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スペーサー
自衛隊ニュース   1101号 (2023年6月15日発行)
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機略縦横(55)
笑顔のために

第2高射特科団最先任上級曹長 准陸尉 杉村浩二
 皆さんこんにちは。コロナが第5類に緩和され、マスクの着用が自己判断となりましたが、これまでの約3年間は着用が当たり前になっていたと思います。しかし、コロナ発生当初はどうだったでしょうか。マスクを着用することに抵抗がありませんでしたか。マスクを着用すると息苦しい、メガネが曇る、日焼けが目立つ、顔全体が見えず、表情がわからない等マイナスなイメージで始まり、誰もが仕方なく着用していたのではないですか。ところが今年5月までは着用していない人が周囲から浮いて見えるぐらいまでに皆がそろって自然にマスクを着用するようになっていました。マスクだけでなく、我々の基礎動作等においても同じような事が言えます。当初は仕方なく実施していた事が常日頃からの積み重ねにより、自然にそして当然のように実施できるようになるものだと思います。
 さて、今回マスクの着用が自己の判断に任される事で、これまでに比して隊員相互の表情がより直接感じられる様になってくるのではないでしょうか。そこで私は是非、今後はこれまで以上に笑顔を見せてコミュニケーションすることを提案します。笑顔は生きていく中で重要であり、暗い顔をしている人に比べて明るい笑顔を見せる人は周囲の人の気持ちを明るくします。また自分に対しても笑顔を作ることで何事にも前向きに取り組む気持ちを持たせてくれます。つまり笑顔は他人にも自分にもプラスの影響を与える手段であると私は信じています。我々の組織は人で成り立っており、その相互関係が部隊行動を大きく左右します。私は最先任として、笑顔で隊員と向き合い、一人でも多くの隊員の笑顔を見るために、そして笑顔をこれまでのマスクと同様、部隊の当たり前にするために今日も現場に進出します。

統幕最先任交代行事
第7代に甲斐准空尉が着任
 6月6日、第7代統幕最先任に補給本部第3部准曹士先任、補給本部准曹士先任等を歴任し、先月まで航空自衛隊准曹士先任を勤め上げた甲斐准空尉が着任した。防衛省A棟講堂で行われた交代式において、吉田圭秀統合幕僚長から識別章を授与された甲斐准空尉は「誠実な心で統幕長をお支えしたいと思います。よろしくお願い致します」と力強く決意を述べた。
諸外国最先任との信頼関係を深化させた関3海尉
 離任した第6代統幕最先任の関秀之3海尉(特別昇任)は、この日で定年退官を迎え36年間にわたる自衛官生活に別れを告げた。関3海尉は2021年11月に着任以降、統幕最先任として陸海空の部隊等の現場に赴き、隊員の士気高揚と統合運用の重要性を周知徹底させたほか、米国をはじめ各国の最先任との信頼関係を深化させた。この日は陸海空自衛隊最先任や各主要部隊最先任のみならず、米軍やオランダ軍の最先任等が多数、遠方から駆け付けた。これは関3海尉の功績の証左だろう。
 関3海尉は「最先任制度というのは各部長、幹部の方の力無くては成り立ちません。これからさらなる厳しい状況を迎える中、必ず私たちの力が必要になると確信しています。引き続きご協力をお願いします」と、感謝の気持ちと共にバトンを甲斐准空尉に託した。
世界一の准曹士を目指して
 吉田統幕長はこれまでの自衛官生活に対する敬意と労いの言葉と共に「私の分身として部隊に赴き、諸外国とのネットワークを作ってくれたことに心から感謝を申し上げたい」等と謝意が伝えられた。また甲斐准空尉に対しては「関3海尉の財産を大いに発展させ、世界一の准曹士を目指して存分にリーダーシップを発揮してほしい」と激励の言葉が贈られた。
 交代式後、儀仗広場では統幕長以下多くの隊員等が花道を作り、関3海尉を盛大に送り出した。
 平成26年4月から本格運用が始まった統幕最先任制度。さらなる発展を遂げるべく、甲斐准空尉を先頭に新たなスタートを切った。

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