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   2003年12月1日号
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県として「できる限りの協力」を
<青森地連>
部長の防衛白書説明に知事支援協力を約束
 青森地連(部長・西野哲1空佐)は10月15日、青森県の三村申吾知事に対して「平成15年度版日本の防衛」(防衛白書)の内容説明を行った。
 多様化する現代社会で日本の防衛の方向性やその役割、国際平和協力活動や地域での災害派遣活動などについて説明し、自衛隊の活動に理解を求めた。
 三村知事は「自然災害発生時等の各種事態に対応の際は日頃から自衛隊に協力いただき大変お世話になっております。県民の安全を守るため、県としてもできる限りの協力をいたします」と支援協力を約束した。
 青森地連では年内に、県公安委員会と県内各市町村に対し防衛白書の説明を行いながら、自衛隊活動への理解・協力を求めるなど、自衛隊との地方公共団体の連携強化を図っていくとしている。

自衛隊生徒受験
チャレンジ呼びかけ
<旭川地連>
 旭川地連(部長・古本和彦1陸佐)は10月11日、旭川駐屯地で市内の中学生に一日体験学習を実施した。
 この体験学習には、旭川地連北地区隊が担当する北星中学校、六合中学校、広陵中学校の生徒会わせて16名が参加。装備品の見学、自衛隊生徒出身者による説明会、体験喫食、厚生センターや生活隊舎の見学などで研修を行った。
 第2飛行隊での装備品の見学では自衛隊生徒出身者の井上2尉から、生徒時代の話やパイロットになるための道が語られ、学生達は真剣に話を聞いていた。また、自衛隊生徒の概要説明では、同じく生徒出身者である高嶋3曹(第2戦車連隊所属)が、自己の体験談を交えながらユーモアたっぷりの説明を行い、自衛隊生徒受験を呼びかけた。
 自衛隊生徒の1次試験は来年1月10日。地連としては、今回の体験学習を一人でも多くがチャレンジしてくれればと願っている。

航空学生1次試験
<岐阜地連>
 岐阜地連(部長・渡辺正和1空佐)は9月23日、航空学生採用1次試験を岐阜基地で実施した。番号が記された席に着席し試験開始まで緊張した面持ちの受験者達は、試験が開始されると、あこがれのパイロットを目指しチャンスは今しかないと1問でも多くの問題を解こうと最後まで一生懸命、取り組んでいた。地連としては学生全員が突破することを願っている。

若者たちに告ぐ! 地連部長「座右の銘」
<茨城地連>
 茨城地連(部長・太田康和1陸佐)管内にある大宮町町営運動公園野球場前に10月、地連部長の「座右の銘」が掲示されたユニークな募集用掲示板が設置された。各種スポーツに訪れる若者に対して、国家と防衛の重要性を訴える標語が記されている。
 市町村募集事務主幹課長会議の防衛講話時に部長から紹介された標語で、ルワンダ難民救援活動の政府連絡調整要員として活動した部長が経験を通じて形作ったもの。
 「国家無くして民族の平安なく、防衛無くして国家なし」
これに同感した同町町民課の小野瀬課長補佐(=写真)が、ポスターの効果をより高めるため、標語掲示を計画、尽力の結果実現した。
 「若者の間で、国という概念が希薄になりつつあることに危惧を感じています」と小野瀬さんは語る。
 地連ではカラフルなポスターと相まって標語を見た若者が、少しでも国の大切さに気付き、自衛隊の門をたたくことに期待している。

横極的な援護戦線を主催
企業説明会に42社が参加
<愛知地連>
 愛知地連(部長・土谷1陸佐)は9月26日、退職自衛官名古屋無料職業紹介所と自衛隊援護協会名古屋支部と合同で平成15年度第2回東海地区合同企業説明会を守山駐屯地厚生センターで公共職業安定所の立ち合いのもと主催した。
 平成11年から実施されており、今回も平成16年7月までに退職予定の任期制隊員を対象として、愛知県と岐阜県に雇用を有する企業の参加を得て行われた。
 企業は製造、運輸、サービスなど参加隊員の希望に基づく各種業種から、上場企業42社が招かれて参加。北海道から島根県にいたる陸・海・空の任期制隊員83名が参加した。
 説明会は守山駐屯地厚生センター3階の体育館で行われ、集まった隊員はそれぞれ会場に設置された各企業のブースで、自分の希望する企業から個人面談方式による説明を受けていた。2時間半の説明会で隊員1人あたり平均4〜5社から説明を受けており、回を重ねる毎に参加隊員の積極性に向上がみられる。
 会場には各部隊員、中隊長などの幹部をはじめ部隊の援護担当者も多く訪れ、退職予定隊員だけではなく、部隊全体として企業説明会に対する関心の高さが伺えた。
 本年度の延べ参加企業は99社、隊員は209名に達しており、地連では援護推進に大きな成果を期待している。

