自衛隊ニュース
防生協の火災・災害共済がパワーアップ
安心をコスパでサポート‼
写真=新パンフレットを手にする武藤理事長
隊員とその家族に寄り添って63年、コスパの良い共済を組合員に提供し続ける「防衛省職員生活協同組合(以降「防生協」)の「火災・災害共済」が、7月に自然災害に対する保障の大幅な強化をはじめとした内容でリニューアルする。防生協の武藤義哉理事長に今回のリニューアルへの思いを伺った。
―改めて防生協の理念をお聞かせください。
2つあります。まずはパンフレット等で使われているフレーズ「未来につなぐ。助け合いの輪」です。組合員同士がお互いに助け合いましょう、それを未来に向けてやっていきましょうということです。2つ目は「安心をコスパでサポート防生協?」です。これは、コスパの良い共済を提供していこうということです。今の若い方たちはコスパを重視する傾向にあります。先ほどお話ししたように、我々は助け合いの理念でやっています。だから、利益を追求しないし、広告宣伝費も僅かしかかけていません。その分、とてもコスパの良い共済が提供できるのです。これらは全て組合員のため、隊員のためお役に立ちたいからです。
ー防生協は組合員の皆様にとって大変身近な存在です。自衛隊員とその家族、退職者に対する窓口業務やサービス等、特に離島や小さな駐屯地等は現在どのような体制で運営されていますか。
主要な駐屯地や基地では、常駐の地域担当者が相談窓口となってご対応しています。離島や小規模な駐屯地・基地では、できる限り地域担当者が巡回して、面談日時を調整してご対応しています。
加えて、埼玉県の小手指にコールセンターを令和5年7月に開設しました。地域担当者が常駐していないような場所の方にとっては、コールセンターにおいて相談や手続きをすることができます。また、退職した組合員の方もコールセンターでご対応しています。本格稼働から2年経ちますが、人数も増えて現在は7名体制で運営しています。
ー最近、全国各地で大きな災害が発生しています。組合員の皆さんも被災されていると思いますが、その際の共済金の請求や支払い等はスムーズに行われていますか。
大きいところでは、一昨年に能登半島地震があり、一定数の組合員の方も被災されました。その際の請求等に対してはスムーズに対応できたと思っています。昨年はそれほど大きな災害はありませんでしたが、もしもの時は速やかに対応できる体制を整えています。ただ、これまで防生協の火災・災害共済は地震・風水害に対する保障が、火災に対する保障に比べて低かったということがあり、心苦しく思うことがありました。それらを踏まえた形で今回、その「火災・災害共済」をリニューアルしました。
災害は50%、地震は20%を保障
ーそれでは、まさに7月から始まる新しい「火災・災害共済」について教えてください。パンフレットには、「自然災害に対する保障の大幅強化をはじめ、時代にマッチした内容を加えてパワーアップする」とあります。組合員の皆様からどのような要望があってこういう新しいものを作ろうと思われたのですか。
はい。「防生協の火災・災害共済は、火災の保障は良いけれど、風水害や地震といった自然災害に対する保障が弱いよね」との声が寄せられていました。そこで、改めて組合員の方にアンケートをとらせていただきました。すると、掛金がある程度上がってもいいから、自然災害への保障を手厚くしてもらいたいという声が多く聞かれました。そのような結果を踏まえて今回の大きな改定となりました。
ー具体的にはどのように変わったのですか。
「災害共済金」を風水害等の「災害共済金」と「地震共済金」の2つに分割しました。「災害共済金」はいままで火災の場合の最大保障額の12%を限度に保障していたところを約4・1倍の50%に、「地震共済金」は約1・6倍の20%に大幅アップさせていただきました。
掛金は2倍となりますが、それでもコスパには自信があるということは申し上げさせていただきたい。掛金が上がったからといって、決してコスパ悪くなったということではなく、他社と比較していただければ非常にコスパの良い共済だということがおわかりいただけると思います。
