自衛隊ニュース
国民と自衛隊をつなぐ 各地で周年行事
活動や装備品への理解が深まる貴重な機会に
写真=訓練展示は大勢の来場者の注目を集めた(第2地対艦ミサイル連隊)
第2地対艦ミサイル連隊 34周年
美唄駐屯地49周年
美唄駐屯地(司令・辛島雅和1陸佐)は、5月24日、駐屯地内において「美唄駐屯地創立49周年及び第2地対艦ミサイル連隊創隊34周年記念行事」を盛大に挙行した。
当日は、当初の雨予報を覆す好天に恵まれた中、昨年を大きく超える方が来場し、記念式典には第2地対艦ミサイル連隊、第101特科直接支援大隊第4直接支援中隊を始めとした駐屯各部隊が参列した。
第2地対艦ミサイル連隊長兼ねて美唄駐屯地司令は式辞にて、自衛隊協力団体を始めとした来賓の方々と地域の皆様の協力、隊員家族の任務への深い理解に対して感謝を述べるとともに、「国際社会は戦後最大の試練の時を迎え、新たな危機の時代に突入し、我が国の領土、国民の命と平和な暮らしを断固として守り抜くため、これまで以上に厳しい教育訓練を積み重ねて任務を完遂していく」と誓った。
記念式典後は、北部方面音楽隊による音楽演奏のほか、第2地対艦ミサイル連隊による訓練展示では、敵の発見・排除からミサイル発射までの地対艦ミサイル部隊の一連の流れを展示するとともに、遊撃対処では小銃の空包射撃も交えて行われ来場者は終始熱心に見学していた。
また、体験試乗コーナーでは96式装輪装甲車や高機動車の試乗、自衛隊体験コーナーでは陸上自衛隊の鉄帽、防弾チョッキ、背のうの試着及び天幕による宿営要領の見学には多くの来場者が訪れ、隊員の活動の一端を体験していただいた。
今年の駐屯地創立記念行事も多くの方々に来場をいただき、盛会裏のうちに終了した。
北海道補給処
島松駐屯地74周年
島松駐屯地(司令・菊地康治陸将補)は6月6日と7日に「北海道補給処及び島松駐屯地創立74周年記念行事」を挙行した。
今年は本部庁舎新設工事着工に伴い例年と異なり開催場所と開催時期を変更し、2日間に分けて実施した。6日は一般開放日として市民や家族連れが参加できる各種イベントを行い、7日は招待者のみを対象に記念式典と祝賀会食を開催した。6日は寒く、降雨により一部のプログラムは中止となった。7日は曇り空で寒さが残ったものの、式典は予定通り行われた。
6日の一般開放日には昨年度よりも多い約1100名以上が来場し、イベント会場は賑わいを見せた。ステージでは、食育アイドル「えにわっ娘」による食育講話、北海道恵庭南高校吹奏楽部の演奏、PRIMROSEによるチアダンス、チーム絆花の組踊が披露された。3個駐屯地合同のスタンプラリーや子供広場、キッチンカーやテント販売、自衛隊の携行食や北海道文教大学附属高校生が考案したコラボメニューの試食も行われ、多くの来場者がイベントを楽しんだ。装備品展示場では野外入浴セットを活用した足湯体験、各種車両や戦車のエンジン展示、戦闘服装着体験が行われ、また、96式装輪装甲車や73式大型トラックの体験試乗も好評であった。
7日の記念式典には約330人の招待者が臨席した。菊地司令は式辞で、昭和27年の開設以来、地域の皆様の熱心な誘致活動と支援・協力の下、各種任務や訓練に励んできたことに感謝を述べるとともに、北海道補給処が他の4個補給処とともに全国規模のオペレーションを支える態勢に変化したことを紹介した。また、創立74周年を迎えるにあたり、「活力ある駐屯地」「地域とともにある駐屯地」を目指すとともに、北海道補給処としては装備品等の物的基盤を必要な時期・場所に準備し、部隊行動の基盤を付与するため、いかなる状況でも与えられた任務を達成する所存であると力強く述べた。
今回の記念行事は、地域との結びつきをさらに深めるとともに、市民や子供たちに自衛隊の活動や装備を身近に体験してもらう貴重な機会となり、地域と自衛隊の一体感を改めて確認した2日間となった。
春日井駐屯地59周年
去る3月21日、春日井駐屯地(司令・荒川ゆかり1陸佐)において「駐屯地創立59周年記念行事」が「地域と共に~備えて守る」をテーマに開催された。当日は天気にも恵まれ、地域住民ら約1200人が来場し、駐屯地は大きな賑わいを見せた。
部隊の威容を発揮した記念式典に引き続き訓練展示では、第10後方支援連隊及び第10施設大隊が災害派遣における幅広い活動を披露した。巨大地震の発生を想定し、重機による道路啓開や倒壊家屋からの迅速な人命救助、故障車両の回収など、実践さながらの緊迫した活動が展開された。さらに、能登半島地震でも実施された給水支援や入浴支援といった生活支援活動の様子も実員と実器材をもって展示され、隊員の高い練度と献身的な姿勢に、会場からは温かい拍手が送られた。
このほか、装備品展示や体験試乗も行われ、本行事を通じて地域と自衛隊の絆がより一層深まった。春日井駐屯地は「この場をお借りして、ご協力いただいた関係各位に厚く御礼申し上げます」としている。
機略縦横(120)
モラル
航空自衛隊補給本部准曹士先任
准空尉 大山 悦弘
北中米サッカーワールドカップが開幕し、熱い戦いが行われている中、ピッチ以外でも日本代表チーム及びサポーターへの称賛が広がっています。
以前にも、日本人サポーターが試合終了後に応援席のゴミを拾う行為が話題となりましたが、今回のワールドカップでも、サポーターによるゴミ拾いや日本代表チームが使用後にロッカールームを整頓している事が話題となっており、ネットニュース等でご覧になった方もいらっしゃると思います。
この行為には様々な意見がありますが、私は素晴らしい行動だと思います。「帰る時には来た時よりも美しく」「使ったら元に戻す」「共有スペースは綺麗に使う」といった、他者への配慮の表れだと感じるからです。
このような行動ができる人はモラルが高く、相手を思いやる姿勢が信頼関係の構築につながると考えます。ひいては職場でも社会でも「信頼できる人」として評価され、良い環境(職場)づくりに貢献できるのではないでしょうか。
私自身もモラルを高めるために、まずは日々の行動を見つめ直していきたいと思います。