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   2003年4月15日号
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『厳しい訓練は世界平和のため』
石破長官が祝辞
入隊・入校予定者94名を激励
ラッパ隊、荒神太鼓のアトラクションも
<鳥取地連>
 鳥取地連(部長・濱崎哲郎1陸佐)は3月8日、鳥取県ふれあい会館で行われた県防衛協会主催の自衛隊入隊・入校予定者壮行会を支援した。今年の鳥取県入隊・入校予定者数は94名で、その内の81名が出席したほか、父兄、来賓を含め、約300名が壮行会に参加した。
 まずはじめに、主催者を代表して鳥取県防衛協会副会長の名越勉氏が挨拶、そのあと、県知事代理の出納長をはじめ県選出の国会議員や自衛隊関係者が来賓を代表して入隊予定者に対する祝辞を述べた。その中で衆議院議員の石破茂防衛庁長官が「自衛隊に入隊するみなさんには厳しい訓練を受けていただくが、それは戦争を起こさないために行うものです。みなさんの力によって国が、世界が、平和になることを期待します」と激励の言葉を述べた。
 次に先輩隊員3人が入隊前の気持ちや体験談、部隊での生活などを話し、入隊・入校予定者を勇気づけ、激励した。主催者から記念品が手渡されたあと、入隊・入校予定者の代表者が決意表明を行った。
 後段はアトラクションで、鳥取県国府町の「傘踊り保存会」の傘踊り、陸上自衛隊米子駐屯地の「ラッパ隊」のラッパ吹奏、航空自衛隊美保基地隊員による「荒神太鼓」の順で行われた。ラッパ吹奏では、県出身隊員3名がラッパ手となり、その内2名が2年前に入隊予定者としてまさに同じ会場にいた隊員であり、2年間で逞しく成長した姿を印象づけた。
 また、荒神太鼓では、美保基地の隊員5名が演奏を行い、その勇壮なばちさばきに惜しみない拍手が送られた。なお、この壮行会の模様は、地元ケーブルテレビで放映された。

FM放送で入隊激励会を実況中継
<秋田地連>
 ラジオ放送局を利用した秋田地連(部長・山下富雄1陸佐)のPR企画として定着し、好評を博しているFM椿台"ピース・ピープル・ジャパン"の番組で、今回特別編として3月10日に行われた秋田県入隊予定者激励会の模様が、山下部長や入隊予定者3名のインタビューと合わせ、放送された。
 山下部長は、パーソナリティーとのインタビューで入隊予定者に対し「自衛隊は、非常にやりがいのある職業になってきました。自分の夢をしっかりと持って、それを自分の手で勝ち取るのだ、ということで頑張ってもらいたい」と入隊予定者にエールを送りながら、ラジオを聞いている県民には「自衛隊は県民の皆様とともに秋田県のためにという意識を持って頑張っている。入隊される皆様も秋田に帰ってきて、秋田県のために頑張ることと思いますので、今後ともご支援を」とお願いした。また、このイベントに対し、入隊予定者を代表して「お礼の言葉」を述べた千葉尚人君は「早くパイロット服を着たい」、田野崎広樹君と阿部実那子さんは「早く一人前の自衛官になりたい。わくわくしています」とインタビューに答えていた。地連では全員が無事に入隊することを祈念している。

世界水フォーラムイベントに展示
「南極の氷」が大好評
府知事も見学に訪れる
<京都地連>
 京都地連(部長・浅見憲司1佐)は3月21日から23日の間、京都市勧業館「みやこめっせ」において、京都府を中心に開催された第3回世界水フォーラムのイベント「みずのえん2003in京都」で、第43次観測地域観測隊を支援した海上自衛隊砕氷艦「しらせ」が持ち帰った「南極の氷」を展示した。
 地連では、展示に先立つ3月14日、京都地方合同庁舎(地連庁舎)で、「第3回世界水フォーラム」推進京都実行委員会(会長・山田京都府知事)に「南極の氷」を贈呈し、その模様が翌日の朝刊で広く紹介された。
 展示日の「みやこめっせ会場」のブースでは、「南極の氷」をドライアイスで溶けないように工夫して展示しながら、氷の欠片をグラスに入れ数万年前の気泡(大気)が氷から溶けだし、「パチパチ」と弾けて蘇ってくる音の紹介や、ビデオ・パネルで観測支援隊の活動を紹介するとともに南極観測隊の人たちにメッセージを届けるコーナーを設けた。
 展示会場は、3日間午前10時の開始から午後5時までの終了まで、絶え間なく家族連れ等の見学者(主催者発表約6万人)が訪れ、数万年前の大気が蘇ってくる音を聞きながら、子供達は「すごい」「どうしてこのような音が鳴るの?」と熱心に見聞きし、若い人たちや年輩の方は「すごくロマンチックですね」「南極観測に自衛隊が支援していたのですか?」など話していた。
 また、「メッセージコーナー」では、小さな子供達が「とても厳しいところでお仕事をしている人に手紙を書きたい」と駆け寄って来て「頑張ってください」など熱心にペンを走らせていた。
 初日には山田京都府知事もブースに訪れ「南極氷」の音に耳を傾け、同行者に「いつも多忙だけど君たちも太古の雰囲気を一時でも味わいなさい」と和やかに話していた。
 会場で展示案内をしていた地連の広報要員は「この様な多くの人たちに自衛隊の活動の一端を紹介でき大変意義深い日々でした」と満足そうだった。

