自衛隊ニュース
第4回防衛力変革推進本部会議
人的基盤強化等を議論
写真=冒頭の挨拶をする小泉大臣
2月19日、防衛大臣を議長とする「防衛力変革推進本部会議」の第4回会合が防衛省で行われた。昨年10月に高市早苗首相が所信表明演説で示した「対GDP比2%水準の前倒し」、「防衛力整備計画の戦略三文書の2026年中の改定」を受けて、従来の「防衛力抜本的強化実現推進本部」を改称し設置されたもので、メンバーは大臣以下政務三役、事務次官、各幕僚長等の高級幹部が務める。
今回は「人的基盤」と「防衛生産・技術基盤」について議論がなされた。小泉大臣は冒頭挨拶で人的基盤について「着任以来、自衛隊とご家族を守り抜くという決意で、処遇と生活勤務環境の改善を推進してきた」と述べ、具体的に「昨年の法改正で自衛官の給与が過去最高になった」、「高等工科学校や防大の年収を20万以上あげる」、「8年度予算で人的基盤強化に5814億円を計上」等を挙げた。これらの取り組みにより、今年度の入隊者は2年ぶりに1万人を超える見込みだ。小泉大臣は、「引き続き自衛官独自の給与体系の改定や、自衛官の福利厚生の充実・社会的地位の向上といった施策にスピードを上げて取り組んでほしい」と求めた。
07南海レスキューに参加<49普連>
即応予備自衛官が活躍
写真=車両から荷下ろしをする即応予備自衛官
第49普通科連隊(連隊長・近藤浩行1陸佐=豊川)は1月24日、渥美運動公園(愛知県田原市)で実施された令和7年度方面隊災害対処訓練「07南海レスキュー」実動訓練に、本部管理中隊に所属する常備自衛官6名及び即応予備自衛官17名の計23名で参加した。
本訓練は南海トラフ地震発災時における対処能力向上を図ることを目的として実施された。訓練実施場所である渥美運動公園に飛来した輸送航空隊のV22オスプレイに積載された救援物資を即応予備自衛官が列を組み、バケツリレー方式で迅速に卸下し輸送車両に積載するという一連の行動を演練した。
2024年に発災した能登半島地震における災害派遣の経験を活かし、整斉かつ円滑な積載作業を実施する即応予備自衛官の雄姿を、田原市を始めとした地元自治体や関係機関の関係者、地域住民に披露することができた。
普特機施協同演習に参加
<施設学校>
写真=現地構想示達
陸上自衛隊施設学校(学校長・𠮷春隆史陸将補=勝田)は、1月15日から同年1月20日までの間「第105期幹部初級(I)課程普特機施協同演習」に参加した。
普特機施協同演習は、「陣地攻撃における小隊長等としての調整要領及び指揮手順を修得させ、諸職種協同による戦闘力の組織化に係る能力の向上を図るとともに、使命感、責任感及び協同精神をはじめとする幹部として必要な資質を涵養させる」ことを目的としている。
学生18名は普通科、野戦特科及び機甲科による戦闘の様相を認識し、終始熱意をもって積極的に演習に臨み、施設小隊長として必要な諸職種協同の要領について、その概要を修得した。
また、本演習を通じて、敵情等の収集、各種火器・火砲等の効果及びその運用について理解を深めた。この際、現地現物を重視し、他職種の特性を踏まえた具体的な調整を実施することで、部隊の任務達成に寄与する能力を向上させた。
本演習で得た成果は、卒業後の施設小隊長等部隊勤務において、糧となるであろう。
幹部特技課程
「国際活動」
写真=大使館職員役との調整
国際活動教育隊(隊長・曽根勉1陸佐=駒門)は、1月20日から同年2月4日までの間、「第51期幹部特技課程『国際活動』」の教育を実施した。
本課程教育は、国際平和協力活動等に係る必要な知識を付与する講義、部内外から講師を招いての講話及び国際任務を想定した幕僚活動の実習等で構成される。今期は、防衛研究所特別研究官の岩田英子氏より「女性・平和・安全保障(WPS)」、豪陸軍第1師団連絡将校のエドワード・キーティング少佐より「過去の勤務経験」についての講話をいただいた。幕僚活動の実習では、派遣部隊本部の幕僚として基本的な幕僚活動の概要を修得させるともに、現場の実相を理解させる目的で、実際に外務省に出向した経験を持つ隊員を大使館職員役として参加させる等、リアリティのある状況付与に努めた。
日本全国から参加した今期学生14名の、今後の活躍に期待したい。
富士訓練センター
第16次運営に参加
<28普連>
写真=じ後の企図を伝達する1小隊長
第28普通科連隊(連隊長・菊池敦1佐=函館)は、1月8日から1月19日までの間、北富士演習場において行われた令和7年度富士訓練センター第16次運営(攻撃における増強普通科中隊の行動)に参加した。
本訓練には、第1普通科中隊への配属・協同部隊として、連隊の各中隊、第11特科隊、第11戦車隊及び第11施設隊が参加した。
状況開始に先立ち統裁官(部隊訓練評価隊隊長・中嶋1佐)より訓示として「総合戦闘力を発揮せよ」「安全管理と物品管理」の2点が要望された。
状況間、増強第1普通科中隊は、統裁官要望事項を具現し対抗部隊に勝利するため果敢に戦ったが、奮闘むなしく多くの教訓を得る結果となった。
連隊は、今回の訓練で得た教訓を基に、精強な部隊となるため、引き続き訓練に邁進していく。