自衛隊ニュース
各部隊で新指揮官迎える
巡閲する統合作戦司令官
平時から有事へ切れ目なく指揮貫く
俵統合作戦司令官
3月23日、第2代統合作戦司令官に俵千城海将が着任した。創設2年目を迎えた統合作戦司令部は、新司令官のもと、新たな一歩を踏み出した。
俵司令官は、防衛省講堂で約150名の職員を前に訓示に立ち「司令部創設以来の精神的拠り所である『一源三流』の精神を引き続き実践し、初代統合作戦司令官・南雲空将が築いた礎を継承し、さらに発展させ、より精強な統合作戦司令部を目指す」と述べた。また、「任務の有無に関わらず常に有事を想定した備え、統合の力を磨き続けなければならない。この『常に即応性を保つ姿勢』こそ統合作戦司令部『JJOC』創設の最大の意義だ」と説き、「陸・海・空・宇宙・サイバー・電磁波領域のすべての機能を防衛大臣の指揮の下、平時から有事へと切れ目なく指揮を貫くことは何よりも重要だ」と述べた。
第2代統合作戦司令官・俵海将…昭和42年生まれ、防大33期。潜水艦隊司令、佐世保地方総監等を歴任し、令和7年3月に統合作戦司令部創設に伴い統合作戦副司令官に着任。令和8年3月より現職。
信頼と期待に応える
青木第9師団長
3月24日、第39代第9師団長として青木誠陸将が着任した。
青森駐屯地に到着後、青森県殉職隊員のための慰霊碑に対して献花を行った青木師団長は、第5普通科連隊が編成した儀じょう隊による儀じょうを受けた。
続いて行われた着任行事では、整列する隷下部隊の隊員に対し、「所命必遂」を統率方針として、隊員一人一人が所命必遂するため「職責の全う」を隊員に要望するとともに、「日々の隊務に邁進することを期待するとともに、全隊員が職責を全うし得る第9師団となるよう、諸官の先頭に立ち諸官とともに日々精進することを誓う」と述べた。
その後、記者会見が行われ、「いついかなる任務が与えられても事態に即応して任務を完遂し、地域と一体となり全身全霊をもって職務を遂行する所存です」と抱負を述べた。
第9師団は青木師団長の指揮統率の下、新たな一歩を踏み出した。
量より質、質より和
三島国際活動教育隊長
3月23日付で、防衛大学校から国際活動教育隊の第10代隊長として、三島健司1陸佐が着任した。
三島1佐は、防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊に入隊。インド軍指揮幕僚課程を経て在インド防衛駐在官などを歴任し、令和5年12月から令和8年3月まで防衛大学校で教授を務めた。
国際活動教育隊長として勤務するにあたり「将来の国際活動の分野で活躍する人材育成のための基本教育、待機部隊や個人に対する練成訓練支援及び国際任務に関する調査研究の任務を持つ国際活動教育隊で勤務できることを嬉しく思い、隊員がより活躍し、充実した勤務ができるよう尽力する」と抱負を述べた。
隊員への要望事項として「国際任務に関する基本教育、練成訓練支援及び調査研究に係るプロとしての実力を進化させよう」との考えを示し、隊員一人ひとりが実力を進化させるべく取り組むことを求めた。また、統率方針では、被教育者があっての国際活動教育隊であり、教育隊の隊員は、被教育者の模範であり、明朗な雰囲気で被教育者から頼られる存在であるべきとし「量より質、質より和」の方針を掲げた。
新しい隊長を迎え、国際活動教育隊は、これからも国際社会の平和と安定に寄与するとともに、国際任務に全力で取り組んでいく。
「自己革進」を要望
髙橋普通科教導連隊長
3月13日、駐屯地体育館において、富士教導団長(岡部健陸将補)立会のもと、普通科教導連隊長山口勝1陸佐の離任行事が行われた。
離任あいさつにおいては「私がBOC学生の《山口3尉》時代から、普通科教導連隊の隊員の方々に育てられてきました。諸官が日々の教育支援任務を一所懸命に遂行してくれている姿には、指揮官ながら頭の下がる思いでした。在任間何度も話してきましたが、普通科教導連隊は全国の普通科部隊の指標です。指標すなわち基準である以上、普通科教導連隊が強くならなければ、陸上自衛隊は強くなりません。着任される高橋1佐を核心として、普通科教導連隊がさらに精強な部隊となることを富士山の裏側からお祈りしております」と、1年8カ月指揮を執った連隊への感謝と激励の言葉を述べ、最後は多くの隊員と駐屯地太鼓部の演奏で盛大に見送られ、駐屯地を後にした。
週を開けて16日、第36代普通科教導連隊長(兼ねて第25代滝ヶ原駐屯地司令)高橋誠1陸佐が陸上幕僚監部人事教育部(市ヶ谷)より着任した。
富士教導団長の紹介を受けたのち、着任の辞では「普通科の指標部隊である普通科教導連隊は、日々、戦技を錬磨し、全隊員の尽力により今日に至るまで与えられた各種任務を遂行している。そのたくましさに、誇りと、頼もしさを感じているところであり、その一員として勤務ができることを、嬉しく感じている。常に諸官たちの先頭に立ち、その責務を全うすることを誓う」と述べ、連隊統率方針を「責務の全う」要望事項を「自己革新」とし、駐屯地司令要望事項を「信頼にこたえよう」と定めた。
普通科教導連隊、滝ヶ原駐屯地は、高橋1佐を核心としてより一層団結を強固にし、任務にまい進していく。
個は鋭く群れは強く
山﨑第7普通科連隊長
3月16日付で、山﨑聡一1陸佐が第36代第7普通科連隊長兼ねて第39代福知山駐屯地司令に着任した。
着任にあたり山﨑1佐は、近年の任務環境は大きな転換点を迎え、部隊運営や隊員指導の在り方に変化が求められると述べ、今後目指す部隊の姿として、次の3点を掲げた。第1に「時代の変化に適応できる強い部隊」、第2に「この部隊に行きたい、ここにずっといたい、と隊員一人一人に思ってもらえる部隊」、第3に「個の力を最大限に生かしつつ、組織としての調和を備えた部隊」以上の3点を不断に考え、指揮・統率を実践していくと強い意志を示した。
また、これらを踏まえ、「個は鋭く、群れは強く」と連隊長要望事項を示した。
連隊は引き続き、山﨑連隊長を核心として、これまで築き上げられてきた伝統を継承し、幹部、曹士隊員、関係するすべての人々の力を結集し、第7普通科連隊のさらなる発展を目指す。