自衛隊ニュース
日加防衛相会談
更なる連携強化で一致
写真=特別儀仗隊を巡閲する小泉大臣とマクギンティ・カナダ国防大臣
6月24日、小泉進次郎防衛大臣は、防衛省で訪日中のカナダのマクギンティ国防大臣と会談し、日加防衛協力のさらなる深化に向けて意見を交わした。会談の冒頭、小泉大臣は3月以来となるマクギンティ大臣の訪日を歓迎するとともに、両者が頻繁に意思疎通を重ね、強固な信頼関係を築いていることを評価した。また、3月の日加首脳会談で両国関係が「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされたことに触れ、「日本とカナダの関係をさらに強化していきたい」と述べた。さらに、小泉大臣は4月に改定された防衛装備移転三原則および運用指針について説明し、マクギンティ大臣からは歓迎の意が示された。両大臣は、先日発効した日加防衛装備品・技術移転協定を契機として新たな防衛装備・技術協力案件の創出に向けた議論を継続することで一致した。また、インド太平洋地域の安全保障環境を踏まえ、日加防衛協力・交流を一層深化させるため、引き続き緊密に連携していくことを確認した。
同期と共に乗り越えた3カ月
写真=自候生一人ひとりを激励する教育隊長(第7普通科連隊 修了式)
4月上旬から全国各地で始まった自衛官候補生課程前期教育が修了した。候補生たちは3カ月にわたり同期と共に厳しい訓練や教育に励み、自衛官としての基礎を習得。晴れて自衛官としての新たな一歩を踏み出した。今後はそれぞれの職種に応じた後期教育を受けた後、全国の部隊に配置される。
たくましく成長遂げる
<第7普通科連隊>
第7普通科連隊(連隊長・山﨑聡一1陸佐=福知山)は、6月20日に「令和8年度自衛官候補生課程修了式」を挙行した。
期待と不安を胸に福知山駐屯地に入隊した自衛官候補生55名が、約3カ月にわたる教育を修了した。
令和8年度米豪軍との実動訓練(サザン・ジャッカルー26)に参加中である第7普通科連隊長の代理を務めた副連隊長兼ねて教育隊長(増田裕造2陸佐)は式辞で、「諸官はこれから、それぞれの部隊で国民の生命と財産を守るという重要な任務に携わることとなる。どのような任務に就いても『自分の行動が日本の信頼につながる』という誇りと責任を胸に刻み、不断の努力を重ねてもらいたい」と激励し、これまでの努力と成長を称えた。
また、自衛官候補生を代表して、影山翔光自候生は、「私たちが自衛官の基礎を学んだ、ここ福知山駐屯地・第7普通科連隊のことは一生忘れることはありません。同期の絆を忘れることなく次の任地でも精一杯頑張ります」と力強く決意を述べた。
入隊当初は、不安そうな表情を見せていた自候生たちも自信に満ちた凛々しい姿を見せ、たくましい自衛官へと成長した。
今後、自衛官候補生たちはそれぞれの職種に応じた後期教育へと進む。福知山駐屯地で培った知識や技能、そして同期と育んだ絆を糧に、さらなる成長を期待したい。
励まし合って踏破
<中部方面特科連隊>
5月25日、中部方面特科連隊(連隊長・奥村啓介1陸佐)姫路教育隊は、青野ヶ原演習場において「25㎞徒歩行進訓練」を実施した。
本行進訓練は、自衛官候補生に対し演習場内の起伏に富んだ経路を個人装備火器や背のうなどの装具を携行して行進するもので、自衛官候補生課程教育における集大成の訓練のひとつとなる。
自衛官候補生は、4月29日に10㎞行進を実施し、万全の準備を整え、今回の25㎞行進に臨んだ。
前回の10㎞行進訓練で得た教訓を活かし、背のう入れ組品の防水処置、水分補給のタイミング、背のうの背負い方、また靴擦れ対策を実施して、前回の倍以上ある行進距離に挑んだ。午前8時、隊容検査が行われ、区隊長から行進に臨む意気込みを聞かれた自衛官候補生は威勢よく元気な声で答えていた。
午前9時、行進開始、前回の教訓を思い出し、習得したことを発揮しつつ行進、休止間は確実に武器・装具の点検を行い、自ら考えて水分補給や靴下の交換等を行っていた。
行程の中盤から暑さと起伏の多い演習場の地形が隊員の体力を奪い、疲労の表情を浮かべる者が散見されたが、区隊長、区隊付及び班長の激励、さらに同期で励まし合いながら無事25㎞を踏破した。
同期とともに本訓練を乗り越えた自衛官候補生達の表情は自信に満ち、一皮むけた自衛官に成長を遂げていた。
教育最後の戦闘訓練挑む
<第34普通科連隊>
第34普通科連隊(連隊長・鈴木攻祐1陸佐=板妻)の自衛官候補生課程教育隊は6月16日、東富士演習場において本課程教育最後の戦闘訓練を実施した=写真。
これまで候補生は攻撃発起から分隊及び組による交互躍進、射撃、迂回、突撃、攻撃目標奪取までの流れを段階を踏んで演練し、当日はそれらを集約した一連の戦闘行動を実施した。
訓練の状況が開始されると2コ分隊又は組ごとに連携を図って攻撃前進し、一方の射撃支援の下、躍進を繰り返しながら敵陣に緊迫した。この際、候補生は小隊長・班長の指揮の下、復命復唱しながら困難な地形を克服し、最後は目標を奪取して訓練の状況を終了した。
終了後、候補生は苦難を乗り越えた仲間たちと達成感を分かち合うとともに教訓や反省事項を共有し、今後の資を得て本訓練を終了した。
自候生が教育期間中に感じていたこと
<第12旅団>
■新発田駐屯地
消灯・起床時間が決まっているため、とても健康的な生活になった。起床時間も早いから、朝ご飯も多く食べられるようになった。
■高田駐屯地
教官はとても怖いものだ、というイメージしかなかったが、厳しさと優しさにメリハリがある方たちばかりで良かった。
■相馬原駐屯地
時間に対しての意識や、自分の身の回りへの統制を心がけることで規律のある生活ができ、社会人としての自覚が芽生えた。
■松本駐屯地
32歳で入隊したことで、入隊後は孤立してしまうのではないかと覚悟していたが、同期の皆がとてもフレンドリーに接してくれているので楽しく過ごせている。
※いずれも課程開始後1カ月時点での所感