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日本選手権、宮様スキー バイアスロン2大会開催

2普連 リレーで "2冠" 果たす

第2普通科連隊(連隊長・末本紀彦1陸佐)冬季戦技訓練隊(バイアスロン=監督・太平1曹)は2月25日から3月3日の間、北海道札幌市の西岡バイアスロン競技場において実施された「第60回バイアスロン日本選手権大会」、「第95回宮様スキー大会国際競技会バイアスロン競技」に参加した。
 バイアスロン競技は、1周1・5キロのコースを3周し1周ごとに50メートル先の五つの的に対して伏せ撃ち、立ち撃ちを行う。規定弾数内で全ての的に命中できなければ残的数一つに対しペナルティコース(75メートル)を1周、またはペナルティタイム(30秒)が加算される。射撃の結果によっては大逆転もあり、「動(スキー)」と「静(射撃)」の総合力が試される。
 選手は両大会の各種目で好成績を残した。特にリレー種目において3年ぶりの「2冠」の快挙を果たし、宮様スキー大会においては2連覇を成し遂げた。
 主な成績は次の通り。
 ◇第60回日本選手権大会バイアスロン競技
 ▽男子4・5キロチームコンペティション(一般銃)1位=高田2普連A(竹内3曹・桑原3曹)▽男子4・5キロスプリント(一般銃)1位=宮尾2曹、2位=今村3曹、5位=桑原3曹、6位=太田3曹▽男子4×4・5キロリレー(一般銃)優勝=高田2普連(太田3曹、宮尾2曹、桑原3曹、今村3曹)
 ◇第94回宮様スキー大会国際競技会バイアスロン競技
 ▽男子4・5キロkmリレー(一般銃)優勝=高田2普連(太田3曹、宮尾2曹、桑原3曹、今村3曹)▽男子4・5キロインディビデュアル(一般銃)1位=太田3曹


3即機連はともに入賞

第3即応機動連隊(連隊長・藤田明大1陸佐)バイアスロン訓練隊(隊長・川東修一2陸尉)は2月25日及び27~28日の間、西岡バイアスロン競技場で開催された「第60回バイアスロン日本選手権大会」に出場し、男子リレーにおいて第4位の成果を収めた。
 2月14日、各中隊の隊員が色とりどりの応援旗をたなびかせ、出発する選手たちを拍手と激励の言葉で見送った。
 本大会では、三崎大河2曹・内田伸明3曹ペアが男子4・5キロチームコンペティションにおいて準優勝。また山岸徹3曹が男子4・5キロスプリントにおいて第8位入賞、若手ホープの米谷太助1士と豊田諒真士長がジュニア男子スプリントにおいて第6位及び第8位入賞と健闘した。
 男子4・5キロ×4リレーでは、名寄第3即応機動連隊チームは山岸徹3曹、三崎2曹、内田3曹、山下翔大3曹が競技に挑んだ。
 静寂に包まれた中、スタートの合図とともに多くの声援が飛び交い14チームの選手たちが一斉にスタートを切った。
 レースは山岸3曹が暫定1位の高田2普連を追う展開で三崎2曹へつなぎ、射撃で順位が後退するも5位で内田3曹へつないだ。
 内田3曹は射撃の立射で8発中5発を命中させ、順位を3位に引き上げる快進撃を見せた。アンカーの山下3曹は神町20普連の猛追を振り切る必死の疾走でフィニッシュした。


中島主将健闘

 バイアスロン訓練隊は3月2~3日に開催された「第95回宮様スキー大会国際競技会バイアスロン競技」にも出場し、男子リレーにおいて第6位の成果を収めた。
 男子4・5キロ×4リレーでは、山下3曹から主将の中島徹也2曹に交代し競技に挑んだ。
 レースは序盤から射撃の結果が振るわず、苦戦する展開となった。山岸3曹から8位でタッチを受けた中島2曹は先行の選手を捉えると一挙に順位を6位に押し上げた。その後も内田3曹と三崎2走が懸命に先行チームを追うも、巻き返しは叶わずフィニッシュした。
 また、中島2曹は男子4・5キロインディビジュアルで出場人数85名中第6位入賞の好成績を収め、主将としてチームをけん引した。
 3月4日、駐屯地において隊員たちが帰隊した選手をねぎらいの言葉や拍手で出迎え、隊長の川東2尉が「優勝に向けて取り組んできた。反省点を次に生かせるようさらに日々精進していく」とあいさつした。
 連隊は引き続きバイアスロン訓練隊をはじめ、各訓練隊の練度を向上させ、いかなる任務にも即応できる精強な隊員の育成にまい進していく。




びえいスキーマラソン支援

14施群からも選手多数挑む

第14施設群(群長・河端純一1陸佐)は2月18日、「第47回丘のまちびえい宮様国際スキーマラソン」の支援を実施した。本大会は美瑛町を挙げて開催する冬の一大イベントで、北海道を代表するクロスカントリースキー大会。
 当日は快晴に恵まれ、雄大な十勝岳連峰の絶景が広がる白銀の雪原を舞台に青く輝く美瑛川を望む3つのコース(25キロ20キロ、8キロ)が設定され、遠くは福岡県や山口県などから約400名の選手が参加した。大会前日に行われた開会式では、来賓を代表して上富良野駐屯地司令(渡邉 邦嘉1佐)があいさつを行い、大会の成功を祈念した。
 第395施設中隊(中隊長・長見明典1陸尉)を基幹とする35名の協力隊は、全てのコースにおいて選手の誘導、コースの整備、通信中継等を実施して大会の安全・円滑な運営に寄与した。また、選手として各中隊の隊員が参加し、日頃の練成の成果を発揮するとともに地域住民等との交流を深めた。
 河端群長は前日の開会式に出席し、大会当日は勤務員を激励、スタート地点から約15キロ離れたゴール地点まで選手を応援した。
 また、今回初めて自衛官募集・広報ブースを開設。自衛隊スキーを展示するとともに長見中隊長が第14施設群の活動や自衛隊の魅力を来場者に紹介し、理解を得た。
 第14施設群は今後も地域との連携を大切にし、あらゆる任務にまい進していく。

島松駐同好会

全自バド制す

司会からねぎらいの言葉も


 島松駐屯地バドミントン同好会(監督=北海道補給処装備計画部・板谷曹長以下10名)は3月7日から9日まで、福岡県内で実施された「令和5年度全自衛隊総合バドミントン選手権大会」に参加した。
 各部門のうち支部対抗団体戦は北海道勢同士の決勝となり、道大会での雪辱を果たし8年ぶり3回目の優勝を収めた。
 個人戦ダブルスには10名が出場し、整備部木村技官・補給部松浦2曹ペアが男子30歳の部で2連覇を達成、装備計画部板谷曹長・整備部山岸技官ペアが男子40歳の部で3位入賞の成績を収めた。
 個人戦シングルスには6名が出場。補給部松浦2曹が男子30歳の部、整備部木村技官が40歳の部で3位入賞した。
 島松駐屯地司令(豊田真陸将補)への結果報告で板谷監督は「他チームに比べ平均年齢が高いですが技術力と総合力で団体戦優勝を勝ち取ることができました。全力でがんばってくれた選手に感謝しています」と報告。
 司令からは「良くがんばった。駐屯地におけるスポーツの盛況な活動は部隊の精強化や駐屯地の活性化につながる。駐屯地スポーツの見本となるとともに今後も連覇を目指してほしい」とねぎらいの言葉が贈られた。

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