自衛隊ニュース
防衛省・自衛隊
地方協力本部
FFMのしろ初入港
<佐賀>
写真=唐津東港の歓迎行事
佐賀地方協力本部(本部長・佐々木眞秀路事務官)は5月9、10の両日、佐賀県唐津市東大島町の唐津東港で多機能護衛艦「のしろ」(FFM3番艦=艦長・福岡2海佐)による艦艇広報を実施した。
FFM型の護衛艦が佐賀県に入港するのは初めて。天候にも恵まれて連日多くの艦艇ファンが訪れ、約3,600人の来場者でにぎわった。
一般公開前日の5月8日には、唐津市の脇山副市長をはじめ、唐津市に所在する官公庁等からのご来賓並びに協力諸団体の皆様による「入港歓迎行事」が行われ、港湾には「入港を待ちに待っていた」との歓迎の声があふれた。
地元唐津市出身の乗員からは「出身地の唐津に寄港できて大変うれしく、また地元の広報活動に貢献できることを光栄に思います」との声も聞かれた。
一般公開では来場者たちが「艦橋」、「主砲の62口径5インチ砲」、「艦載ヘリコプター(SH60K)」、「水中無人機(UUV)」、「魚雷発射管」などの装備品の見学及び「防火服の装着体験」、「ラッパ吹奏・手旗信号の展示」のイベントなどを楽しんでいた。
来場者からは「乗艦の際ワクワクした」、「今まで見た護衛艦と形が違いスマートだった」、「自衛隊艦船の存在を身近に感じることができた」、「護衛艦の役割や乗員の任務に対する理解を深めることができた」などの声が聞かれ、幅広い年齢層に大変好評だった。
飛行甲板の艦載機を見ながら「球磨川(熊本県人吉市)が氾濫した時に自分の家族がこのヘリコプターで救助されたことを思い出します。その節は大変お世話になりました」と、艦載機乗員に声をかけられている方にもお会いした。
副長ら説明
また、中学生以上32歳未満の方を含むグループは特別な見学コースとして、副長らが随行し艦内各所を説明。
昼食は艦内で勤務する海上自衛官と一緒に「体験喫食(カレー)」をしながら日常の勤務に関する説明や質疑・応答等も行い、自衛隊を身近な職場として感じてもらい、自衛官募集の資とした。
唐津市のマスコットキャラクター「唐ワンくん」も飛び入りで見学に現れ、大歓声の中、のしろ各所で来場者との記念撮影や握手に応じるなど、広報活動に花を添えていただいた。
佐賀地本は引き続き、さまざまなかたちで広報活動を行い、自衛隊のさらなる理解促進に努める。
守山プレフェスへ
<愛知>
愛知地方協力本部(本部長・丸尾寿明1陸佐)は5月16日、第10師団が主催した「守山駐屯地プレフェスティバル(旧募集広報の日)」において、県内各地から募集対象者や保護者ら約340人を募集・引率し、参加支援を行った。
本行事は翌17日の「第10師団創立64年・守山駐屯地創設67周年記念行事」の前日に実施された。当日は広報官が同行しながら部隊活動の実際を分かりやすく紹介した。
参加者らは訓練展示を間近に見学し、その迫力に見入った。営内見学では自衛官の勤務環境や日常生活に触れ、部隊の雰囲気を身近に感じていた。
募集対象者からは「訓練展示の迫力に圧倒された。自分もこの中で挑戦してみたいと思った」と話し、別の対象者は「災害派遣の説明を聞き、人の役に立てる仕事だと実感した」と語った。
行事終了後に実施したアンケートでは、「自衛隊への興味・関心が深まった」と回答した参加者が約8割に達した。
また、募集対象者の約6割が「入隊を前向きに検討したい」と回答。「書ききれないほどさらに好きになったし、早く(自衛官に)なりたいと思いました」などの声もあり、体験型広報の高い効果がうかがえた。保護者からも「部隊の雰囲気や規律正しい姿を見ることができ安心した」、「引率した広報官が丁寧に説明してくれ不安が和らいだ」、「子供大人関係なく楽しめ、隊員の皆さんの温かさが感じられた」といった声が寄せられた。
愛知地本では、部隊と若年層をつなぐこうした引率広報を重視しており「実際に見て、感じることが志願への第一歩につながる」として、今後も部隊での参加型広報を積極的に推進していく方針だ。
米ホワイトビーチフェスで広報
<沖縄>
