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WACパイロット4名に |
空を愛する女性たちを励ます賞 |
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陸上自衛隊の女性パイロット4名(中方ヘリ隊第1飛行隊・塚口千枝1尉、西方ヘリ隊第3・米光雅代3尉、東北ヘリ隊第2・半浴仁美3尉、東方ヘリ隊第1・勝野愛裕1曹)が、社団法人日本女性航空協会主催の「第7回空を愛する女性たちを励ます賞」を受賞し、東京全日空ホテルで11月19日、表彰式が行われた。
今年は、災害救助等で緊急な状況に対応するヘリコプターのパイロットとして活躍する自衛隊、警察、海上保安庁所属の7名に対して賞が贈られ、自衛隊としては平成12年の空自女性隊員に続いての受賞となる。表彰式では北野蓉子協会理事長より受賞者一人ひとりに表彰状が手渡された。
<受賞者プロフィール>(年齢、出身地、ウイング取得年月・機種・志望動機・パイロットになってよかった事の順)◆塚口1尉=29才▽熊本県▽平成11年2月▽UH-1▽女性が今まで経験したことのない仕事だったため▽初めて50機によるビッグフォーメーションに操縦士として参加した時、そのスケールの大きさと難しさ、そして美しさに感動した◆米光3尉=31才▽福岡県▽同11年10月▽CH-47▽航空料隊員として後方支援に携わり、チャンスがあれば自分で航空機を操縦して日本中の空を飛びたいと思っていたから▽夜間飛行や果てしなく続く雲の上での飛行で、地上では見ることのできない景色等に触れることができたこと◆半浴3尉=28才▽山梨県▽同12年10月▽UH-1▽高校1年の冬、自分は何のために勉強しているのか疑問を抱き考えた末、心身共に強健でなければならない究極の職業だと感じ、力が湧いたため▽操縦技量上、それまで見えなかつたことが見えた時、よりヘリコプターと一体になれた喜びを感じる◆勝野1曹=25才▽熊本県▽同14年10月▽UH-1▽やりがいのある仕事で、自衛隊の中でも女性パイロットへの道が開けたので、空への憧れから▽操縦学生時代、晴れて初のソロフライトを行なった時の事が一番心に残る思い出。 |
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少工校が2V(団体)達成 横須賀剣道大会 |
増村2曹も個人5段以上の部で2V |
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第7回横須賀自衛隊剣道大会が10月12日、団体戦14チーム、個人戦、5段以上の部、4段以下の部、女子の部に約120名が防衛大学校武道場に集い、盛大に開催された。
団体戦は少年工科学校Aチームが優勝、また個人戦では、5段以上の部で増村2曹(横須賀連合)、4段以下の部で小見山2士(横須賀地方隊)、女子の部で齋藤3曹(陸自久里浜)が優勝した。
午前、個人戦女子の部、4段以下の部、5段以上の部に74名が出場。女子4名と少々寂しいリーグ戦の中、齋藤選手(陸自久里浜)が全試合を冷静に戦い初優勝した。続く4段以下では、若さと、スピード、稽古量、豊富な小見山選手(横地隊)と小田選手(少工校)が順当に勝ち進み決勝戦では、互角の試合運びの中、小見山選手が一瞬の
スキを見逃すことなく面を決め初優勝した。
5段以上の部は、順調に勝ち進んだ増村選手と森選手(横連)の「上段」が一試合ごとに冴えはじめ、あれよあれよと決勝戦。全自・海自大会等で活躍する増村選手が延長の末、面を決め2回目の優勝となった。
団体戦トーナメントは今回からOBチームも復活。1回戦で敗退したものの惜しみない拍手がわいた。
決勝戦は業務多忙にも関わらず決勝まで駒を進めた防衛大学校剣友会と若さ・スピード・稽古量豊富な少年工科学校との戦いとなり、やはり、若さに勝る少年工科学校の2回目の優勝で大会を閉じた。
