自衛隊ニュース
「感謝の気持ちを形にしたかった」
グアムで台風被害復旧ボランティアを実施
<航空総隊>
写真=多くの隊員が復旧支援に参加した
米国主催多国間訓練「ヴァリアントシールド2026」に参加するため、グアムに展開していた航空総隊の部隊(航空総隊司令部、第7航空団、第8航空団及び第4高射隊所属隊員)が、台風被害を受けた宿泊先ホテルの復旧支援を目的としたボランティア活動を実施し、ホテル運営企業から感謝の意を示すお礼状を受け取った。
部隊が宿泊していたホテルは7月6日、台風9号の通過により施設周辺にがれきや飛散物が散乱するなどの被害を受けた。訓練隊准曹士先任の発案により自主的にボランティア活動を計画し、ホテル敷地内のがれき撤去や清掃、資材の整理などの復旧作業を実施した。活動には多くの隊員が参加し、ホテル従業員と協力しながら施設周辺の環境整備を実施。作業を通じて早期復旧に貢献したほか、現地関係者との交流も深まった。
運営企業会長からお礼状
後日、ホテル運営企業である株式会社HIS代表取締役会長の矢田素史氏(防大28期、陸自OB)から隊員が所属する各部隊指揮官へお礼状が届いた。そこには、「ご宿泊いただいた隊員の皆様が自発的に、台風一過後の瓦礫の後始末や後片付けをしていただいたとの報告を受けました。大切な訓練という任務の傍らに、私どもの施設の整備をしていただいたことは誠に感謝の念に堪えません。自衛隊OBとしても誇りに思ったところです」と丁寧な感謝の言葉が記されていた。
本活動を主導した訓練隊准曹士先任(第7航空団飛行群准曹士先任)中山准尉は、「お世話になった施設関係者への感謝の気持ちを形にしたかった。賛同して活動に参加していただいた隊員にも感謝ですし、少しでも復旧の役に立てたことをうれしく思う」と振り返る。今回の活動は、隊員の感謝の気持ちの表れであり、航空総隊は、引き続き感謝の気持ちを忘れず、訓練を通じた戦術技量の向上、同盟国・同志国との連携強化に取り組んでいく。