沖縄地方協力本部(本部長・今井健太陸将補)は4月25日、26日の2日間、在沖米海軍艦隊活動司令部と海上自衛隊沖縄基地隊が共同開催した「ホワイトビーチフェスティバル2026」に際し、沖縄米海軍施設ホワイトビーチにおいて、沖縄基地隊と合同で広報ブースを開設した。
多くの一般来場者が訪れ、制服試着体験、パネルによる広報展示、海上自衛隊水上艦隊哨戒防備群第3哨戒防備隊の護衛艦「みくま」による艦艇広報を実施した。
来場者からは「自衛隊の制服を着ることができ良かった」、「護衛艦の大きさに驚いた」と言った声が聞かれた。
沖縄地本は今後もさまざまなイベントを通じ、自衛隊に対する理解を深めていただく。
マラソン完走
<福井>
「ふくい桜マラソン」がこのほど、福井市内で開催され、福井地方協力本部長の大宅1佐はじめ地本部員4名が参加した。参加隊員のうち2名がフルマラソンに初挑戦し、42・195キロの完走を目標にスタートラインに立った。
例年に比べて気温が高く熱中症も懸念される厳しいコンディションだったが、参加者はそれぞれのペースを守りながらゴールを目指した。
また、マラソン用に作成した福井地本オリジナルTシャツを着用して走り、自衛隊のPRにもつなげた。沿道からは多くの県民から温かい声援が送られ、その一つ一つが大きな励みとなった。
ゴール後、初挑戦の隊員を含め全員が走り切った達成感を分かち合い、改めて仲間と挑戦することの喜びを実感する機会となった。参加した隊員からは「来年もぜひ挑戦したい」との声も聞かれた。
橿原事務所リニューアル
<奈良>
奈良地方協力本部(本部長・伊藤正樹防衛事務官)は4月6日、リニューアルした橿原(かしはら)地域事務所に関係者を招き、完成披露式典を行った。
日頃から支援を受けている奈良県防衛協会会長の前田武氏、奈良県自衛隊家族会会長の河本順雄氏、中部方面総監部幕僚長の相園和宏陸将補、橿原市副市長の吉田晴行氏ら約30人が出席し、テープカットなどのセレモニーが行われた。
事務所は近鉄大和八木駅北口のビル3階にあり、延べ床面積は約80平方メートル。今回のリニューアルでは、誰でも利用できるラウンジスペースを新設し、カフェのような明るく開放的な空間に改装した。本改装は、中部方面隊内における地本の地域事務所等のモデルケースの一つとなる。
開放的空間
ラウンジは、初めてオフェスに訪れる方でもほっと安心でき、自衛隊への興味や親しみを自然に感じられる空間づくりをコンセプトとし、フリーWi‐Fiやフリードリンクの提供、充電スペースの設置などにより環境を整えた。
事務所全体の約6割をラウンジスペースに充て、休憩や勉強、地域との情報交換の場としての活用が期待されている。
式辞で本部長は「地域と自衛隊を結ぶ架け橋として身近で信頼される存在となるよう努めるとともに、防衛力の中核となる自衛官の人的基盤の強化に取り組んでいきたい」と述べた。
来賓からは盛大な拍手が送られ、橿原所長の池田曹長以下所員一同、任務への決意を新たにし、完成披露式典を終えた。
トウチとさくら
おはら祭へ
城南
写真=先導してパレードする1音隊
東京地方協力本部城南地区隊(隊長・梅田2空佐)は5月17日、渋谷の「109」前と道玄坂、文化村通りで開催された「第29回渋谷・鹿児島おはら祭」に参加した。
同祭は鎌倉時代から続く渋谷と鹿児島の深い結びつきの流れをくみ、「ふるさとへの思い」を強くするという趣旨の下、平成10年に当時の渋谷区長及び鹿児島県出身の経済人の尽力によりスタートした。
当日は、陸上自衛隊第1音楽隊や地元小学校の鼓笛隊等によるオープニングパレードを皮切りに、2千人を超える踊り手が「おはら節」、「渋谷音頭」、「ハンヤ節」、「TOKYOオハラ」を踊りながらパレードを繰り広げた。
沿道は大勢の観衆でにぎわい、普段見る機会のない第1音楽隊の斉一な動作と勇壮な姿に圧倒され、迫力あるパレード演奏に大きな歓声を上げていた。
城南地区隊渋谷募集案内所は横断幕を掲げてパレードし、詰めかけた観衆らに東京地本を周知させた。
観衆からは「迫力ある演奏に感動した」、「自衛隊の音楽隊を初めて間近で見た。自衛隊さん頑張ってくざたい」等の声が聞かれ、自衛隊に対する理解の促進を図ることができた。
城南地区隊は今後も地域に密着した募集・広報活動を部隊、協力団体等と連携しながら実施し、募集業務につなげていく。