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写真=スペイン・カンフランクの広大な大地を走る川崎曹長
日本代表、山岳走の世界選手権で
普教連の川崎曹長
スペインの地力走
過酷なレース走破
スペインのカンフランクで9月25~28日に開催された「トレイル&マウンテンランニング世界選手権2025」に富士教導団普通科教導連隊(滝ヶ原)の川崎雄哉陸曹長が出場。ロングトレイル種目(距離81・2キロ、累積獲得高度5413メートルD+)に挑み、過酷なレースを走破した。
川崎曹長は4月25日に静岡・山梨県で開催された「MtFUJI100」の100メートルi(総距離160キロ)に出場し、第3位(日本人選手1位)の成果収めている。
昨年行われた選考レースの結果で日本代表選手に選出され、日本トレイルランニング協会の依頼を受け、本大会に出場した。
川崎曹長は走破後、「8月のけがの影響で万全の状態で走れず目標の結果に届かず残念だったが、年々向上している世界のレベルを実感し、次のステップへの指標ができた」と語った。
さらに「今回の経験を後輩たちに伝えるとともに次のレースにつなげていく」と意欲を示した。
陸幹候校生
高良山駆く
陸自幹部候補生学校(学校長・香川賢士陸将補)は9月12日、第106期一般幹部候補生(防大、一般大卒)課程の約400名に対し、本校伝統行事の一つの高良山登山走を実施した。
湿度92%の厳しいコンディションの中、8コ組に分かれて駐屯地をスタートした。
候補生は日頃の練成の成果を十分に発揮し、学校から高良大社までの距離5・6キロ、標高差156メートルのコースを全員合格を目指して激走した。
競技の結果、全員合格とはならなかったが、全員が最後まで諦めず完走を果たした。
猛暑の続く過酷な練成期を区隊一丸となって乗り越えた。共に励ましあい助け合い、高良山登山走を通じて、候補生の個々の気力、体力の充実はもとより、区隊の団結がより一層強化された。
この登山走に際して、幹部候補生学校OB会、隊友会、家族会、偕行会、候補生家族等約80名の激励を受けた。
牧草ロールで全速前進
6即連隊員
男子は優勝も
第6即応機動連隊本部管理中隊、第1普通科中隊、火力支援中隊の計4チームはこのほど、北海道大空町で開催された「第43回ノンキーランドふるさとまつり」のメインイベント「第36回ロール転がしどってん酷」に参加した。
参加したのは本部管理中隊「コブラツイスト」(監督・中村佳祐2曹)、第1普通科中隊「たけし軍団」(監督・菅原敏弘2曹)、火力支援中隊「ファイヤーサポート」、「ファイヤーサポートレディース」(監督・工藤恭太2曹)。
競技は4人1チームとなり、男子の部は重さ400キロ、女子の部は同300キロの乾燥牧草ロールを転がし、高さ91センチの障害物を乗り越えながら片道40メートルのコースの往復タイムを競う。男子の部に13チーム、女子の部に11チームが参加した。
個々のロールには特有のクセがあり、ただ押すだけではまっすぐに進まず、コースアウトするチームが続出するなど一筋縄ではいかないレースが続いた。
4チームは応援に駆け付けた多くの隊員の熱い声援も力に変え、「たけし軍団」チームが見事、男子の部で優勝した。
第6即応機動連隊は積極的に地域の行事に参加し、「愛される駐屯地」を目指して更なる信頼関係の強化に努めていく。
趣味はサーフィンです
普天間綾乃3曹
(33普連=久居)
私の趣味は、サーフィンです。昨年5月頃、友人と三重県内のサーフィンスクールに行ったことが始めたきっかけです。
サーフィンスクールでは、浅瀬で波に乗りました。その時は一回も転げずにボードに立つことができて、意外といけるかもと思っていました。それから何回か通い、遂にマイボードを購入しました。しかし、マイボードに乗るようになってからは、今までできていたことが全くできなくなっていて苦戦しています。それが悔しくて絶対に乗ってやるという気持ちが湧いてきました。
サーフィンの魅力は、何といっても自然と向き合えるところです。朝早くから海に行って波の音を聞きながら準備している時間が大好きです。自然はいつも変化しているので、同じ波は二度ときません。その一瞬の波を捉えてボードに立てた時の気持ちは言葉では言い表せないほど最高な気分です。
思い通りに波に乗れないことの方が多くて、挫けそうになった時もあります。それでも「またやりたい」と思わせてくれるのがサーフィンです。
まだまだボードの上にしっかりと立つことすら難しい初心者のレベルですが、それでもこの新しい趣味に出会えて良かったです。これからも練習を重ねて、いつかはかっこよく波に乗れるようになりたいです。