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写真=ゴールする出場隊員(第6即応機動連隊)
6即連、網走マラソン支援
第6即応機動連隊(連隊長・中津健士1佐)はこのほど、「オホーツク網走マラソン大会」の大会本部及び競技運営を支援し、円滑な大会運営に寄与した。
大会本部を支援する通信統制組はゴール地点の大曲湖畔園地内にある大会本部に通信所を開設し、先導車及び最後尾車の位置確認、中継組は通信所と先導車及び最後尾車との中継を実施した。
また、競技運営支援として、先頭の選手を誘導する先導車、棄権者の収容を実施する最後尾車の支援を行い、選手の安全な誘導及び収容について約6時間にわたり支援した。
連隊からも連隊長を含む多くの隊員が出場し、秋晴れの下、日頃の練成の成果を発揮した。
本大会支援を通じて、網走市をはじめ道内外の方々と交流を深めるとともに、自衛隊への信頼感の醸成を図ることができた。
世界ベテランフェンシングで7位に
防衛装備庁・海江田事務官
日の丸背に挑む
「世界ベテランフェンシング選手権」が11月12~20日、中東のバーレーンで開催され、防衛装備庁(市ヶ谷)技術戦略課長の海江田達也事務官(49)が日本代表として男子エペ40代の部の個人戦と、同40・50代の部の団体戦に出場。団体戦で7位に入る健闘を見せた。
WLBも〝実践〟す
マスターズ世代を対象に世界各国から精鋭選手が集った大会で、海江田事務官が「日の丸」を背負って戦い、日本チームの団体戦7位入りに貢献した。
海江田事務官は東京・開成高校でフェンシングをはじめ、東京大学、さらに平成12年4月に防衛庁(当時)に入庁した後も競技を続けてきた。
母校東大や、自身が続けるフェンシング全3種目のうちのエペ(頭からつま先まで全身への攻撃が有効)に特化した社会人クラブなどで多忙な仕事の合間を縫って練習を継続。4~7月に国内で計3回実施された選考会で上位入賞し、日本代表に選ばれていた。
「外国人選手のレベルが分からず、どれだけ通用するか不安はあった」が個人戦を互角に戦い終え(59人中30位)、「全く歯が立たないわけではない」と手応えを得た。
個人戦の2日後に行われた団体戦(1チーム3人、リレー方式で各選手3回ずつ計9試合=1試合・3分間=行う)は、持てる力を出し切った。
カザフスタンとの2回戦は、計3回の試合を全勝。準々決勝のアメリカ戦も2試合目で6点差をつけられていたトータルスコアを逆転させるなど、チームを勢いづけた。
チームはアメリカに35‐45で惜敗。ドイツとの順位決定戦(5~8位)も及ばず7位で終えた。
防衛省も推奨するワークライフバランスも実践した海江田事務官。初めての世界大会出場を終え帰国後、「実力を出し切れた」と振り返るとともに、「仕事や家庭の都合がつけば、またチャレンジしたい」と再びの出場を見据えた。
T4など展示で魅了
芦屋航空祭
写真=迫力の展示飛行を見せる「レッドドルフィン」
「航空自衛隊芦屋基地航空祭」が10月5日、同基地で開催され、約1万2千人の来場者が空の祭典を楽しんだ。
天候は曇りだったが、第13飛行教育団の赤白塗装のT4練習機「レッドドルフィン」、海上自衛隊小月教育群の「ホワイトアローズ」、民間の「ウイスキーパパ」等による飛行展示は迫力満点で、灰色の空を切り裂くように飛ぶ機体に歓声が上がった。
一方地上では、体験できるアトラクションや訓練等の展示が行われた。中でもT4練習機のコックピット体験は大人気で、学生から機体の説明を受けてコックピットに乗り込み、つかの間のパイロット気分を味わっていた。
自衛隊車両の遊覧走行では、駐機場の近くまで往復する経路でT4に最接近すると各搭乗者は写真撮影に興じた。ペトリオットの機動展開デモでは、指揮官の号令の下、一斉に動き出した隊員によって迅速に機動展開が完了した。
航空学生によるファンシードリルでは、遠賀4町の役場職員から募った一日基地司令を栄誉礼で迎え入れた。一糸乱れぬ縦横無尽の集団行動に来場者は酔いしれ、日頃の訓練の成果が存分に発揮できた展示となった。
プログラムはほぼ定刻通りに消化され航空祭は無事終了。芦屋基地と航空自衛隊の魅力を十分に味わえる空と人をつなぐ貴重な一日となった。