメイン会場では軽装甲機動車、偵察用オートバイの装備品展示を行い、開会式前から親子連れなどでにぎわっていた。

 野外炊事車で自衛隊特製カレーを約500食炊事し地元の中学生が配布するなど、地域と連携した広報活動も実施した。


安達太良山山開き支援

第44普通科連隊

写真=登山者の状況を確認する隊員


 第44普通科連隊(連隊長・南利1佐)は5月18日、二本松市(安達太良連盟)が主催する「第71回安達太良山山開き」を支援した。

 安達太良山は福島県中部にある標高約1700メートルの活火山で、日本百名山の一つとして親しまれ、東北で4年連続の登山者数1位を獲得している。

 本格的な夏山シーズンを前に、第44普通科連隊は2コース4個組に分かれ、登山コース上の安全確認及び通信手段を確保し、山開きに参加した登山者を一件の事故もなく山頂まで誘導した。

 また、登山口では自衛隊車両(高機動車)及び救急車(通称アンビ)を展示し、多くの登山者は記念撮影などを楽しまれた。

 今年は、例年より残雪が多かったが県内外から訪れた約2100人の登山者でにぎわった。

トレイルラン大会の
ボランティアに参加

中嶋なつみ士長
7空団会計隊(百里)

 私は4月27日、石岡トレイルラン大会のボランティアに個人として参加しました。

 朝5時半から荷物預かり所の準備を実施。その後、走者が間違えないように誘導するため、標高340メートル付近まで約3キロの走路を登り、最終走者を見届けてから下山、完走特典のいちご食べ放題の提供準備をするという目まぐるしい1日でした。

 昨年は走者として参加しましたが、今年は裏方として参加し、大会はいろいろな人たちの協力があって初めて成功させることができることを深く知ることができました。

 今後はこの経験を生かして、広い視野で物事を見ることができるようにしたいです。

 いちごをおなかいっぱい食べたい方は来年、大会に参加してはいかがでしょうか。

 おいしいいちごが待っていますよ!

全自バスケ中方大会で初の優勝

主将として率いる
廣部太志3曹(33普連=久居)

 私は平成20年に自衛隊に入隊し、この久居駐屯地に所在する第33普通科連隊の重迫撃砲中隊に配属されました。同時に久居駐屯地バスケ部に入部し、続けていく中でキャプテンとなり、牽引する立場になりました。これまでバスケ部の戦績としては、中方予選で準優勝や3位になることはあったものの、優勝まではあと一歩及ばず悔しい思いをしていました。

 また、昨年の中方予選では初戦敗退で入賞することができず、心が折れそうになりましたが、私よりもはるかに年上の先輩たちや一回り以上年下の後輩達に支えられ、一緒に「初優勝」を目標に掲げてこれまで以上に練習を重ねました。

 満を持して4月29日から善通寺駐屯地において中方予選が開催され、久居駐屯地は豊川駐屯地と混成チームで参加しました。信太山との初戦は、終始久居のペースで試合が進み、勝利することができました。

 準決勝は昨年敗れ海田市との試合でした。序盤はペースを奪われ先行されましたが、試合終盤に逆転に成功し、昨年のリベンジを果たすことができました。

 決勝は善通寺との試合でした。開催駐屯地とのこともあり、すごく勢いのあるチームであり、終盤まで競り合いが続き、シーソーゲームとなりました。ベンチで声を枯らしながら応援している選手も一丸となって〝攻撃〟し、勝ち越したまま試合終了のブザーが鳴り、見事優勝することができました。

 今回初めて優勝することができたのも練習や試合に向けての勤務調整に協力してくれた各中隊及び連隊本部の仲間、長期休暇中の大会にも関わらず快く送り出してくれた家族、こんな頼りないキャプテンを信じて最後まで一緒に戦ってくれた部員のみんなのおかげだと思っています。

 2月に開催予定の「全国自衛隊バスケットボール大会」に参加予定ですが、この勢いのまま一つでも多く勝利し、久居駐屯地バスケ部の名を全国に轟かせたいと思います。

紙面一覧
紙面一覧
close