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   2003年4月15日号
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創設43周年を祝う 駒門駐屯地
観閲行進や戦車体験搭乗も
 駒門駐屯地(司令・古林豊造1佐)創設43周年記念行事が4月6日行われ、春らしいあたたかな陽気のなか、5,000人を超える地元住民、御殿場市民らが一般開放された駐屯地を訪れた。
 10時30分から行われた記念式典には駐屯地12部隊の人員300名、車両100台が参加。会場となったグラウンドには90、74戦車等約50両の車両が整列し、今まで見たことのない光景に子供達や着者は期待をつのらせ、開始前早くから周辺は見学者で埋め尽くされていた。
 大砲の合図が駐屯地全体に響き、いよいよ式典がスタート。来賓に衆参議員はじめ御殿場、裾野両市長等地元関係者多数を迎え、古林司令が堂々とした巡閲を行ったあと登壇。式辞において、「今日の世界情勢が緊迫する中、常日ごろから状況の変化、多様化に対応できるよう準備し行動することが重要」とし、そのために地方公共団体、地域住民との信頼にもとづいた一体化を目指し国民の期待に応えていく意気込みを示した。
 続いて来賓を代表して元防衛庁長官・斎藤斗志二衆議員が祝辞を述べ、その後の観閲行進では第1師団の第1音楽隊による軽快なマーチにのせて部隊の整斉とした姿を披露し、式典を終えた。
 また、駐屯地各所の催しでは富士山を眺めながらの戦車の体験搭乗や多種多様な装備品展示が人気を集め終始賑わいを見せる他、今年1月に小田原市で実施された民間ボランティアとの共同災害訓練の紹介コーナーなどにも大きな関心が寄せられていた。(塩田愛子)

市ヶ谷広報展示室オープン
ツアー見学コースの一部に
 市ヶ谷広報展示室が3月26日オープンした。これは、市ヶ谷台ツアー午後の部参加者に、写真パネル、模型、ビデオ、パソコンなどを使って防衛庁・自衛隊の活動をより一層理解してもらうために厚生棟2階に新設されたもので、「陸海空自衛隊の活動等を紹介する展示コーナー」「防衛庁ホームページや全国の駐屯地、基地を検索できる情報コーナー」「防衛庁記録等の広報ビデオを視聴できるシアタールーム」などが配置されている。
 この日午後4時から開所式が行われ、内局、陸海空各幕の広報幹部多数が列席する中、山中昭栄官房長が、平成12年6月開始以来、9万人を超える市ヶ谷台ツアーの盛況ぶりについて触れながら「自衛隊のありのままの姿が国民に理解してもらえる時代になったことに伴い、この施設をオープンすることは、国民と自衛隊が同じ目線に立って、物事を考えられる非常に価値の高いもの」と挨拶。次いで、山中官房長と陸海空各幕監理部長がオープニングを祝い、テープカットした(=写真)。引き続き、各幕広報室の担当者がそれぞれのコーナーの展示物を参加者に順次説明、開所式を終えた。
 なお、市ヶ谷台ツアーについては、防衛庁長官官房広報課(電話 03・3268・3111内線20303)へお問い合わせください。

雪月花
 政府広報室が一月に実施した「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」を見た。まずドキッとしたのが防衛問題の記事やニュースなどへの接触度。接していない人が約53%で半数を越していることだ。イラク戦争がはじまるのか世界中が注視していた(と思っていた)時期に…。戦争が始まった今では大幅に変わっているとは思うが、防衛問題にこんなに無関心だったとは驚きである。自衛隊と国民が仲良しグループになる必要はないが、もっと国民に関心を寄せてもらいたいものだ。この関心がない理由として、自衛隊や防衛問題についてよくわからないからが38%、自分の生活に関係ないからが35%となっている。たしかに部外の人からみれば塀の中は想像がつかないかもしれない。反面、自衛隊への印象は、規律正しいが39%、頼もしいが16%とあるのには救われる。知らせのないのがいい知らせなのかもしれないが広報担当者は五十年間これになやみ続けている。テレビドラマで居酒屋で隣に座った人が愉快な自衛官だったとか、"こちら亀有派出所"の自衛隊版を作ってみるのもバリアが取れる一つになるかもしれない。国民に理解されない組織では有事に戦えない。(所谷)

<お知らせ>
 防衛庁47年入庁同期が主体の発起人となって、故・宝槻吉昭氏(元技本副本部長)の思い出や追悼文を募集しています。この秋、3周忌(9月24日)を迎えるのを機に、寄せられたこれらをアルバムに整理して墓前に捧げようと企画されたもので、発起人は山中昭栄官房長、西川徹矢運用局長、北原巖男管理局長等、世話人は増田純一空幕防衛課分析企画官(電話03・3268・3111内線60570)の各氏。
 心の中の宝槻氏との思い出を葉書やメールで一筆記して次の事務局宛お送り下さい。また、写真などの思い出の品もあわせてお送り(メールのファイル添付可)下さい。
 【葉書等】812-0013福岡市博多区博多駅東二丁目十番七号福岡第二合同庁舎 福岡防衛施設局気付 末永純司【ホームページ

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
THAT'S JAW DROPPING
(ザッツ ジョー ドロッピング)
たまげたね
 Hi!皆さん。お元気ですか。テレビで見る限り関東地方は桜が満開です。花冷えというか肌寒い日が続いているようですね。イラクもそろそろ終結が見えてきたようです。お花見、入学式、新しいことを始める季節です。小学校、中学、高校、大学と春には当然のように新しい生活が始まっていましたが、社会人になると、新しいことはなかなか始められないですね。新しいことを始めるってことは、決断と実行ですよね。
 さて、今回の表現は、“That's jaw dropping"「たまげたね」です。ディズニーのマンガで顎が下にダラーンと落ちているシーンがありますが、ああいう状態をいいます。jaw dropは、顎が落ちることを言います。「吃驚する、おぜんとする」状態をいいます。信じられないけど、現実だよねという感覚が強くでます。
 北海道の人には、まさに“jaw dropping"だと思いますが、沖縄ではすでに海開きです。気温も27度まであがっています。日に日に陽射しが夏のギラギラとしたものに変わってきています。沖縄はもうすぐ夏です。北海道ではまだ、雪が残っていると聞いています。北海道に桜前線が北上するのにはもう少しですね。待ち遠しい春を待つ気持ちも、なかなか良いものですね。
     それでは皆さん。Seeya!
 <陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊キャンプ・コートニー スワタケル>

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