自衛隊ブースに大学生ら120名参集
<広島地連>
 広島地連(部長・松原研二1海佐)は3月7日、広島グリーンアリーナで開催された来年春大学卒業予定者を対象とした「中四国大企業博2004」(主催:ベンチャービジネス協議会)に防衛庁・自衛隊として参加した。
 来場者は広島県内所在の大学生に加え、島根・山口・岡山各県の大学・大学院生にも及んだ。会場ブースは「幹部候補生採用試験」の説明を主体に、募集班長(品川3佐)以下3名で対応、自衛隊ブースの人気は非常に高く、午後1時から午後6時終了までの5時間、休憩を取った10分間以外は全て矢継ぎ早にくる大学生らへの説明対応に追われ、熱弁のあまり声が枯れる程に盛会だった。

新年度へ更なる飛躍誓う
総員集合訓練
<新潟地連>
 新潟地連(部長・中野1佐)では3月14日、地連本部講堂で総員集合訓練を実施した。
 まず始めに部長が「お互いに意見を出し合い、その結果を反映し、今まで以上に良い仕事をしていく。過去のことを知り、常に新しい仕事をする。自己管理をしっかりし、何事にも対応できるよう、自分自身を高め良い広報をし、来年度も頑張るように」と15年度に向けて訓示した。(=写真)。
 次いで、平成15年度の部務運営計画を基に各課室から細部説明、最後に新年度も更なる飛躍を誓い合い、総員集合訓練を終了した。

地連 東西南北
早く一人前の自衛官に
各地で入隊激励会
<石川>
 石川地連(部長・行本雄司1空佐)は2月21日、金沢全日空ホテルで行われた石川県防衛協会(宮太郎会長)が主儀する平成14年度入隊・入校予定者激励会を全面的に支援した。
 会には、本年度入隊・入校予定者約160名中136名や石川県副知事をはじめ各市町村長・大学長・高校長など総勢420名が参加して盛大に開催された。まず、主催者の石川県防衛協会会長が挨拶し、続いて石川県副知事、県高校長協会会長(泉丘高校長)、空自小松基地司令が祝辞を述べ、入隊・入校予定者を激励した。その後、金沢駐屯地・舞鶴基地・小松基地所属の先輩隊員から激励の言葉が贈られた。また、この日のために名古屋から第10音楽隊(隊長・伊藤弘1陸尉)が駆けつけ、華麗な演奏を披露した。今回は、入隊予定者である染野利恵さんと音楽隊とのジョイント演奏が行われ、素晴らしい演奏に出席者は、聞き入っていた。
 最後に入隊入校予定者を代表して金沢工業大学4年の佐々木智央君(海飛行幹部候補生)が謝辞を述べると会場からは、盛大な拍手が送られた。
<福井>
 福井地連(部長・岩城征昭1陸佐)は2月4日、福井県自衛隊協力会連合会の主催する「平成14年度自衛隊入隊予定者激励会」を支援した。
 冒頭、主催者として挨拶に立った飯島福井県総務部長は、自衛官の父親の逞しい背中を見て育ったことが現在の公務員としての原点になっていると強調した。これに対して、陸自看護学生となる鈴木紘子さんが「自分の意志で選んだ道を一歩一歩確実に前進して、1日も早く一人前の自衛官になるよう努力したい」とお礼の言葉を述べた。
 激励会の後半は、海上自衛隊舞鶴音楽隊による演奏会が行われ、「大きな古時計」等親しみのある曲が演奏された。また、懇親会では、金沢14連隊長や協力団体長・陸海空の5人の先輩隊員・予定者の学校長等が次々と激励の言葉を述べた。特に今年は、6人の校長先生を含む15名と多数の学校関係者の参加を得ることが出来たこともあり、送り出す側と迎え入れる側が一体となった暖かい雰囲気となった。
<埼玉>
 (部長・上原修一1空佐)は3月2日、大宮ソニックシティ大ホールで「第14回自衛隊埼玉音楽まつり&ピースチャレンジ2003」を開催し自衛隊入隊予定者を激励すると共に、音楽を通じ埼玉県民に広く自衛隊をPRした。
 青木信之埼玉県副知事を始め各市町村長、高等学校長、在埼玉各駐屯(基)地司令等の来賓を多数迎え、今春自衛隊に入隊予定者300名の旅立ちを祝福する激励会を行った。来賓から祝辞や記念品が贈られ、入隊予定者を代表して慶応義塾大学出身で航空自衛隊の幹部候補生として入隊予定の小野田廉平(おのだ・れんぺい)君が御礼の言葉と力強い決意を述べ第1部を終了した。
 第2部は自衛隊埼玉音楽まつりを開催、入場者は一般応募400名を含む2500名に達した。

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