表彰式では、団体の部、優勝チーム及び個人の部、優勝者に賞状及び優勝杯並びにメダルが、第2位・第3位に賞状及びメダルが、また、個人戦ベスト8入賞者には敢闘賞の盾が防衛ホーム新聞社等から授与され、今後の横須賀自衛隊剣道会員の技量の向上を祈念するとともに全国官公庁大会・関東自衛隊大会・全国自衛隊大会等での活躍を誓い大会会場を後にした。 |
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20年ぶりの復活 |
東北地区空手道大会 |
神町駐屯地が初優勝 |
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神町駐屯地で11月1日、東北の各駐屯地及び基地(陸3・空2)から総勢8個チーム40名が集い、第27回東北地区自衛隊空手道選手権大会が開催された。
今回の大会は、空手道7段の佐田重夫神町駐屯地司令が大会招致を発案し、第10回大会以来20年ぶりに実現したもの。
競技は団体戦及び個人戦が行われ、気合いの入った掛け声が会場に響くなか好試合が続出し、神町が団体・個人ともに念願の初優勝を果たした。また、個人戦有段の部では神町が、同有級の部では八戸が上位を占めるなどの活躍が目立った。
団体成績は次のとおり
▽優勝 神町(A)▽準優勝 松島(A)▽第3位 三沢(A) |
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みんなで運動会 2術科校 |
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第2術科学校(学板長・初谷龍夫海将補)では10月4日、田浦警察署長夫妻、地元田浦町の各自治会長をはじめ、同校で英語教育に協力している米国人講師など多数の来賓、教官・職員、学生及びその家族等が参加しての運動会が開催された。
オープニングセレモニーとして、ガスタービン教官室が作成したペットボトル・ロケットによる聖火台への点火が行われ、競技がスタート。
競技は、職員と学生を6組に区分けして競われ、「200メートル走」、「障害物競走」、「組対抗リレー」等の真剣勝負的な種目、竿竹を足にはさみ後ろ向きに走る「カッターリレー」、タイヤを転がしながら走る「タイヤ運搬」などの笑いを誘う種目、親と子供どちらが主役かわからない「幼児競争」、「パン食い競争」等バラエティーに富んだ種目で構成された。
開始から終了まで教官・職員、学生、家族、来賓入り乱れての競技並びに熱のこもった応援が繰り広げられ、盛大な運動会となった。特に最後の種目の「組対抗リレー」では健脚を誇る代表選手が抜きつ抜かれつの白熱したレースを展開し、各組応援の熱は最高潮に達した。今回の運動会を通じて、開催目的の1つである隊員と地域住民との交流については十分にこれを深めることが出来た。 |
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国体など好成績 体育学校 |
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静岡国民体育大会、11月中全国で開催された大会に多数の体育学校選手が出場し、好成績を収めました。競技内容と結果(入賞まで)は次の通りです。
〈レスリング〉▽国体 太田宣明3陸曹=G96kg級優勝、井上謙二2陸曹=F60kg級優勝▽全国社会人オープン大会(埼玉・15日)徳留旭海士長=F55kg級優勝、沢田拓也1陸士=同2位、菊地直樹陸士長・付柳隼人空士長=同3位、岩谷和樹陸士長・沓澤純一陸士長=F60kg級3位、小原康司海士長=F66kg級優勝、森口俊幸陸士長=F74kg級3位、菊地士長=G55kg級2位、下村博陸士長=G60kg級優勝、清藤利幸3陸曹=同2位、小泉和幸陸士長=同3位、綾田慎也陸士長=G66kg級優勝、中島伸吾陸士長=同2位、馬場隆行陸士長=同3位、川向敦文陸士長=G74kg級3位、小向忍陸士長=G84kg級優勝
〈アーチェリー〉▽国体脇野智和3陸曹=2位
