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学校・学院で入校式おごそかに

「一日一日」を大切に

体育学校入校式

写真=決意を述べる65期特別体育課程の新規入校生


五輪金メダリスト、濵田1尉エール

<体育学校>

 五輪を頂点とする国際大会での成果獲得を目指す自衛隊体育学校(学校長・江頭豊一陸将補=朝賀)第2教育課の「第65期特別体育課程入校式」が4月11日、同校の三宅記念体育館で行われ、新規入校生36人を含む165人が健闘を誓った。

 静寂の中、学生長の小笠綾乃1陸尉(射撃班)の力強い申告の声が響いた。

 第2教育課隷下の11個班(レスリング、ボクシング、柔道、射撃、ウエイトリフティング、アーチェリー、陸上、水泳、近代五種、カヌー、女子ラグビー各班)の学生たちの名が一人一人、監督によって呼ばれ、立ち上がって「はい!」と答えた。

 江頭学校長は式辞で「これからたくさんの壁にぶつかると思うが、失敗を恐れることなく挑戦する気持ちを常に持ち続け、大きく成長してもらいたい」と激励した。

 先輩あいさつは東京五輪(2021年)の柔道女子78キロ級金メダリスト、濵田尚里1陸尉が務め「一日一日を大切に過ごし、皆さんの夢や目標に向かって充実した競技生活を送ってください。体育学校での競技生活が実り多いものとなることを願っています」と短く、しかし真心こもった言葉を贈った。

 第2教育課は、東京大会(1964年)から前回のパリ大会(2024年)まで、五輪15大会で計28個(金11、銀8、銅9)のメダルを獲得。2年後のロサンゼルス大会での成果獲得を大きな目標に掲げている。


74期指揮幕僚課程

<海自幹部学校>

 海上自衛隊幹部学校(学校長・羽渕博行海将=目黒)で4月3日、「第74期指揮幕僚課程」が行われ海自30名、陸自と空自からの交差学生が各1名、豪州、韓国、タイ、シンガポール、米国からの留学生がそれぞれ1名、計37名が入校した。

「柔軟思考大切に」

 海上自衛隊横須賀音楽隊の中川麻梨子3海曹による国歌独唱に続いて、学生任命が行われた。羽渕学校長は式辞で「学生としての本分をわきまえさまざまな学習の機会を捉え、十分にそれを活用し、幅広い分野の知識を貪欲に吸収し、自己の資質を飛躍的に向上させてほしい」と求めた。

 國見泰寛海上幕僚副長は齋藤聡海上幕僚長の訓示を代読し、本課程の指標として「変化に適合し得る知的活動の原点を確立せよ」、「指揮統率について深く研鑽せよ」の2点を要望。「大局的視点を失わず柔軟な思考を大切にしてほしい」と述べた。

 海自の指揮幕僚課程(通称CS課程)は3佐または1尉を対象に上級指揮官、幕僚の育成を目的として約1年間、目黒の幹部学校で行われる。


51期「准看護師」生

<札幌病院>

 自衛隊札幌病院准看護学院(学院長・本間健一1陸佐)は4月2日、北部方面総監部医務官、北部方面衛生隊長等のご臨席を賜り、第51期初級陸曹特技課程「准看護師」の入校式を挙行した。入校学生27名(男性12名、女性15名)は力強く申告を行い、准看護師たる衛生救護陸曹となるべくスタート地点に立った。

 学院長は式辞で「入校に当たり、将来に期待し支えてくれた方々への感謝を忘れず、これから2年間のさまざまな困難にも同期の絆を大切に一致団結して乗り越えてほしい」と述べられ「学院一丸」「日々前進」の二つを要望した。

「妥協せず挑戦を」

 病院長(菊池陸将)は訓示で、「自主的に学べ」「果敢に挑戦せよ」の二点を要望。一点目の「自主的に学べ」は「衛生救護陸曹として活躍を期待される中で、仲間の命に関わる任務に従事するとの覚悟を持ち、受け身になることなく自主的に勉学と訓練に励んでもらいたい」。二点目の「果敢に挑戦せよ」は「困難や試練に直面しても初心と目的意識を忘れず、妥協せず挑戦し続けることが大切、若いうちは失敗を恐れず取り組める時期であり、その姿勢を持ち続ければ必ず成長するはずである。いかなる任務にも即応・完遂できる衛生救護陸曹になることを期待する」と述べた。

 来賓を代表して北部方面総監部医務官(佐藤1佐)は、「一人一人が常に仲間を思いやり助け合いながら互いに切磋琢磨し、2年後に同期とともに成長し頼もしい衛生救護陸曹となって巣立っていくことを楽しみにしています」と祝辞を述べられた。

 学生27名は切磋琢磨しながら知識と技術の習得に励むとともに、仲間を思いやる心と誇りを備えた衛生救護陸曹を目指し、一致団結して教育に臨む。


72期生決意新たに

<高工校>

 陸上自衛隊高等工科学校(学校長・星指𠮷見陸将補)は4月7日、吉田真次防衛大臣政務官の御立会の下、坂本大祐大臣官房政策立案総括審議官、徳永勝彦陸上幕僚副長等、部内外から多数の来賓の御臨席を賜り第72期生(328名)の入校式を挙行した。

 全国各地から武山の地に集まった新入生は、着校からわずか1週間で堂々たるたたずまいとなり、ご家族の中にはその姿に涙を流す方も見られた。

 式は国歌斉唱に続いて任命・申告・宣誓と進み、宣誓では、新入生代表の奈良光規(こうき)生徒の力強く、頼もしい声が講堂に響き渡った。

 学校長は式辞で「自衛隊員としての自覚を持て」、「日々目標を立て、達成できるよう努力せよ」、「お互いを尊重し思いやり、同期生としての友情を育め」の3点を要望。新入生の心に深く刻み込まれた。

 吉田政務官からは「我が国の防衛という崇高な任務を志し、高等工科学校を選択されたことに深く敬意を表したい。皆さんの大切な人を守ることができる陸上自衛官としての礎を、しっかりと身に付けてもらいたい」との訓示を頂いた。

 学校グラウンドで在校生による歓迎パレードも披露され、晴れの門出に花を添えた。