自衛隊ニュース
防衛ホーム
スポーツ部
国際トレイルランで〝2冠〟
普教連の2隊員
川崎曹長(100K部)
宮原曹長(20K部)
写真=「UTMB・KAGA大会」の「100キロの部」でゴールする川崎曹長(右)、「20キロの部」でゴールする宮原曹長(左)
「KAGA SpaTrail Endurance100 byUTMB」が6月20~21日、石川県加賀市で開催され、富士教導団普通科教導連隊に所属する川崎雄哉陸曹長と宮原徹陸曹長が「100K」と「20K」の部に出場し、それぞれ優勝の成績を収めた。
大会は「byUTMB」シリーズのトレイルランニングレース。「UTMB」はフランスのシャモニーを拠点に開催される世界最高峰のトレイルランニング大会の総称。世界各地で予選大会やシリーズ戦が開かれ、日本でも今大会や静岡・山梨で開催される富士山周辺を走破する「Mt.FUJI100」などが開催されている。
UTTBシリーズのレースは長距離に加え、急な登り下り、昼夜間の寒暖差、雨や強風などの厳しい天候に耐えながら進まなければならないなど、想像を絶する過酷さがある。
誰でも出場できるわけではなく、指定されたレースを完走してランニングストーン(ポイント)を獲得しさらに抽選を通過する必要がある。世界トップクラスのアスリートから厳しい予選を勝ち抜いた熱狂的なアマチュアまで、多くのランナーが集結する
コースは標高500メートルから1400メートルまでの低山が連なり、一つ一つの山は高くないものの次々と越えていかねばならない。「100K」の部は累積標高が5千メートルを超える。
一方で360度の絶景を望める稜線や清らかな渓流沿い、美しいブナの原生林を抜ける急登、歴史を感じる厳かな散策路など、日本ならではの多彩な魅力が感じられる。
次は「富士」10連覇
川崎曹長は「100Kの部」(距離97・4キロ、累積上昇5122メートル+)を11時間11分32秒で、宮原曹長は「20Kの部」(同20・7キロ、同649メートル+)を1時間34分15秒でトップでゴール、圧倒的な勝負強さで総合優勝を勝ち取った。
2人はレース前、「若手の刺激になるレースにしたい」(宮原選手)、「来年のUTMBワールドシリーズへのきっかけをつかめるよう3位以内に入りたい」(川崎選手)と述べていたが、結果は両者総合優勝を勝ち取る大快挙だった。
レース後、「コースロストして精神的に辛かったがラスト3キロで先頭だと知り、気持ちを切り替えて走ることができた」(宮原選手)、「『Mt.FUJI100』のレース後で足の状態など不安だったがサポートと応援のおかげでいい走りができた(川崎選手)」とそれぞれ振り返った。
2人が所属する滝ヶ原自衛隊持続走練成隊は、8月2日に開催される「第51回富士登山駅伝競走大会」の優勝(史上初10連覇)に向けて引き続き練成に励んでいく。
別府隊員へスポーツ功労賞
別府駐屯地(司令・井出智昭1陸佐)は大分県別府市で行われた「別府市スポーツ功労賞表彰式」において、個人4名及び2個団体(剣道・自衛隊拳法)の表彰を受けた。
本表彰式は別府市及び別府市スポーツ協会が主催しスポーツ分野において顕著な成績を収め、スポーツの振興に大きく貢献した個人及び団体を表彰するもの。式典では別府市長より表彰状が授与され、これまでの努力へのねぎらいの言葉と今後の活躍への期待が述べられた。
全国自衛隊柔道大会の功績により表彰された安武3陸曹は「大変光栄に思う。日頃から支えていただいている皆さまに感謝を申し上げます。これからも鍛錬に励むとともに柔道の魅力を多くの方に伝え普及・発展に貢献できるよう頑張っていきます」と述べた。
今後も別府駐屯地はスポーツを通じた地域との一体感の醸成、連携の強化に努めていく。
拳法富士山大会
団体、32普連制す
「第20回全自衛隊拳法富士山大会」が6月27日、静岡・御殿場市体育館で開催された。27歳以下の若手を対象とし、学生や社会人も参加した。
体重別団体(3人制=66キロ未満、81キロ未満、無差別)、男女混合団体(同=男性66キロ未満、女性、男性73キロ未満)の二つの団体戦と男女4部門の個人戦で競った。団体戦の結果は次の通り。
【体重別団体】優勝=第32普通科連隊、準優勝=第35普通科連隊A、3位=第3即応機動連隊、第37普通科連隊A
【男女混合団体】優勝=西部方面特科連隊、準優勝=第40普通科連隊、3位=久居支部、第1施設大隊A
対馬、国境マラソン支援
対馬警備隊(隊長・山田憲和1陸佐)は6月28日、「第30回国境マラソンIN対馬2026」の運営支援を実施した。
大会は、対馬の最北端にある上対馬地区三宇田浜海水浴場「日本の渚百選」で開催されており、対馬海峡を望む絶景と対馬ならではの起状が激しく過酷なコースで、21・0975キロ(ハーフ)と7・1キロの2部門で競われた。国内外から約1400名が参加した。
対馬警備隊の大会運営支援隊は棄権選手の回収及び救護支援を担当し、安全・安心な大会運営を力強く支えた。
マラソン競技では、体調不良者や足の故障等によりやむを得ず途中棄権する選手が毎年一定数発生する。支援隊は大会本部や救護所と緊密に連携し、情報を共有しながらコース各所で迅速な対応を実施した。
大会を通じて隊員たちは「迅速・確実・安全」を基本に、選手一人ひとりに寄り添った支援に心掛け競技が円滑に遂行するように任務を遂行した。
隊員30人も力走
大会終了後、主催者からは「迅速で丁寧な対応のおかげで、安心して大会を運営することができた」と感謝の言葉が寄せられた。
一方、大会には対馬駐屯地の隊員約30名も参加し、中でも7・1キロ男子の部では、対馬警備隊本部中隊の大久保2曹が準優勝の成果を収めた。