ーまさに「安心をコスパでサポート」ですね。
はい、ぜひ覚えていただきたいと思います。
ー防生協の動画で見たのですが「自分の財産は自分で守る」という言葉も素敵ですね。
もしもの時に備えて、普段からきちんと備えることはとても大事なことです。
ー「借家人賠償責任特約」が新設されました。これはどのような時に役に立つのですか。
例えば、隊員の方が地方に転勤になって家を借りた場合、大家さんから「火事を出した時のために保険に入ってほしい」と言われることがあります。我々は今まで建物の保障は持ち家だけが対象でしたが、今回このようなケースにも対応できるように賃貸物件について保障する特約を新設いたしました。この特約によって賃貸物件を火災等で焼失または損傷させてしまった場合に被る損害賠償請求が保障されるので、安心して物件を賃貸することができます。なお、特約というのは、動産についての契約の特約、ということです。
ー今回のリニューアルの反応はどうですか。
7月の改定に向けて去年の12月頃から、ご加入者全員に更新の書類を送らせていただきました。これまでお返事をいただいた方の中では、約97%の方が更新していただけるとのことです。加えて新規のお申込みもいただいていることを考えると高い評価をいただいているのだと思います。
ーでは、まだ入ってない若い人達等にお伝えしたいことはありますか。
まさに「安心をコスパでサポート防生協‼」です。われわれの火災・災害共済はコスパが良いものですから、他とよく比較していただきたい。例えば新しく家を購入するといった時に、一般の火災保険とよく比較していただいて、もし防生協が良いと思ってもらえたらぜひ利用していただきたいと思います。防生協の共済を知らずに他の保険に加入した後で、「あ、こんなに良いものがあったんだ」と後悔される方もいらっしゃいます。火災保険ですと一旦加入すると次の更新までになかなか乗り換え難いと感じる方もいらっしゃると思います。最初によく比較して判断していただけると良いかなと思います。
ー最後に組合員、隊員や家族の方皆様へのメッセージをお願いします。
防生協の共済には、今回の火災・災害共済に限らず、生命・医療共済や退職者生命・医療共済もありますが、我々が本当にずっと前から思っているのは、「せっかく良いものがあるのに、まだまだ知られてない」ということなのです。あるいは、最初知っていても、忘れられてしまっているなと。ぜひ、あらためて防生協をご認識いただき、他社と比較した上で、とてもコスパが良い共済だということをご理解いただき、ぜひご利用いただきたいと思います。
ーお忙しいところありがとうございました。
(聞き手・本紙代表 吉田佳子)
機略縦横(119)
大切にしている習慣
中央業務支援隊兼市ヶ谷駐屯地
最先任上級曹長
准陸尉 森谷 峰幸
私は、相手の言い方や態度にどう反応したかを自浄する習慣を大切にしています。
日々の活動の中で自浄することとは、感情を抑えこむことではありません。自分の心に「自分は何に反応し、どう感じているのか」「なぜそう感じたのか?」を客観的に確かめることが必要です。これにより、相手の言葉による刺激と自分の反応の間に余裕が生まれ、反射ではなく選択が可能になっていきます。さらに、自分がどんな場面や言葉で反応が乱れやすいかというパターンに対して客観的に自己理解を深めていくことで、選択はより精度を増していきます。また、相手の言動に対してもその背景や言動の目的を相手の目線で考えようとすることも重要です。
こうした自浄を行わないと、相手の言葉に感情と反応が直結し、怒り・苛立ち・焦りがそのまま言動や行動になっていきます。「あの人が悪い」「あの態度が気に入らない」「相手が変わるべき」と外側に原因を置くほど条件反射で反応することとなり、相手や自分の感情に振り回されることとなります。そして相手のみに変化を求めることとなるでしょう。相手の言動は変えられません。しかし、どう反応するかは自分で選べます。今後も日々自浄する習慣を大切にし、常に徳操を養い、国民の負託にこたえていきたいと思います。