自衛隊ニュース
防衛省・自衛隊
地方協力本部
写真=クリーン作戦を遂行する今津駐屯地隊員(滋賀地本)
彦根城〝C〟作戦
<滋賀>
滋賀地方協力本部(本部長・●川正浩1陸佐)及び今津駐屯地(司令・永峯真哉2陸佐)は5月28日、国宝5城のひとつの「彦根城」において『彦根城クリーン作戦』に協力した。活動は彦根市と滋賀県防衛協会彦根支部との調整により実現、今年で3回目。
高校生も参加
本活動には彦根市、滋賀県防衛協会彦根支部、自衛隊の他、彦根総合高等学校の2年生と3年生の生徒123人もボランティアとして参加。総勢約200人により国宝を美しく保つ目的で清掃活動を行った。
はじめに天守前広場で開会セレモニーが行われ、彦根市のキャラクター「ひこにゃん」と滋賀地本マスコットキャラクター「陸ぽん」、「海ぽん」、「空ぽん」が登場。彦根市長のあいさつに続いて滋賀地本本部長が「危険な任務を果たす自衛隊員の組織力と統率力の美しさを見てほしい」とあいさつした。
清掃活動については、隊員が西の丸の石垣上からロープを使用して降下し、生い茂った草木を除去するのに併せて、高校生が地面に落ちた草木を回収する連係プレーにより、安全かつ整斉円滑に実施した。
清掃に参加した高校生からは、迷彩服と草が一体化する中で、手際よく作業に当たる隊員を見て「まるで忍者のよう!」との声が上がった。昼食は高校生と隊員が輪になって一緒に食べ、親睦を深めた。
本活動を終えて滋賀地本本部長と今津駐屯地司令は「世界遺産登録を目指す彦根城の清掃に携われることは大変名誉なことであり、地域との交流および自衛隊への理解と信頼を醸成する良い機会。今後もぜひ継続したい」と来年の活動参加に意欲を示していた。
16機動戦闘車に注目
<静岡>
静岡地方協力本部(本部長・糸賀正彦1空佐)は5月15~17日、ツインメッセ静岡で開催された「第64回静岡ホビーショー」で広報活動を行った。
約5万人訪れ
イベントは模型ブランドが一堂に会する日本最大級の模型展示会。「小・中・高校生招待日」と「一般公開日」の3日間で約4万8000人が来場した。
自衛隊は屋外スペースに陸自富士学校が16式機動戦闘車、大型・中型トラック、同第34普通科連隊が軽装甲機動車、高機動車、偵察用オートバイを展示。16式の砲塔旋回展示には毎回人だかりができ、大きなエンジン音とともに砲塔や砲身が自在に動くと、どよめきと「すごい」「かっこいい」という声が上がった。
屋内スペースでは、静岡地本が装備品の模型や自衛隊紹介パネルの展示、紙飛行機作り体験、自衛隊質問コーナーなどを設け、陸自第105全般支援大隊の隊員は精巧な木製模擬銃を展示した。
訪れた模型ファンや家族連れは、展示物を熱心に見学しながら隊員に質問をしたり、記念撮影をしたりして楽しんだ。
静岡地本は今後も全国から人が集まるイベントに参加し、「見て・触れて・感じられる」広報活動を行っていく。
女子大交流<福島>
福島地方協力本部(本部長・松元三展1陸佐)は5月27日、郡山女子大学の建学記念講堂で開催された「第228回芸術鑑賞講座」を支援した。
女子学生とその関係者およそ1100名が来場。陸上自衛隊第6音楽隊及び福島駐屯地ファンシードリル隊が演奏と演技を通じて、自衛隊への理解の促進と親近感の醸成を図った。自衛隊による同大学での演奏披露は初めての試み。
第6音楽隊の迫力ある演奏とファンシードリル隊による統制のとれた華麗な演技に、会場は盛り上がり、大きな拍手で包まれた。第6音楽隊と学生のコラボによる「オーメンズ・オブ・ラブ」の合同演奏も実施され、自衛官と学生との一体感も生まれた。
幕間には女性隊員へのインタビュー形式による活動紹介も行われ、日頃の活動や勤務について理解を深めてもらった。
会場に設置した広報ブースでは、女性活躍推進や処遇改善に関するパネル展示、デジタルサイネージによる映像放映などを行い、そちらも来場者の関心を集めた。
終了後、学生からは「楽しかった」、「また開催してほしい」などの感想が寄せられ、学園長からも「学生たちがこれほど盛り上がるとは思わなかった」と驚きの声を頂き、学校とより深い関係を築いていくための貴重な機会となった。
福島地本は、今後も音楽演奏を通じて学校との連携を深めていけるよう、広報活動を推進していく。
海戦大会で<福岡>
福岡地方協力本部(本部長・大﨑香織1陸佐)は5月26、27日、福岡市博多港中央ふ頭において、海上自衛隊水上艦隊水陸両用戦機雷戦群第1水陸両用戦隊輸送艦「くにさき」、同佐世保音楽隊等の支援を受け、「日本海海戦121周年記念大会」を支援した。
26日は約100名に対して艦艇特別公開を実施。27日は洋上追悼式を博多湾洋上にて、佐世保音楽隊とともに支援した。
追悼式支援も
甲板上では、式に参加した約300名が見守る中、水陸両用戦機雷戦群司令による追悼の言葉の後、参列者により供物や花束が海に投下され、儀仗隊による弔銃発射などが行われた。
参加者からは「これを機会に自衛隊についてもっと知りたくなりました」、「追悼式を通じて平和の尊さを改めて認識した。自衛隊には引き続き頑張っていただきたい」などの声が寄せられた。
福岡地本は「引き続き陸海空自衛隊の活動についてあらゆる機会を通じて広報活動を実施し、防衛省・自衛隊に対する一層の理解と協力気運の拡充に努めていく」としている。
屋久島中生徒へ<鹿児島>
鹿児島地方協力本部種子島駐在員事務所は5月12~14日、屋久島町立屋久島中央中学校の男子生徒2名に対し、職場体験学習を実施した。
屋久島中央中学校からの依頼を受けて行った。学校教育に協力して自衛隊という職業への理解、職業観及び勤労観を養ってもらい、親近感を醸成した。
自衛隊施設のない屋久島で場所、資材、活動等制約がある中、屋久島町役場及び中学校側と綿密な調整を実施。安全管理面の最終確認等を行い、従来通り出張型職場体験学習を計画、効果的な学校教育の協力が実施できた。
「自衛隊の概要」、「VR体験」、「背嚢体験」、「基本教練」、「手旗信号」、「救急法」、「ロープ結束法」、「偽装(ドーラン体験)」、「制服等試着」などさまざまなことを学習してもらった。
このうち「自衛隊の概要」は自衛隊の役割、陸・海・空自衛隊の活動内容、災害派遣活動のスライド視聴(東日本大震災)を交えて実施した。
生徒からは「真剣に楽しく体験できました。止血法やコンパスの使い方、ロープ結束法など日常生活に役立つことを学べました」。「基本教練は最初は何もできなかったけど、『日に日にうまくなってるね』とほめられうれしかったです」と感想を頂いた。
種子島駐在員事務所は、「あらゆる機会を通じて鹿児島地本内で連携を図りつつ魅力的な広報に努め、より多くの方々に魅力を発信していく」としている。