2024年10月15日 の記事
52年かけ処理4万件到達
第101不発弾処理隊(那覇)
県民守り抜く
昭和47年(1972年)以来、沖縄県における不発弾の処理を担ってきた那覇駐屯地に所在する第101不発弾処理隊は8月23日、那覇市泊で発見された米国製5インチ艦砲弾の回収をもって通算4万件(累計1184トン)に到達した。
4万件にあたり第101処理隊長は、隊員を前に次のように訓示した。
「4万件はゴールではなく一通過点に過ぎない。ただし、諸先輩方が築いてきた安全を第一とする部隊の伝統と、不発弾処理に必要なノウハウをしっかりと継承してきたこと、さらに、自治体・関係行政機関等との緊密な協力があって到達できたのである。部隊が任務を開始して約50年が経ち、処理隊は4万件に達したものの、不発弾の脅威はいまだに県民の生活の身近なところに存在している現況にある。引き続き安全確実を第一に処理活動を行い、不発弾の脅威から沖縄県民を守り抜くという務めを果たしていこう」
第101不発弾処理隊は52年にわたり着実な処理を積み重ね、無事故でこの日を迎えることができた。引き続き「沖縄県の皆様の安全・安心」のために務めを果たしていく。