自衛隊ニュース
防衛省・自衛隊
地方協力本部
写真=ブルーインパルスを見上げる来場者(熊本地本)
青空に希望の軌跡<熊本>
熊本地方協力本部(本部長・矢野秀樹1陸佐)は4月11日、熊本城二の丸広場で開かれた「熊本復興飛翔祭2026」でのブルーインパルスによる展示飛行に併せ、募集広報ブースを出展した。
ブルーインパルスが華麗な編隊飛行を披露。青空に白いスモークで描かれる軌跡に、観客からは大きな歓声が上がった。迫力ある飛行は、熊本の復興への思いと未来への希望を象徴するものとなり、来場者の心に深く刻まれていた。
募集広報ブースでは、多彩な体験型コンテンツを実施した。当日限定のオリジナル缶バッジの作成は子供から大人まで幅広い世代に人気を博し、多くの方が思い出の一品として手に取っていた。制服試着体験やオートバイの展示では、実際に自衛官の制服を着用し記念撮影を楽しむ来場者の姿が多く見られた。
VRゴーグル体験も、臨場感あふれる映像を見ようと多くの来場者で長蛇の列ができた。災害派遣の映像放映や制度説明コーナーでは、自衛隊の任務や役割について一層理解を深めていただいた。
熊本地本は今後も地域内外の方々に自衛隊の各種活動や魅力について積極的にPRし、多くの入隊希望者を獲得できるよう、本部長要望事項「任務完遂」「明るく、楽しく、前向きに」の下、募集広報活動に邁進していく。
ジョイトレ
<神奈川>
神奈川地方協力本部相模原地域事務所(所長・栗野晃光3陸佐)は3月31日、航空自衛隊入間航空基地において、相模女子大学高等部・中等部(神奈川県相模原市)サッカー部の生徒19名を対象に部活動応援企画「ジョイトレ」を実施した。
「ジョイトレ」は、学校の部活動と自衛隊が合同で練習を行う「ジョイントトレーニング」の略称。競技を通じた自衛隊への理解促進を目的に、令和3年から実施している。今回は入間基地女子フットサル部との合同練習で、同高等部・中等部は初参加となった。
午前中に航空部隊の活動を支援する第3補給処の概要説明を受け、装備品の補給・整備・管理業務への理解を深めた。輸送ヘリコプター「CH47J」も見学した。
午後からは基地体育館でフットサルの合同練習を実施。ウオーミングアップの後、チームを交代しながら練習試合を行い、生徒たちはフットサル特有の戦術に触れ、有意義な時間を過ごした。
生徒からは「フットサルは難しかったけど楽しかった」、「航空自衛隊の仕事への理解が深まり、将来の職業選択の参考になった」などの感想が寄せられた。同行したコーチにも「良い刺激となった。また参加したい」と好評だった。
相模原地域事務所は「今後も『ジョイトレ』を通じて部活動支援を行うとともに、自衛隊への理解促進と交流の機会を創出し、職業選択の一助となるよう積極的に取り組んでいく」としている。
桜鑑賞会を
<山口>
山口地方協力本部(本部長・福添哲生1陸佐)は4月2~4日の3日間、地本の敷地内に開花した満開の桜の下、山口地本初となるさくら観賞会を開催した。
最終日はあいにく花冷えの雨となってしまったが、初日及び2日目は、天候にも恵まれ、多くの地域住民の方々が訪れ、夜間はライトアップで美しく彩られた桜を楽しんだ。
来場者からは、「桜の花がライトに照らされてきれいだね」、「昼と夜で桜がこんなに色がちがうんだね」など春の訪れを喜ぶ感動の声が上がるとともに、時折強風で散る花びらは、桜の美しさと儚さをより一層際立たせていた。
会場には装備品展示コーナー、広報コーナー、くつろぎエリアが開設された。装備品展示では、多くの来場者がイルミネーションでドレスアップされた中型トラックを背景に記念撮影を行った。子供たちは広報コーナーのVR動画の視聴、制服の試着及び缶バッジのガチャガチャに夢中になっていた。
訪れた男の子から、「僕も自衛官になりたい」といった頼もしい言葉を聞くこともできた。
山口地本は「今後も地域密着型イベントを継続し、諸活動の理解を醸成していく」としている。
GWにPR
<鹿児島>
鹿児島地方協力本部鹿児島募集案内所(所長・前川昌平3陸佐)は5月6日、鹿児島市のフレッシュ青果スポーツランドで行われた「ふれスポGWマルシェ」に参加した。
本イベントは、GWという特性を生かし、家族連れや地域の方々に自然豊かな公園に足を運んでもらい、交流を深めてもらうことを目的に開催された。
キッチンカーなどの出展のほか、子どもから大人まで幅広い世代によるダンスのステージパフォーマンスなどが催された。
地本は陸海空の制服試着体験、1/2トントラックへの車両展示、陸上自衛隊イメージキャラクター「まもるくん」との記念撮影、顔はめパネル、遊んで楽しむ「たま投げレンジャー」(的にボールを投げ入れる催事)、御朱印風スタンプ体験を実施。来場者と一緒にイベントを盛り上げるとともに、自衛隊の認知度を向上させた。
自衛隊の活動に興味のある方には、任務や活動、職種・職域の幅の広さ及び福利厚生・ワークライフバランスの充実等に関して丁寧に説明した。
