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   2005年7月1日号
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<1混団>
沖縄県警と防災機能別訓練を実施
ヘリに偵察オートバイ積載
 第1混成団(団長・君塚栄治陸将補)は6月10日、陸上自衛隊第101飛行隊地区で、沖縄県警との防災機能訓練を実施した。これは、災害発生時における沖縄県警との協同・連携を目的に、航空機を使用した県警偵察要員及び偵察車両の被災地への移動に伴う搭載卸下要領について検証を行ったもの。
 当日は、沖縄県警から人員6名、偵察用オートバイ2両、第1混成団第101飛行隊から人員8名、航空機2機(UH-60JA,CH-47JA)が参加した。
 訓練は、当初飛行隊員による安全教育・器材等の説明の後、飛行隊員指導のもと、実際に県警隊員がCH-47JAヘリ及びUH-60JAヘリに偵察用オートバイを積載し、固定及び卸下要領等について訓練・検証を行った。また、実際にへリのローターを回し、風の強さ・騒音等を体感しての搭載要領等も行った。
 第1混成団では、今後もこうした訓練を通し、関係機関との協同・連携を積極的に行うとしている。

日米スポーツ五輪開催
海自と米海軍、親睦深める
 5月7、27日に、横須賀地区で毎年恒例となっている海上自衛隊横須賀地方隊の隊員と米海軍横須賀基地所属の隊員、総勢約130名による日米スポーツオリンピック(スポーツ交歓会)が、厚木航空基地、米海軍横須賀基地、米海軍池子住宅地区の各会場で繰り広げられた。
 開会式は、両国国旗の入場に引き続き横須賀音楽隊による国家の吹奏で始まり、横須賀地方総監部幕僚長の小澤勇将補と米海軍横須賀基地司令官のコーニッシュ大佐によるオープニング・スピーチ及び両チーム代表選手による選手宣誓の後に各競技が開始された。
 競技種目は、水泳、持久走(5km)、サッカー、ソフトポール、ボーリング、バレーボール、ゴルフの7種目で、各種目別優勝及び総合優勝をめざして日米の老若男女の選手が奮闘した。
 まず7日、厚木航空基地ゴルフコースでゴルフが実施され、海自、米海軍それぞれ10名が参加し、総合スコアにおいて74打差で米海軍が勝利した。次いで27日、恵まれた天候の下で、米海軍横須賀基地などで残り6種目の競技が行われた。
 海自は、ボーリングで4596対5076、ソフトボールで15対16と敗れたが、持久走で104対87、水泳で91対65、サッカーで5対4、バーレボールで2対1と4種目に大勝し、昨年度と同様に海自が総合優勝を手中に収めた。
 競技終了後、米海軍横須賀基地内の体育館で閉会式を兼ねた親睦会が行われ、両国隊員はお互いの健闘をたたえるとともに終始和やかな雰囲気で親睦を深めた。

陸自初のコンビニ、オープン
<大久保駐屯地>
デイリーヤマザキ契約、防衛弘済会営業で導入
隊員の利便性も著しく向上
 大久保駐屯地(司令・湖崎隆陸将補)に陸上自衛隊初のコンビニエンスストアが5月27日、オープンした。
 当日、オープンニングセレモニーが行われ、駐屯地司令、副団長、業務隊長、曹友会長らが参加した。オープンニングセレモニーでは石山防衛弘済会常務理事、湖崎駐屯地指令が順次挨拶したあと、店長が力強く決意表明を述べた。テープカットに引き続き11時30分から初営業を開始した。湖崎指令はお祝いの挨拶の中で、大久保駐屯地はPKO活動で第1号(カンボジア)を誇ってきたが、この度、陸上自衛隊初のコンビニをオープンし、第1号が二つになったと述べた。
 このコンビニエンスストアは、デイリーヤマザキとのフランチャイス契約により防衛弘済会が営業するもので、年中無休、営業時間は平日7時から21時、土曜・日曜及び祝祭日については8時から20時までとなっている。そのほか、公共料金、携帯電話料金などの支払いやカラーコピーなども駐屯地内で可能となり、駐屯地所在隊員の利便性が著しく向上することになった。

