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宮様スキー・バイアスロンで成果
5普連6隊員勢い
写真=男子20キロで力走する山本3曹
第5普通科連隊(連隊長・菊池裕紀1陸佐=青森)の枋木(こぼのき)司2曹他6名は2月26日から3月1日までの間、西岡バイアスロン競技場(札幌市)で行われた「第97回宮様スキー大会国際競技会バイアスロン競技」に参加した。
2月28日の「男子7・5キロリレー(競技銃)」において、連隊は1位の自衛隊体育学校との差わずか14・7秒、3位とは15分37秒の大差をつけ堂々の2位入賞を果たした。
リレーは2位
レースは、1走から3走までに貯金をつくりアンカーにつなぐ展開を想定。
1走山本3曹がペナルティ数ゼロでトップに立つと、2走枋木2曹が安定した走りと射撃で後続との差を広げた。3走高畑3曹は猛追してくる他のチームに詰め寄られながらも得意の射撃をペナルティ数ゼロでまとめ首位を維持。アンカーを務める4走大阪士長は競技歴2年目ながら粘りの走りで最後まで接戦を演じ最後に体育学校に逆転を許したものの、2位でゴールした。
一般部隊である5普連が専門チームで固めた体育学校と互角の勝負を行い得たのも体育学校からの厚意により本シーズンを通じて射撃銃を借用して青森にてスキー及び射撃訓練を行うことで、チームペナルティ数ゼロを達成したこと、さらにワックス班の綿密なスキーテストと適切なワックス選択により日々刻々と変化する雪面状況の中で最良の滑走性を確保できたことが挙げられる。
枋木2曹引退
一方、3月1日に行われた「男子20キロインディビジュアル(競技銃)」では、枋木2曹が5位、山本3曹が7位に入賞した。
競技歴2年目の大阪士長や連隊へ異動後初めて宮様大会へ挑んだ山本3曹等、新進気鋭のメンバーがしっかり結果を残した。本大会で選手を引退する枋木2曹は今後、教官として後輩育成に専念する。5普連バイアスロンチームは、一丸となってさらなる飛躍を目指していく。
10即連〝熱い〟走り
第10即応機動連隊(連隊長・小林邦之1陸佐)は2月12、13の両日、滝川演習場で令和7年度連隊冬季戦技競技会を行った。
1日目は個人走と分隊走(8名1組)を実施。個人走では各隊員が限界を突破した熱い走りを繰り広げ、分隊走では各部隊が重量物をアキオ(ソリ)に載せて運搬し、強固な団結のもとに8名全員が力を合わせて走り抜いた。
2日目は階級別リレーを行い、各中隊から選抜された選手が意地と意地のぶつかり合いを見せ、激しい戦いを繰り広げた。
競技会で隊員は基礎体力及びスキー技術を向上させ、冬季でも強固に戦える戦士へと成長した。
東北方はスキー指導官訓練を
第104施設器材隊(隊長・生越正明2陸佐)は1月19日から30日までの間、船岡駐屯地及びみやぎ蔵王えぼしリゾートで部隊スキー指導官練成集合訓練を担任した。被教育者として、各東北方面直轄部隊から77名の部隊スキー指導官が参加した。
スキー技術及び検定法をはじめ、スキー行進、曳行スキー、アキオ曳行、遭難者の救出法等の積雪寒冷地部隊の基本的行動について演練。特に年々新しくなる遭難者の救出に係る資器材の取り扱いや、捜索要領等について教育を実施し、被教育者の理解を深めることができた。
部隊スキー指導官の役割は「隊員に対する積雪寒冷地部隊の基本的行動に関わる知識の提供」及び「隊員に対する積雪寒冷地における基礎動作の指導及びスキー技術の指導」の大きく2点ある。このため、部隊スキー指導官の練度は、その部隊の練度に非常に大きな影響を及ぼす。
本訓練を通じ、日頃から被教育者が部隊スキー指導官としての自らの役割を自覚し現状の冬季戦技・指導能力に満足することなく、弛まぬ技術の錬磨が必要であることを強く認識し練成していることを確認することができた。
積雪寒冷地所属部隊は、厳しい冬季環境下においても地形・気象を克服してあらゆる任務に即応する必要がある。
部隊スキー指導官は、各隊員に積雪寒冷地における知識・技術を普及し、限られた訓練時間の中で如何に効率的に練度を向上させるかに重点をおき、指導者としての識能の保持及び指導要領について創意工夫し、現状として各部隊が抱える積雪寒冷地訓練の課題を着実に解決していくことが必要不可欠となる。
本訓練参加により資格を更新した隊員については、輝くスキー徽章を胸に、部隊スキー指導官として各部隊の冬季戦闘戦技能力の向上のために活躍することを期待している。
28普連も冬季訓練
第28普通科連隊(連隊長・菊池敦1佐)は1月26日から2月27日まで、駐屯地及び駒ヶ岳演習場等において、「令和7年度連隊冬季戦技集合訓練」を行った。
令和7年度新配置隊員及び積雪寒冷地での冬季の勤務経験がない隊員に対し積雪寒冷地に関する知識及び技能を修得させることを目的として実施。訓練参加者はスキーの装着方法などの基本的事項から、滑走、滑降技術等の必要な冬季戦技について練成した。
訓練参加者は慣れない官品スキーに四苦八苦。特にアキオ曳行や雪上車によるジョーリングはほとんどの隊員が未経験であり、転倒を繰り返しながらも懸命に訓練に取り組み、積雪寒冷地部隊の隊員として必要な知識、技能を修得した。
連隊はこれからもさまざまな訓練に取り組み、精強化を図り、任務に邁進していく。