自衛隊ニュース

ゲッキーのイラスト

感染症流行に備え実動訓練<札幌病院>

BCPの実効性検証と対応力向上

写真=薬剤官による服薬


 自衛隊札幌病院(病院長・菊池勇一陸将)は、7月8日、新型インフルエンザ等に感染した患者の受入れを想定した感染症対処訓練を実施した。コロナ禍における教訓と最近の状況変化等を踏まえ、4月に改訂したBCP(業務継続計画)について、実動訓練を通じてその実効性を検証するとともに、実際の行動における課題や問題点を確認することができ、意義のある訓練となった。

 コロナ禍未経験職員も

 特に、当院でコロナ禍を経験していない職員にとっては、感染症流行時の対応を具体的にイメージし、いざという場面でも迷わず適切に行動できるよう備える貴重な機会となった。また、実際に訓練を行うことで、多くの課題や「気づき」を得ることができた。

 当院では、感染症流行時においても迅速かつ適切に対応できるよう、今後も継続的に訓練を実施し、BCPの実効性の向上に努めていく。

全国一高い標高大滝根山分屯基地 創設70周年
「明るく、楽しく、元気よく」

写真=式辞に立つ薮内司令


 大滝根山分屯基地(司令・薮内祐二2空佐)は、6月28日、大滝根山分屯基地創設70周年記念行事を挙行した。当初、台風7号、8号の影響で開催が心配されたが、開催当日は天候にも恵まれ、全てのイベントが予定どおりに行われた。

 基地体育館において行われた記念式典には、国会議員、周辺自治体首長をはじめ、各関係機関の長及び各協力団体の長ら多数の来賓が出席し、式辞で分屯基地司令は、基地周辺の市町村長、周辺住民の方々、各関係機関、各協力団体の基地に対する深いご理解と信頼、温かいご支援とご協力に感謝の意を表するとともに、参列した隊員に対し、大滝根山分屯基地の果たすべき役割を深く認識し、この先も24時間365日、常続不断の航空警戒等の任務、日々の業務、訓練等に励み、引き続き、明るく、楽しく、元気よく勤務に邁進するよう要望した。

 式典の後に行われた記念祝賀会では、基地OB会長の挨拶、各協力団体の長による祝辞をはじめ、からっと隊長による空自空上げの紹介が行われ、会に参加した来賓、基地OB、隊員らはそれぞれ交流を深めた。

 基地創設70周年記念行事は、基地を一般公開して開催され、百里救難隊UH60Jによる救難展示、第4航空団第21飛行隊F2Bによる航過飛行、陸上自衛隊第44普通科連隊高機動車の体験試乗、陸上自衛隊第6高射特科大隊、第7航空団第7基地防空隊による装備品展示のほか、中部航空音楽隊による音楽演奏が行われた。また、大滝根山分屯基地は、全国で最も標高が高い基地(山頂地区標高‥1192㍍)であることから、この日は山頂見学も行われ、集まった来場者を大いに楽しませるとともに、自衛隊に対する理解の更なる促進、地域と自衛隊のつながりを一層深めた。

 大滝根山分屯基地は、先人たちが築き上げてきた70年の歴史、良き伝統、そして、周辺地域、関係機関等と長年に亘って築き上げた強い信頼関係、連携を更に深め、この先も歩みを止めることなく前へ進んでいく決意を新たにした。

機略縦横(121)

原点回帰と再構築

東部方面隊最先任上級曹長
准陸尉 小林 健太朗

 私は、「人を育てる組織への原点回帰と再構築」を理念として東部方面隊最先任として勤務しております。

 現在は、若者を中心とした価値観の多様化、科学技術の進展による戦い方や装備品の変化・進化が目まぐるしく、人材育成の重要性は以前にも増して高まっていると考えます。

 だからこそ「隊員を育て続けられる組織」つまり人材育成の「サステイメント」向上がこれから大変重要になると捉えます。そのためには、時代が変わっても不変なもの(原点回帰すべきもの)、すなわち残すべき伝統やあるべき姿と、時代に合わせて変えるべきもの(再構築すべきもの)、例えば教育手法等を整理分析し、これらを隊員に正しく理解させるための言語化力と説明力の向上が必要だと考えます。

 全ての隊員が自らの職務に誇りと愛着を持ち続けられるように、これからも現場に行き、隊員の声に耳を傾け、国民の負託に応えるべく精進してまいります。

紙面一覧
紙面一覧
close