自衛隊ニュース

ゲッキーのイラスト

防衛ホーム
スポーツ部

写真=エースの走りを見せた8区高坂3曹


留萌、雪辱の3位入賞

富士登山駅伝

 第26普通科連隊(連隊長・小川1佐)の留萌自衛隊持続走訓練隊(以下「留萌チーム」)は8月3日、静岡県御殿場市で行われた「秩父宮記念第50回富士登山駅伝競走大会(自衛隊の部)」に参加した。

 大会は御殿場競技場と富士山頂を往復する11区間48・19キロを6人でたすきをつなぐ。山頂区間(6区)を除く5区間は、1人が往路・復路を走るため「日本一過酷な駅伝レース」と言われている。

 留萌チームは、昨年惜しくも第4位の成績で、今大会は第3位以上を目標に掲げ、ベテラン隊員から若手隊員まで一致団結して大会に臨んだ。富士登山駅伝大会留萌市後援会(会長・中西市長)の大応援団も現地に駆けつけ、各選手に声援を送り鼓舞した。

 レースは往路で2位、3位の一進一退の攻防を繰り広げて現地の応援団や留萌で応援する隊員を歓喜の渦に包み込んだ。復路でも勢いそのままに圧巻の走りを見せ、昨年の雪辱を果たし第3位の成績を収めた。

 訓練隊は訓練に専念させてくれた部隊や応援してくれた地域の方々に感謝しながら、さらなる高みを目指して再び走り始めた。



34連隊は支援と、参加も

 第34普通科連隊(連隊長・兜智之1佐)は8月3日、御殿場市で行われた「第50回富士登山駅伝競走大会」を支援した。

 本大会は御殿場市陸上競技場から富士山頂を折り返し、再び競技場を目指す距離48・19キロ、標高差は世界一の3199メートルを誇る駅伝。同大会を本部管理中隊長以下約100名が通信、人員輸送、救護、誘導補助等により支援した。

 当日は全国から一般及び自衛隊の計100チームが参加。高低差のある11区間をチームの名誉をかけてたすきをつないだ。

 支援に参加した隊員たちは選手の健闘を祈りつつ各種支援を積極的に行い、円滑な大会運営に寄与した。連隊の持続走チームも参加し、自衛隊の部で26チーム中16位だった。



水泳・持続走競技会で

佐教学生 心身鍛う

 佐世保教育隊(司令・宇都宮俊哉1海佐)は8月20日、第23期一般海曹候補生課程学生、第387期及び第73期練習員課程学生(女性)の水泳競技を実施した。

 教育隊修業を目前に控えた学生たちにとって、約4カ月間の鍛錬の成果を発揮する最後の競技会であり、会場内は学生や職員の大声援の中、選手は激闘を繰り広げた。

 各分隊及び班ともに個人及び団体種目での点数を積み重ね、順位を決定した。最大の見せ場の分隊対抗リレーは、男性は補生第22分隊、女性は補生第23分隊第2班が勝利した。総合優勝は男性は補生第21分隊、女性は補生第23分隊第2班だった。

 学生たちは、学生期間最後の本競技を通じこれまでの訓練等で培った気力、体力及び技術を遺憾なく発揮するとともに、競技を通じて敢闘精神や団結心を強め心身ともに強くたくましく成長した。

◇    ◇

 佐世保教育隊は7月28日、第23期一般海曹候補生課程学生、第387期及び第73期練習員課程学生の持久走競技(3千メートル)を実施した。

 気温の低い時間帯に実施するよう考慮し、早朝6時30分から開始。事前準備期間として実施日の10日前から日課の一部変更を実施、5時総員起こし、21時消灯とし、学生の体調管理を行った。

 当日は早朝からの競技開始で例年より良い環境であったが、時間が経つにつれて気温が上昇する中、学生たちは灼熱の太陽に負けない激走を繰り広げた。

 結果は分隊対抗の部は第31分隊が平均得点83・969点(参考平均記録11分47秒)で2位の第22分隊に約2点の差(参考平均記録11分59秒)をつけ、分隊優勝を勝ち取った。

 個人の部は男性は第31分隊の地所学生が9分35秒で、女性は第32分隊の山内学生が11分53秒でそれぞれ第1位に輝いた。山内学生は佐世保教育隊の新記録も樹立した。

 なお、第31分隊は男性個人の部で1位~5位を独占し、分隊優勝と合わせて持久走競技の完全制覇も成し遂げた。



地元マラソンで

対馬警・阿比留3曹Ⅴ2

 陸自対馬警備隊(隊長・山田憲和1陸佐)は6月22日、「第29回国境マラソンIN対馬2025」の運営支援を実施した。

 大会は対馬の北端にある上対馬地区三宇田海水浴場で開催され、約1300名が参加した。「日本の渚百選」に選ばれている地で、日本海を臨む絶景と対馬ならではの起状が激しく過酷なコースで健脚を競い合った。

 ハーフマラソン(21・0975キロ)と7・1キロの2部門で実施され、部隊からも多数のエントリーがあり、ハーフマラソン男子の部では対馬警備隊普通科中隊の阿比留3曹(対馬市出身)が見事に優勝、2連覇を達成した。

 運営支援では、選手の送迎、救護、脱落者の回収を実施。対馬に所在する海上自衛隊、航空自衛隊からも警備支援、昼食の弁当作り及び通訳支援などを受け、対馬の3自衛隊が実行委員会、ボランティアの皆様と共に協力し合い大会を盛り上げた。

 来年は第30回目の節目の開催となり、自衛隊としても引き続き微力ながら本大会を地域と共に盛り上げていく。

紙面一覧
紙面一覧
close