一人でも多く命を救え!!
JR福知山線脱線事故
石井3曹が救助活動
<7普連>
 7普通科遵隊(連隊長・佐藤正久1陸佐)の衛生小隊で勤務する石井育夫3曹は休暇中の4月25日、兵庫県尼崎市のJR福知山線で発生した快速電車脱線事故で、負傷者の応急手当を行うとともに、以前から知り合いであった医師に依頼され事故現場等で医療活動の補助等を行った。
 午前9時10分頃、准看護師の資格を持つ石井3曹は、兵庫県尼崎市の自宅から電車で大阪伊丹市に向かったが脱線した電車の影響により乗っていた電車を下車させられ、徒歩で伊丹方面へ前進を開始、9時40分頃脱線事故現場に到着した。
 現場に到着した石井3曹は「信じられない悲惨な状況だ」と感じるとともに、すぐさま事故の状況を把握、負傷者の止血等の応急手当を行った。また、救急救命士会の勉強会で以前から顔見知りであった2名の医師から依頼され、ドクター補助の活動も行った。
 更に午後1時頃まで、救急搬送するドクターカーに同乗して近傍二次救急病院から近傍救命救急センターを往復。3時に兵庫医大救命救急チームが確立され、現地医療チームが交代するまで支援を続けた。
 石井3曹は過去にも事故現場等で負傷者を救護する経験を持っており、いかなる場合でも即座に対応できる「救命救急の精神」を忘れない衛生隊員。連隊では、平成14年度から福知山消防署で実施している「救急業務実務研修」の成果が出たとしている。

招待された優秀広報官等
(氏名、階級、所属地連の順)
 〈広報官〉
 ▽犬塚和也1等陸曹(札幌)
 ▽長田泰明1等陸曹(旭川)
 ▽山崎勝秀1等陸曹(帯広)
 ▽菊池一夫1等空曹(岩手)
 ▽佐々木幸治1等空曹(宮城)
 ▽鈴木俊之1等海曹(秋田)
 ▽清水正之2等陸曹(群馬)
 ▽岡田浩和2等陸曹(千葉)
 ▽稲田稔1等陸曹(東京)
 ▽松本拓也1等空曹(東京)
 ▽田中雄二1等陸曹(静岡)
 ▽炭谷哲治准陸尉(富山)
 ▽橋高勉1等陸曹(石川)
 ▽永原雄次准陸尉(福井)
 ▽米誠2等陸曹(京都)
 ▽森井洋志3等陸曹(大阪)
 ▽坊作義明2等陸曹(和歌山)
 ▽植田成彦2等陸曹(鳥取)
 ▽鎌倉和男1等空曹(徳島)
 ▽宮城浩史准空尉(香川)
 ▽中川賢治陸曹長(愛媛)
 ▽中脇知省1等陸曹(高知)
 ▽朝重智1等陸曹(佐賀)
 ▽小平神一准空尉(熊本)
 ▽下村順一1等海曹(鹿児島)
 〈援護業務従事者〉
 ▽小田和博陸曹長(札幌)
 ▽太田義光准陸尉(青森)
 ▽松元香陸曹長(千葉)
 ▽弘田敏彦陸曹長(静岡)
 ▽朝隈治雄陸曹長(大分)
 ▽川内亮治1等陸曹(沖縄)
 〈予備自衛官等業務従事者〉
 ▽飯島英正1等陸曹(群馬)
 ▽守屋清孝陸曹長(岡山)
 ▽西牟田照幸陸曹長(福岡)
 〈広報業務従事者〉
 ▽阿部辰由紀2等陸曹(新潟)

防衛庁職員採用試験のお知らせ
 防衛庁では平成17年度職員採用試験を次のとおり実施します。
 3種試験
 (事務官・技官)
 【行政職俸給表(一)1級の係員を採用するための試験】
 ▽試験の程度 高校卒業程度
 ▽試験区分 一般事務、電気、機械、土木、建築
 ▽受験資格 昭和59年4月2日から昭和63年4月工日生まれの者
 ▽申込用紙等配布開始日 5月18日(火)
 ▽受付期間 7月4日(月)から7月20日(水)まで
 ▽第一次試験日 9月25日(日)
 ▽第一次合格者発表日 10月14日(金)
 ▽第二次試験日 10月下旬
 ▽最終合格者発表日 11月18日(金)
 〈受験案内等請求先及び試験に関する問い合わせ先〉
 採用試験の種類別の受験案内及び申込用紙は、配布開始日になりましたら、次の各担当係で配布されます。
 また、郵送で一部請求される場合は、封筒の表に赤字で『3種請求』と記入の上、120円切手をはったあて先明記の返信用封筒(角形2号、長さ33.2cm×幅24cm)を同封してください。
 防衛庁ホームページ http://www.jda.go.jp/ 
 ▽防衛庁長官官房秘書課採用試験室 〒162-8801東京都新宿区市谷本村町5-1 TEL03-3268-3111

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