〈射撃〉▽国体 上之園正一2陸尉=AP60M3位・BP40M優勝、山下敏和2陸曹=10mS60M2位・10mP60M優勝(600点・日本タイ)、増渕真理2陸曹=10m3×20W2位、谷島緑3陸曹=50mP60M優勝▽全日本ライフル射撃(ピストル競技)大会兼アジア選手権予選(広島・13〜15日)上之園2尉=RFPM3位(ア大会代表権獲得)、田澤修治3陸尉=RFPM優勝(同)、小西ゆかり3陸曹=25mPW優勝(同)
〈ウエイトリフティング〉▽国体 森田宗弘3陸尉=105?超級優勝、鈴木和美2陸曹=85kg級優勝、堰川康信3陸曹=56kg級優勝▽全日本社会人大会(埼玉・22〜24日)、小島仁志3陸曹=62kg級2位、三宅敏博2陸尉=77kg級優勝、鈴木2曹=85kg級優勝(大会新)、佐藤彰紘1陸士=94?岬級優勝、菅井博朗陸士長=94kg級3位、森田宗弘3陸尉=105kg級優勝(大会新)、園山昇1陸士=105?超級優勝
〈柔道〉▽講道館林大会(千葉・16日)小松崎弘子2陸曹=78?超級3位
〈ボクシング〉▽国体 村橋薫3陸尉=フライ級2位、佐藤幸治2陸曹=ミドル級優勝、菊池真也3陸曹=ウエルター級2位、平間武大陸士長=ライト級優勝▽全日本アマチュア大会(大利根町・19〜23日)瀬戸口利秋陸士長=ライトフライ級3位、村橋3尉=フライ級2位、高森英樹陸士長=フェザー級2位、平間士長=ライト級2位、菊地士長=ウエルター級3位、佐藤2曹=ミドル級優勝
〈近代五種〉▽アジア選手権大会(台湾・21〜24日)浅野隆一陸士長=ジュニア3位、津山論将陸士長=(日本チーム)リレー優勝 |
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自衛隊初の女性チューバ奏者誕生 |
人の役に立ちたくて自衛官に |
舞鶴音楽隊 芝 陽子2海士 |
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舞鶴音楽隊(隊長・樋口好雄1尉)に、陸海空音楽隊で初めての女性チューバ奏者が誕生した。彼女は、芝陽子(22)、大阪阿倍野区生まれ。本年3月第13期曹候補士として入隊、8月に横須賀教育隊を修業し舞鶴音楽隊に配属された2等海士である。
チューバとの出会いは中学校の部活。「トロンボーンが吹きたくて」と入部した吹奏楽部だったが、指導の先生に「君はチューバや!」と決められ、これが彼女のチューバとの運命的出会いとなった。
平成7年2月、阪神淡路大震災が起こった。彼女、中2の冬。被災者を救出する自衛隊員の姿をテレビで目の当たりに見て、「私も何か人の役に立つ仕事をしたい」と強く思い、その後、自衛隊には音楽隊もあることを知り、「私の進む道はこれだ!」と直感。大阪音楽大学でオーケストラや室内楽の勉強に取り組む一方自衛隊音楽隊員になる夢をますます膨らませ、今年見事に夢を叶えた。 さて、チューバという楽器は、重量約10kg、高さ約1m、演奏者のほとんどが男性で占められ、しかも巨漢奏者が多い。その巨大楽器を決して大きいとは言えない身体で見事に楽器を操る姿には見る人に感動すら覚えさせる。女性であることがハンディになっているか、との問いに「全くそれはない、むしろ女性ならではの柔軟な演奏は男性よりも優れているのでは」と彼女。また、「チューバという楽器は自分の気持や世界観を表現するには最適な楽器。アンサンブルでは和音の土台となり、リズムの底辺を作り出します。時には演奏法に悩むこともありますが、チューバを吹ける喜びのほうがなによりも大きく一生この楽器と共に生きていくつもりです」と語っている。
夢が叶った芝2士のこれからの抱負を尋ねてみた。
「音楽隊は、著名な部外からの講師陣や質の高い楽器、そして音楽に専念できる素晴しい環境が想像以上に整っている。こういった環境を最大限に利用して自己の向上を計っていきたい。正に生涯をかけるつもりでチューバを吹き続けます!」 |
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