<東京地連> 東京地方連絡部(部長・用田和仁陸将補)では辞令書交付式を同日午後、管理担当する予備自衛官補採用者38名のうち、33名が出席して行った。 澤田昭二副部長はじめ、各課室長、各地区隊長ら地連関係者が見守る中、式ではまず、用田地連部長から採用者を代表して大久保智啓さん(薬剤師)、中曽根麻里さん(一般)が力強く宣誓。辞令を受けた出席者は、終始、引き締まった表情で式に臨んでいた。 用田地連部長は、訓辞の中で、自衛隊の本質について触れ、事に臨んでは危険を顧みず身を挺して任務の遂行にあたるよう強調した。また、安全保障が表立つ大変辛い時代に自ら予自補に志願した覚悟を忘れずに、自衛隊の仲間として一緒に汗を流し、いい国を作っていきましょうと心からの歓迎の意を述べた。 交付式終了後、技能職(朝鮮語)で採用された拓殖大学教員の荒木和博さんは「新隊員のような気持ちで緊張しました」と感想を話し「自分の研究範囲は朝鮮半島なので軍事問題は非常に重要と認識している。有事には専門知識のある人間と自衛隊の人とでチームを組ませてもらいたいと政府にはこれまでも要請してきた」と話し「まず自らが行動しなければという思いが希望した一番大きな理由です。やるからにはある程度の役割を与えてほしい」と意欲的に話した。