自衛隊ニュース
ミュンヘン安全保障会議
各国国防相等と認識を共有
写真=スピーチに立つ小泉大臣(防衛省提供)
小泉進次郎防衛大臣は、2月13日から15日の間、例年この時期に各国の首脳や閣僚が安全保障について協議をする「ミュンヘン安全保障会議」に参加するためドイツを訪問した。滞在中は、次期戦闘機の共同開発を進めるイギリスやイタリア、護衛艦「もがみ型」の向上型の早期契約締結を目指すオーストラリア等をはじめ、各国国防大臣等と19回もの対面による意見交換を行った。また、13日にはメインステージでスピーチに立ち、日本が取り組んでいる安全保障・防衛政策を発信した。
防衛医学セミナー・防衛衛生集合訓練
衛生職隊員の識能を向上<入間病院>
写真=防衛医学セミナーで挨拶をする若林政務官
自衛隊入間病院(病院長・辻本哲也空将補)は、2月5日、防衛省講堂において令和7年度防衛医学セミナー、翌2月6日に入間基地において防衛衛生集合訓練(第71回防衛衛生学会)を開催した。
令和7年度防衛医学セミナーは大臣官房衛生監(日下英司防衛書記官)から自衛隊入間病院長がセミナー長を委嘱され実施している防衛省の行事で、当日は、若林防衛大臣政務官及び航空幕僚長のほか、防衛医科大学校長、自衛隊中央病院長をはじめとした衛生職域の主要幹部並びに全国で勤務する約500名の隊員が参加した。
冒頭、防衛大臣政務官がこれまで自衛隊衛生が果たして来た役割に対する感謝と今後求められる機能等について力強い訓示を行った。続いて部外有識者による特別講演では、日本医療教授システム学会代表理事の池上敬一氏から「認知脳科学とアブダクションに基づいた『できる』医療者の成長/育成モデル」、帝京大学大学院公衆衛生学研究科教授の福田吉治氏と同特任助教の杉本九実氏から「他人(ひと)を変える、自分を変える、組織を変える ナッジと行動経済学の可能性」と題しご講演頂いた。最後に「救命の先にある医療~ここまでできる機能回復・形態回復」をテーマにシンポジウムを行い、活発な質疑応答が行われ盛会のうちに終了した。
防衛衛生集合訓練
翌日の防衛衛生集合訓練は、一般社団法人日本防衛衛生学会理事長から自衛隊入間病院長が学会長を委嘱され防衛省職員に対する集合訓練として実施しているもので、入間基地内の7つの会場にて約180件の演題が発表され、大臣官房衛生監、自衛隊中央病院長をはじめとした衛生職域の主要幹部並びに全国で勤務する約600名の隊員が参加した。
また、入間基地では初の開催であり第2輸送航空隊のC2輸送機や自衛隊入間病院の航空医療搬送訓練装置の見学を実施し、多数の隊員が発表の合間を縫って参加する等、こちらも活況のうちに終了した。
2日間にわたった日程を終えた自衛隊入間病院長は「防衛医学セミナー及び防衛衛生集合訓練を通じて防衛省自衛隊の衛生職隊員の識能向上に貢献できたことを大変うれしく思います。また、約1年前から病院運営をしつつ準備をすすめてきた自衛隊入間病院職員の努力に感謝したい」と述べた。
24DGPE要員が帰国報告
写真=陸幕長と懇談する帰国した派遣要員たち
2月13日、第24次派遣海賊対処行動支援隊(DGPE)の要員が、荒井正芳陸上幕僚長に対して帰国報告を行った。第24次は、基幹となる中央即応連隊(宇都宮)と海・空自部隊で編制。ジブチ国際空港に構える海賊対処行動における日本隊の拠点で、警備や設備運営を担った。第1派は10月中旬に、第2派は2月上旬に任務を完遂し帰国した。
荒井陸幕長は「無事に戻ってきてくれて良かった。ジブチは拠点として本当に重要な場所だ。よくやってくれた」と労いの言葉をかけた。約1年間活動した主席幕僚の山脇仁一2陸佐は昨年6月のイスラエル・イラン間の紛争を踏まえ「ジブチに拠点があるということは、アフリカ地域における邦人にとっての安心材料だと非常に強く感じました」と振り返った。警衛隊長の田中順久3陸佐は「これまであまりできなかったジブチ軍との訓練交流を行うことができました。また各国の警備レベルと比べて日本隊の質は高いことが確認できました」と述べた。先任上級曹長の林洋介曹長は「他国軍との交流の中で、自衛隊の規律心や礼儀正しさは、抜きん出ていると感じました。隊員一人ひとり自信を持っていいと思います」と述べ、これに対し荒井陸幕長が聞くと「若いころからの教育訓練が体に染みついていからだと思います」と答えた。