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   2003年8月15日号
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第1回全自衛隊東北ソフトボール大会
8個チーム参加、仙台がV
 第1回全自衛隊東北ソフトボール大会が7月19日、仙台駐屯地で開催され、東北各駐屯(基)地から8個チームが参加、熱戦が繰り広げられた。
 前日、行われた打ち合わせ会・懇親会で、大会会長の亀田津治男将補(東北補給処長)は、開催されるまでの各関係者に対する労いの言葉をかけた後、開催の意義を述べ、「今後さらに駐屯地・基地間の交流が深まり、また、多くの仲間が集い、より活発で質の高い活動の輪が広がっていく事を期待してやみません」と挨拶した。引き続き、各監督がチームカラーなどを紹介、エールを交わしながら懇親を深めた。
 競技(トーナメント方式)は、2日間の日程で予定されていたが、生憎の天候(小雨が降ったりやんだり)で、急きょ1日に変更して行われた。それでも、念願だった記念すべき大会が開催された喜びとあってか、各チームは一投一打とに集中したプレイを披露。大会を大いに盛り上げていた。結果G.S.D.F宮城(仙台駐屯地)チームが第1回優勝に輝き、翌日行われた表彰式で、大会会長より賞状、優勝旗、優勝杯、優勝メダルが授与された。大会委員長の高宮英夫1佐(需品部長)はじめ関係者は、「各方面でも広げてもらい、そして全国大会にまで発展されれば嬉しい。」と話していた。
 結果は次のとおり
 ▽優勝=G.S.D.F宮城(仙台)▽準優勝=郡山自衛隊▽第3位=航空自衛隊三沢▽第4位=霞目ソフトボール部

沖縄水中処分隊2年ぶり優勝
「万座ハーリー」チャンピオンレース
 沖縄基地隊(司令・齋藤広義1佐)所属の沖縄水中処分隊(隊長・嶋田政治1尉)が「第20回県知事旗争奪万座ハーリーフェステバル」で優勝を果たした。
 朝から焼けつくような日差しの中、同フェステバルは6月22日、沖縄県恩納村の万座ビーチホテル第1ビーチで開かれた。競技は3部門(チャレンジコース、レディースコース、チャンピオンコース)で127チームが出場し栄冠を目指して擢を漕いだ。
 沖縄水中処分隊は「県内最強」のハーリーチームを決めるチャンピオンレースに参加し並み居る強豪を蹴散らし2年ぶりに優勝。果県知事旗を手中にした。
 ハーリー競漕とは毎年6月から8月沖縄県内各地の漁港等で開催される海神祭(航海安全、豊漁祈願の祭り)で、沖縄独特のサバニを競漕用にスマートにバージョンアップしたハーリー船(舵取1名、漕手10名乗組)のレースであり海神祭のハイライトとなる勇壮なイベント。中でも「県知事旗争奪万座ハーリーチャンピオンレース」は、各地の鐘豪が出場する沖縄全島大会(名護ハーリー)と並ぶ沖縄屈指の競技である。
 今シーズンの優勝は、奥武島、平安座に続いて3回目であり、士気は大いに盛り上がり、8月上旬に名護市で開催される全島ハーリー大会での優勝を目指し、南国の灼熱の太陽をものともせず目下、猛訓練に励んでいる。

総合体育大会を開催
3種目で団結力競う 国分
 国分駐屯地(司令・川久保源映1佐)の第113教育大隊(大隊長・北原2佐)は、6月24日、駐屯地で総合体育大会を行った。
 これは、曹候補士前期課程の体力・気力の錬成と、団結強化及び士気高揚を目的とした大会。競技は各区隊対抗(6ヶ区隊)で行われ、バレーボール(9人制)と綱引き(区隊代表選手15名)、200メートル継走(6名1組の5個チーム)の3種目で争い合った。
 大隊長の訓辞後、322中隊2区隊の代表選手による力強い選手宣誓のあと、バレーボールの試合が開始された。ハイレベルな争いで熱のこもった応援合戦の中、終始安定の力を見せた338中隊3区隊がバレーボール競技を制した。続いて、綱引きでは、団結力に勝った322中隊2区隊が制した。一方、グランドでの200メートル継走は、雨天が心配されたが、新隊員らの熱きファイトを味方するかのように晴れ間が見えはじめた。選手と応援者は一体となり、全力で健脚を競い、接戦の末、322中隊1区隊が制した。

