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フィジー軍へ能力構築支援

野外衛生訓練の教官を育成

 2月12日から26日まで、自衛隊中央病院の医官等4名がフィジー共和国軍のブラックロック基地で衛生分野の能力構築支援を行う。フィジー軍の要請によるもので令和4年に続いて2回目。今回の目的は、現地において国連PKO派遣要員に対する野外衛生訓練の教官を育成することにあり、あわせて太平洋島嶼国では初めて、女性が紛争予防や平和構築に参画するWPS(女性・平和・安全保障)の観点からセミナーを実施する。

 8日には派遣要員の田中雄也1陸佐(中央病院)、黒木裕道1陸曹(衛生学校)、松沢朝子インド太平洋地域協力企画官WPS国際連携調整官、新田大道インド太平洋地域参事官付らが鬼木副大臣に対して出国報告を行った。鬼木副大臣は「諸官の経験に基づくプロフェッショナルな知見を共有して来てほしい」と激励した。