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自衛隊ニュース   1101号 (2023年6月15日発行)
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富士総合火力演習 勇壮に諸職種協同で完遂

SNSでライブ配信

 「防衛るのは『陸上』だけではない」ーー。陸自の国内最大の実弾演習「令和5年度富士総合火力演習」が5月27日、静岡県の東富士演習場で行われた。迫力ある訓練の様子はSNSでライブ配信された。

島しょ防衛のシナリオの下3400人参加

 演習は昭和36年に学生教育の一環として開始され、今年で65回目。41年から一般公開され、毎年多くの来場者を魅了してきたが、本来の目的の教育訓練に注力するため今年から一般公開は中止された。
 演習規模は、人員が富士学校、陸上総隊、各方面隊、各学校等からの統裁部含め約3400人(演習部隊は約2500人)。装備品のうち戦車・装甲車は68両、各種火砲は71門。
 昼間演習と夜間演習がいずれも前段と後段に分けて実施された。昼間演習前段では、陸自が誇る各種火器等が披露された。
 極超音速誘導弾や12式地対艦誘導弾(12SSM)能力向上型といった敵火力等の脅威圏外から正確・長距離の打撃が可能な「スタント・オフ・アセット」を整備していく方針も伝えられた。
 「無人アセット防衛能力」も紹介され、小型飛行機の形状の突入型と、マルチコプタータイプの爆弾投下型の2種の小型攻撃用UAVによる攻撃が展示された。

 昼間演習後段では、海空自機も加わって「島しょ部における領域横断作戦に係る諸職種協同による戦闘行動」のシナリオに基づいた一連の戦闘要領が迫力ある実弾射撃とともに、展示された。
 状況は航空機、警戒監視部隊による情報収集で始まった。海自P1哨戒機が会場上空に進入、先遣部隊を乗せ、陸自のUH1ヘリと総火演初登場の新鋭機UH2ヘリが飛来した。
 ネットワーク電子戦システム(NEWS)も活用し、侵攻状況を察知。会場右約3千メートル奥の目標「三段山」を海岸と見立て、上陸を図る敵水陸両用戦車に16式機動戦闘車(MCV)小隊が射撃を行った。
 防御戦闘への移行の命令が下達されると、部隊は内陸部に侵攻しようとする敵の阻止に全力を傾注した。
 反撃のための要点奪回を目指し水陸両用・空挺作戦が展開され、空挺部隊が空自C2輸送機から降下、水陸機動部隊が水陸両用車(AAV)で前進した。
 機動師団主力が反撃の火ぶたを切った。74式、90式両戦車小隊などが攻撃準備、突撃支援の各射撃を実施。10式戦車小隊やMCV小隊などが続き、戦果を拡張して状況を終えた。


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