バレーボール大会開催
女性自衛官、事務官も参加
<福岡駐屯地>
 福岡駐屯地(司令・小池保治陸将補)では、6月17日、体育館で厚生活動として、駐屯地所在全部隊参加によるバレーボール大会を開催した(=写真)。
 開会式では、小池駐屯地司令が訓辞を述べ、第4師団司令部付隊田口士長が力強く選手宣誓した。
 今大会は、駐屯地司令要望事項の1つである「スポーツの盛んな駐屯地」を具現化したもので、9人制の部(15個チーム)及び6人制ソフトバレーボールの部(9個チーム)による部隊対抗のトーナメント戦で実施された。
 大会では、各部隊から選抜された選手約230名が、日頃の訓練・恒常業務を通じて培ったチームワークを発揮して奮闘した。また、続出する珍プレーに応援団も盛り上がり、賑やかな試合が展開した。
 こうして、幅広い年齢層の隊員及び多くの女性自衛官・事務官が参加した今大会は、各チームが勝利を目指しながらも楽しい雰囲気の中で、会場は終始明るく弾む歓声に包まれていた。

白神岳登山大会支援
市民100名と交流
<9偵察隊>
 6月8日、新緑も青々と眩き快晴に恵まれた青森県岩崎村で、「第28回白神岳登山大会」が開催され、第9偵察隊(隊長・衛藤清龍2佐)の久保3尉以下11名が登山者安全確保のための通信連絡業務を支援した。
 同日午前6時30分、安全祈願及び開会式の後、登山大会が開始され、県内外から参加の約100名の一般登山者と共に、支援隊は中間班と後発班をもって登山を開始した。
 参加者は広大なブナ原生林の中を、点在する様々な高山植物を眺めながら登山を楽しみ、頂上では世界自然遺産白神山地に広がる大パノラマを満喫し、往復8時間の行程を思う存分楽しんだ。
 午後4時までに全員が無事下山し、支援した隊員に「自衛隊さんがいるので安心して登れました。」「本当に助かりました。」などの感謝の声がかけられていた。

学生も力走!
各地で持久走競技会
 ▽舞鶴 舞鶴教育隊(司令・森ノ内敏巳1佐)では、6月24日、第13期曹候補士課程学生(127名)及び第333期練習員課程学生(122名)の持久走競技を実施した。
 競技は、入隊当時から積み重ねたトレーニングの集大成であり、各課程ごとの学生の力強い選手宣誓の後、練習員、曹候補士の順でスタートした。若鮎が跳ねるがごとく飛び出した学生たちは、大勢の声援を受けながら1周750メートルのコースを6周半する。5周目に入ってからが勝負の分かれ目であり、ペースを上げる者、極端に遅くなる者と様々だった。最後の1週をここが根性の見せ所と力走した学生たちは次々にゴールし、それぞれが持てる力のすべてを出し切った満足感にあふれていた。
 入隊当初は、到達目標タイム以内で走れる学生は約1割程度だったが、土日等も含めたトレーニングに励んだ結果、本競技では約7割の学生が目標タイムに到達し、学生全体の平均タイムも大幅に向上した。両課程とも修業まで残りわずか。厳しい鍛錬により培った強靱な体力と同期の絆を大切にし、更なる向上を誓い合って競技を終了した。
 ▽福岡 今年3月の連隊改編以来初めて、全隊員が福岡駐屯地に揃い、第4後方支援連隊(連隊長・濱崎久実1佐)は7月1・2日の両日にかけて15年度持続走競技会を実施し、競技は個人走(5km)と駅伝の部(5km×5人)により競われた。
 1日目、個人走の部では、連隊長のスタート合図により選手達が一斉にスタート、勝利を目指してデッドヒートを展開した。
 2日目には、各部隊から選抜された5名1組27個チームによる駅伝が実施され、選手と応援が一丸となり競技に臨み、抜きつ抜かれつの激しい順位争いを繰り広げた。
 個人、総合の部は補給隊が、駅伝の部は衛生隊がそれぞれ優勝を飾った。
 ▽善通寺 15連隊(連隊長・桑添次男1佐)は、6月18日、土器川河川敷で、平成15年度「第1次連隊持続走競技会」を実施した。
 競技は、約6?の競技距離に全隊員が5個グループに分かれて行う中隊対抗の団体戦と年齢別の個人戦で日頃鍛えた健脚を競った。
 当日は、早朝から降雨に見舞われ、跳ね上げられた泥水で泥だらけになった。第1グループでは、早々と持続走訓練隊がトップグループを形成し、特に第1中隊の濱砂3曹は、スタート・フィニッシュで一度も先頭を譲ることなく連隊最高タイムを刻んだ。
 また、各中隊も健闘し、前に出て最後まで走りきる者、後半にペースが上がる者、沿道の声援で更にペースがあがる者、様々見られ、自己の限界に挑戦した。

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