参加者からは「いい思い出になりました」、「親として自衛官に直接話を聞くことが出来て貴重な時間でした」などの感想があり、自衛隊への親近感を醸成することができた。
鹿児島募集案内所は「引き続き積極的な広報活動により認知度向上及び活動等の周知を図り、自衛隊の魅力を発信していく」としている。
G1で演奏
<京都>
京都地方協力本部(本部長・木ノ下憲一郎1陸佐)は5月3日、京都競馬場で開催されたGⅠレース「第173回天皇賞(春)競走」において、舞鶴音楽隊(隊長・渡邉大海3海佐)の協力を得て、生演奏を披露するなど、自衛隊の広報活動を行った。
音楽隊によるお昼の演奏会(指揮=音楽科長・尾上雅文2海尉)では、アニメーション映画の劇中歌「私は最強」や日本を代表するアニメソング「宇宙戦艦ヤマト」など計4曲を演奏。大きな拍手が送られ盛況のうちに終了した。
古馬最高峰の栄誉を懸けて争う長い歴史と伝統を誇る「天皇賞(春)競走」のスタート直前、約5万6千人の競馬ファンに埋めつくされた場内に音楽隊が一糸乱れぬ行進で登場すると、割れんばかりの拍手に包まれた。
国歌「君が代」の厳かな吹奏に続き、関西のGⅠレースでのみ演奏されるファンファーレが鳴り響くと、熱気と大歓声が沸き上がりレースの幕が開いた。レースの合間には大型ディスプレイに自衛官募集のPR動画や音楽隊の演奏告知が上映され、観衆の関心を誘った。
京都地本は「老若男女問わず幅広い年齢層が多数来場される中、知名度の高いレースの場で広報する機会に恵まれた。全国放送のテレビやラジオのほか、動画サイトやSNSでも多く取り上げられるなど、抜群の広報効果が得られた。今後も自衛隊の活動を府民の皆様に幅広く紹介していく」としている。
〝志〟を継ぐ
<愛知>
陸上自衛隊大津駐屯地で4月11日、一般曹候補生・自衛官候補生の入隊式が行われた。愛知地方協力本部(本部長・丸尾寿明1陸佐)にゆかりのある2家族親子も同じ節目の日を迎えた。
愛知地本に勤務する内田祐輔曹長の子、内田遥2陸士は多くの選択肢の中から自衛官の道を選択。「父の働く姿は常に身近にありましたが決してそれだけで決めたわけではありません。自分で考え、自分の意思でこの道を選びました」と語る。
父の内田曹長は「自ら選んだ道だからこそ、最後まで信念を持ってやり抜いてほしい」と、頼もしく成長した息子の姿を静かに見守っていた。
同じく同本部に勤務していた條本武司事務官(現岐阜地方協力本部)の子、條本大介2陸士もまた、自衛官としての人生をスタートさせた。
式典当日、條本2陸士は「ここからが本当のスタート。同期とともに切磋琢磨し、成長していきたい」と力強く前を見据えた。
父の條本事務官は「新しい環境の中でも、自分の選択に誇りを持って進んでほしい」と、温かい言葉を掛けた。
式典では服務の宣誓が厳粛に行われ、新隊員一人ひとりが国防の任務に就く覚悟を胸に刻み込んだ。整然と並ぶ隊列の中でそれぞれ異なる背景を持つ二人も、同じ制服に身を包み、同じ一歩を踏み出した。
自らの意思で「国防」という職を選んだ若き二人に、父たちの眼差しには同じ志を持つ者への敬意があふれていた。
東日本大震災で救援
14年ぶり再会果たす
予備自衛官3陸尉 大野 松幸
<新潟>
東日本大震災から14年が過ぎた今も、あの時のことが心に残っています。
当時私は、陸上自衛隊高田駐屯地第2普通科連隊本部管理中隊重迫撃砲小隊に所属しており、地震発生の平成23年3月11日から災害派遣任務終了までの50日間福島県いわき市等の災害派遣に参加し、人命捜索、物資輸送等の任務に当たっていました。
その頃、湯本第三小学校に避難されていた坂本さん家族がいつも私たち自衛官に対し感謝の言葉や激励を言って下さるので、私たちもその言葉に力をもらっていました。
派遣任務最後の物資輸送の日、小学校の体育館で坂本さん家族や他の被災者の方々が泣きながら感謝の言葉を送り、手紙を渡して下さいました。その時志半ばで帰隊することに心が張り裂けそうになったこと、涙をこらえながら「絶対に会いに来ます」と言って胸が熱くなったことを鮮明に覚えています。
それから14年という長い月日が過ぎてしまいましたが昨年9月21日、福島県の坂本さんの自宅にて再会する夢が叶ったのです。坂本さんご夫妻とご長男夫妻、そのお子さん3人と再びお目にかかることができ、ご家族が幸せに暮らしていたのを知り心から喜びを感じる瞬間でした。
坂本さんから「次回は他の家族も呼んでみんなで再会したい」と言っていただき、「私が元気なうちにまた再会を果たしたいので皆さんも元気でいて下さい」と伝えました。
自衛官としての任務を通じたご縁が今もつながっていて、こうして温かな交流が結べることは、私の人生を豊かにしてくれる大切な宝です。末永く大事にしていきたいと思っています。
定年で5年前に制服を脱ぎましたが、心の中にまだ制服を着ている自分がいて元気なうちはその制服を脱ぐことが出来ないと感じています。