自衛隊ニュース

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地域と共に歩む 各地で周年行事

第14旅団 20周年

善通寺駐屯地 76周年

写真=沿道に多くの人が集まった市中観閲行進


 第14旅団(旅団長・仲西勝典陸将補=善通寺)は、4月26日、善通寺駐屯地において「第14旅団創隊20周年及び善通寺駐屯地開設76周年記念行事」を開催し、第14旅団隷下部隊及び善通寺駐屯地所在部隊の隊員587名が観閲式に参列した。25日の総合予行と26日の2日間で、約1万人が来場し、終日活気に満ちた雰囲気に包まれ、改めて多くの方々に支えられていることを実感した記念行事となった。

 今年は、第14旅団創隊20周年という大きな節目を迎えメインテーマを「更なる挑戦~輝く未来への継承~」とし、「任務の継承」「伝統の継承」「関係の継承」を掲げ、記念ロゴマークを作成し、これまで支えてくださった地域の方々への感謝と今後も信頼される部隊として発展し続ける決意を込めた。

 アトラクションでは「グリーンインパルス(第14偵察隊によるオートバイドリル)」が登場し、統制のとれた隊形変換や高度な操縦技術を披露した。息の合ったスピード感溢れるアクロバティックなパフォーマンスは来場者を魅了し、会場は大きな拍手に包まれた。また、市中観閲行進では、隷下部隊の車両行進・4月に入隊したばかりの新隊員による徒歩行進、更には、輸送ティルト・ローター機V22オスプレイを加えた観閲飛行が行われ、迫力ある飛行に沿道からは大きな歓声と温かい声援が送られた。来場された多くの皆さまに陸上自衛隊のことを知っていただく良い機会となった。

 さらに、装備品展示やロープ体験・WAPC体験搭乗といった体験型イベントも実施され、自衛隊の活動に直接触れる貴重な機会となった。

 第14旅団及び善通寺駐屯地は、これまで受け継がれてきた伝統を大切に継承しつつ、地域とともに歩み、輝く未来に向けて更なる挑戦を続けていく。


第10偵察戦闘大隊 2周年

 第10偵察戦闘大隊(大隊長・秋山純一2陸佐=豊川)は、3月28日、桜の便りが届く豊川駐屯地において大隊創隊記念行事を実施した。大隊長式辞では「日頃からの隊員の努力並びに後援会からの支援に対し、部隊を代表して御礼を申し上げるとともに、令和8年度に実施される大隊検閲を控え、より一層訓練に励み、豊川の地に根付く偵戦大の隊員であるという矜持を胸に、精強な第10偵察戦闘大隊の創造に共に取り組んでいこう」と述べた。

 また、後援会との記念撮影(人文字)、隊員家族も参加した観桜会を実施して、大隊創隊2周年を祝うとともに、隊員の融和団結、士気の高揚及び隊員家族・大隊後援会との連携強化を図った。


霞目駐屯地 69周年

 霞目駐屯地(司令・米谷知久1陸佐)は、4月4日、駐屯地を一般開放し、霞目駐屯地創立69周年記念行事を実施した。

 本行事は駐屯地を一般開放し、ヘリコプター編隊飛行、ホイスト救助訓練、ブルーインパルスJr展示走行、装備品展示、特大型トラック体験試乗、自衛隊体験コーナーなど、子供から大人まで楽しめるイベントを開催した。今年も約3700名と多くの方にご来場いただき、会場は大いに賑わいを見せた。また、宮城地本と合同で開設した募集広報ブースにも多くの募集対象者が訪れ、自衛官という職業の魅力ややりがいについて理解を深めていただいた。引き続き、地域と共にある霞目駐屯地の魅力を発信していく所存である。


自らの国は自らが守る
<東京都防衛協会>

写真=「東京の経済規模は大きく『首都防衛』として経済を守る」などと祝辞を述べた小池東京都知事


 東京都防衛協会(会長・大宮英明)は4月20日、グランドヒル市ヶ谷で創立60周年記念行事を開催し、約210人が出席して節目を祝った。会場には経済界の主要企業トップをはじめ、都内所在の陸海空各自衛隊部隊長、東京地方協力本部関係者、協力団体代表らが一堂に会し、官民が連携して防衛基盤を支える同協会の歩みを振り返るとともに、今後の発展を誓い合った。

 第61回定期総会では個人10人を表彰。続く記念式典では、企業15社、個人4人のほか、陸上自衛隊第1師団、東京地方協力本部、航空自衛隊府中基地、11の区市町協会へ感謝状が贈られた。

 記念講演では、第5代統合幕僚長の河野克俊氏が「我が国を取り巻く安全保障環境」をテーマに講演し、防衛力の強化と国民理解の重要性を説いた。

 祝賀会には防衛省・自衛隊、東京都、経済界、協力団体など官民各界から幅広い関係者が出席し、同協会が築いてきた幅広い支援の輪を印象づけた。また、小池百合子東京都知事も祝辞をのべ、小泉進次郎防衛大臣をはじめ各界からも祝意が寄せられた。大宮会長は「会員一人ひとりが自助の模範を、それぞれの地区協会が共助の模範を示し、『国を守る心』のもと各種事業を積極的に推進していく」と力強く表明。大正琴家元・岩佐扇靖女史ら9人による華やかな演奏が祝賀会に彩りを添えた。

 同協会は昭和41年、「防衛意識の普及・高揚」と「自衛隊支援」を目的に設立。都内62区市町村のうち36協会が組織され、会員約7000人を擁する全国有数の防衛協力組織として、「自らの国は自らが守る」の理念のもと官民一体となった防衛協力の輪を着実に広げている。


<歴代会長>

初代会長:櫻田武(日経連会長) 第2代会長:杉田一次(第4代陸上幕僚長) 第3代会長:瀬川美納留(野村證券会長) 第4代会長:宮崎輝(旭化成会長) 第5代会長:山口信夫(旭化成会長) 第6代会長:佃和夫(三菱重工業会長) 第7代会長:大宮英明(三菱重工業相談役)

機略縦横(117)

技術と心

航空開発実験集団准曹士先任
准空尉 杉山 貴一

 ライト兄弟が世界初の有人動力飛行に成功してからのテクノロジーの進化は革命的で、航空機等の装備品は目覚ましい変化を遂げました。

 現在、ウクライナや中東で繰り広げられている戦争においてもドローンやUAV等の無人兵器が注目されており、新たな戦い方においても省人化が予想されています。

 しかし、幾ら技術が進んでも、我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさと不確実性を増すなかで、人材育成は避けて通る事はできません。新たな技術や装備品を扱うのは人であり隊員です。そして隊員一人一人の心や精神性は組織全体の士気に繋がり「無形の戦闘力」として顕在化し、新たな装備品とともに我が国の抑止力として機能します。

 我々、航空開発実験集団は活動指針として「創造・挑戦・信頼」を掲げています。航空防衛力の質的優位を、人材育成においても支えられる様に、私自身が下士官のリーダーとして信頼される隊員となるべく日々精進していく所存です。

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