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   2003年2月1日号
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スポーツよもやま話 根岸直樹
星野監督(阪神)、胸中を語る
秋に「六甲おろし」の大合唱を
 正月、星野監督にお会いして、今季は阪神が面白そうだ、と直感した。昨年暮れ、久万俊二郎オーナーが「監督にしかられましてね」と苦笑していたのを思い出す。何でも「阪神低迷の原因はオーナーにもある」とズバリ指摘されたんだとか。理由はいろいろあったが、最大の要因としては「チーム運営を球団まかせにしていた」ことを指摘されたらしい。
 結果、オーナー指令により昨オフ、二十億円ともいわれる「補強費」が計上された。20人にもおよぶ大リストラも決行され「ほぼ予定どおり」の戦力補強に成功したのは「オーナーの太っパラのおかげ」だった。
 球界きっての"燃える男"が再び燃え上がった。「ケガ人が出なかったら優勝していたぞ」と強がったほど故障者続出。主戦力が次から次へと脱落していったシーズンを振り返り、昨秋の強化トレがいつになく厳しかったのは、そのあらわれだ。
 今季、ウエスタンリーグで二軍が二年連続11度目の優勝。西武との日本一決戦も大勝した。その"若い力"の台頭に夢を馳せる星野監督。FA移籍の金本(広島)と日本ハムからゆずり受けた野口(捕手)にも絶大の期待をかけている。 「野口はヤクルト時代、古田の下で勉強している。面白い存在になるよ。金本の野球に対する姿勢には頭が下がる。阪神に一番足りないものを持っているんだ。二人とも"新しい風"を吹き込んでくれる男だよ」
 阪神は1993年4位になって以後、10年連続負け越しで、ずっと5位と最下位を続けてきた。昨季、星野監督の登場で大いに期待されながら、結果は9年ぶりの4位。
 しかし、開幕7連勝で気勢をあげ、五月までは首位にあった。その勢いがそがれたのは、一にも二にも「故障者続出」。六月中旬からの8連敗を期に"借金"生活が続き、終わってみると66勝70敗4分け、勝率0.485。四年連続最下位から脱出できたとはいえ、星野監督にしてみれば納得がいかなかった。
 「ファンや関係者は最下位脱出を喜んでくれたが、その反応が寂しかった。4位なんて…と怒ってくれっていうんや。少なくとも最後まで優勝争いに加わりたかった。ことし?もちろん優勝。それしかないやろ」
 "闘将"の胸中には、すでに逆襲策が練り上がっているのだろう。「六甲おろし」の大合唱が浜風に乗って甲子園の銀傘(さん)をゆるがす"実りの秋"が、虎ファンにとっては待ちどおしい限りだ。

雪月花
 小泉首相の靖国神社参拝は、今回で三度目となるが、そのたびに寄せられる中・韓両国からのクレームも、一段と厳しさを増しこそすれ、一向に衰えをみせない。
 "軍国主義の復活"などの用語も、現実には"死語"となったが、外交用語の中では、戦後60年経ったいまでも、なお生き続けているものらしい。
 参拝は北鮮問題で、日・米・韓の連携が強調され、さらに中国・ロシアも参加する構想がすすむ最中、時期が悪過ぎるという批判もあるようだが、では、首相の靖国神社参拝によい時期はいつか?と、あらためて問いたくもなる。
 一般戦死者と共に奉られるA級戦犯も、常に問題とされる。"戦犯"そのものが、第2次大戦で"ナチ"を裁くとき、はじめて使われた新造語で、戦争を犯罪とする思考は、それまでは無かったものだ。A級戦犯も、極東裁判で一方的に等級を決められたが、インドのパール判事は、この裁判は"勝った国が負けた国を裁く一方的なもの"と職を辞したように、公平な裁判とはいい難い。
 靖国神社をどのように受けとめるかは自由だが、国のために殉じた人たちが祭られる敬虔な霊場であることにかわりはない。(小町)

ダルマに目入れ 中業支
年男・女の隊員も
陸自中央業務支援隊(隊長・藤井信二1佐)は1月7日、隊朝礼時に各部を代表して年男・年女の隊員がダルマの片目に墨を入れ、最後に藤井隊長が完成をして、今年1年の安全と任務完遂を祈った。

HOME's English Class(防衛ホーム英語教室)
NOW IS THE TIME FOR HIM TO RETIRE
(ナウ イズ ザ タイム フォー ヒム トゥ リタイア)
今が引退の潮時だね
 Hi!皆さん。インフルエンザが4年ぶりに猛威をふるっていますが、お元気ですか?ワクチンが間に合わないそうですから、外出後の手洗い、うがい等に心掛けて風邪を予防しましょう。正月2日に、とある病院にいったのですが、急患で、平日のようでした。暴飲暴食を慎も、生活にリズムと一寸した精神的、時間的な余裕を楽しめるといいですね。そんな時間に相撲観賞もなかなか良い時間の過ごし方でしょう。といっても、10時過ぎのスポーツダイジェストで観るだけかも知れませんが、30分でも自分の時間があるというのは、素晴らしいことですね。
 さて、今回の表現は、“Now is the time for him to retire"「今が引退の潮時だね」です。“Now is the time for 人 to〜"は以前にも紹介しましたが、「誰かが〜をするのは今が時期、潮時だ」という意味ですね。今回は、大横綱の貴乃花の引退にかけて、「引退する」retireにしました。一般的に、「今が潮時だね」という時には、“Now is the time to do it"と漠然とした言い方をすれば、相手が察してくれるでしょう。貴乃花のように言葉少なく努力を続けるのも人を感動させる一つですね。私も英語を本格的に勉強しだして30年以上になりますが、日々、テレビやビデオ、日常会話の中に「面白い」と感じる表現の出合いがあります。次は、これでいこうかと閃く瞬間と、そろそろ日付けが変わる時間に、こうしてパソコンに向かっている時間が、私の趣味の時間となるんでしょうか。楽しい時間です。
 益々寒さが厳しくなると思いますが、くれぐれも御自愛されますよう、祈念しております。
 それでは皆さん。See Ya!
 <陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊キャンプ・コートニー スワタケル>

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