自慢のステップ軽やかに
福祉ダンスパーティー
<山形地連>
 山形地連(部長・古屋剛事務官)は10月11日、山形県隊友会(結城豊太郎会長)が主催する「隊友・福祉ダンスパーティー」に協力。第6音楽隊(隊長・藤倉幸彦1陸尉)が演奏協力した。
 このダンスパーティーは隊友会活動の活性化と拡大、福祉事業活動への参加などを目的として企画され、今回が初めて。
 山形県体育館を会場に開催されたダンスパーティーには、県内のダンス愛好家およそ300人が集まった。タンゴ、ジルバ、チャチャチャなど第6音楽隊の生演奏に合わせて自慢のステップを軽やかに踏んでいた。また休憩の合間にアトラクションとして自衛隊有志による焔(ほのお)太鼓の演舞、車椅子ダンス愛好者によるダンスや山形県プロダンスインストラクターによる華麗なダンスが披露され、会場から大きな拍手が送られた。
 席上、同会から「山新放送愛の事業団」、「山形県福祉協議会」に対し、福祉寄金と募金箱へ寄せられた善意が贈られた。
 パーティー参加者たちは「音楽隊の生バンド最高でした。次回も楽しみにしています」と、爽やかな笑顔で話し会場を後にしていた。

地連 東西南北
警察署長より表彰
安全運転管理者コンクール
<山梨地連>
 山梨地連(部長・竜嵜哲事務宮)甲府募集案内所の大木2曹、三珠分駐所の元山2曹は甲府警察署が実施した安全運転管理者コンクールに参加し、優秀な成績を収め甲府警察署長から表彰された。
 このコンクールは毎年実施され、学科・実技を審査し日頃の運転マナー、交通規則に対する認識の高さを競うもので、今回は14社30名が参加。大木2曹は見事第1位、元山2曹は努力賞を受賞し、山梨地連勤務員の認識の高さを示した。
 大木2曹、元山2曹は共に甲府市出身。広報官という仕事柄、運転する機会が多く、常に安全運転への高い認識を保持しており、今回の受賞に至った。今後も自衛官として交通安全に努めていきたいとしている。
秋祭りで広報展示
「歩行者天国」
<和歌山地連>
 和歌山地連(部長・柳生美樹夫事務官)橋本募集事務所(所長・岡山昇3陸佐)は、10月12日、高野口町が主催する秋祭り「歩行者天国」に高野口防衛協会(東野富夫会長)の支援を得て、防衛協会ブースを開放し陸・海・空のパネル展示、大型テレビでの広報ビデオ放映などを行い、自衛隊のPRをした。
 歩行者天国の入り口に設けられた協会ブースにはあっという間に大勢の人が詰め掛け、大型テレビによる広報ビデオに食い入るように青少年の見学者が見入っていた。また、チビッコたちや親子連れで大賑わい、大勢の人達の視線を気にしながらも笑顔で「モーニング娘。」ポスターをバックに写真撮影を行っていた。
 青少年を対象に行った今回の広報により、地連では今後の自衛隊志願者が増える事を期待している。
激励と祝福で家族「安心して送り出せます」
<島根地連>
 島根地連(部長・古原康孝一陸佐)は10月14日、全国自衛隊島根県支部連合会長をはじめ関係支部長を招き2等陸・海・空士10月入隊予定者激励会を実施した。
 入隊予定者は陸・海・空教育部隊へ10月下旬に入隊予定の5名で、入隊への期待と不安が入りまじった様子だったが、父兄会員や地連部員から祝福を受け、意気揚々と入隊への意欲をあらわしていた。
 入隊者の家族も「生活環境や訓練内容について知らないことがありましたが、安心して送り出せます」と述べていた。父兄会長などからは、入隊後の「時間の節約、規則正しい生活、同期生との絆」について激励を受けた。
 地連では入隊者全員が元気に巣立ち、立派に精進することを祈り期待している。

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