自衛隊ニュース

33連隊長に南平1佐が着任
「仲間のために良い部隊を」
写真=南平連隊長
久居駐屯地は3月17日に第31代第33普通科連隊長兼ねて第40代久居駐屯地司令・南平勇将1陸佐の着任に伴う一連の行事を行った。
午前7時50分、初登庁した南平1佐を駐屯地全隊員が拍手で出迎えた。南平1佐は当初、慰霊碑において殉職された御柱に対し献花を行い、哀悼の誠を捧げた。
その後、駐屯地朝礼場に整列する第33普通科連隊全隊員の前での第10師団長(垂水陸将)からの紹介に続き、青山高原から吹き降ろす強風の中での着任式を挙行した。
南平1佐は、着任の辞において「33連隊の全隊員が一丸となって、仲間のために一緒に良い部隊を創っていこう」(要旨)と述べた。久居駐屯地・第33普通科連隊は、南平1佐を核心とし、郷土部隊の誇りを胸に、歴史と伝統ある部隊の新たな1ページを歩み始めた。
防衛モニター・基地モニター研修<百里>
写真=ペトリオットミサイルシステムの前で
2月20日、百里基地は防衛モニター及び基地モニターを対象に、陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地、航空自衛隊霞ヶ浦分屯基地、土浦駐屯地の研修を行った。
霞ヶ浦駐屯地では、補給品を大きな倉庫で保管、整備している関東補給処を、ヘリコプターの整備員を育成する航空学校霞ヶ浦校にて各種ヘリコプターを、また、航空自衛隊霞ヶ浦分屯基地では中部高射群第3高射隊にてペトリオットミサイルシステム、待機車等を見学した。昼食は、「東方ZEPPIN!カップ」という陸上自衛隊の献立コンテストで優勝した「板妻にんにく醤油カツ丼」を美味しく賞味した。
土浦駐屯地では、武器学校にて、歴代の小火器や戦車の展示、予科練習生の遺品や遺書が保存されている雄翔館の見学を行った。
過去から現代に至るまでの装備品の変化や、陸上自衛隊ならではの各種任務を学ぶことができた。
機略縦横(93)
写真=北部航空警戒管制団准曹士先任 准空尉 前田 英哲
私はこれまでの経験から、勤務する上で心がけていることが2つあります。
一つ目は、「現在の配置で何が求められているか。自分が何をするべきなのか」を常に考えることです。これは、当たり前のことのようですが、日々の業務に追われ、なかなか意識することが難しいのはないでしょうか?しかし、人(配置)には役割が必ずあります。皆が自分に求められていることを意識して業務に取り組むことで、組織全体が機能し、ひいては国民の負託に応えることにつながると思います。
二つ目は、「物事を一つの視点から見ないこと」です。業務上の調整や後輩指導をしていると、「意見が合わない隊員(部署)」や「指導を理解してくれない後輩」に出会うと思います。そんな時は、発言の背景や行動の真意について相手の立場で考えてみます。相手のことが少しでも理解できれば、解決策がみつかるはずです。
以上の2点に留意し、相互理解を深め、思いやりを持って業務に取り組めば、きっと円滑に進めることができると思います。