防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2003年2月15日号
 1面 2面 3面 6面 7面 8面 9面 10面 11面 12面

本紙創刊以来、マンガコーナーを担当
海藤氏が読売漫画大賞受賞
 「防衛ホーム」創刊以来、約30年間にわたって漫画コーナーを担当している海藤タケオ氏(埼玉県上尾市、62歳)が1月28日、第24回読売漫画大賞を受賞した。今回、世界72ヵ国、約7,500点の1コマ漫画応募作品の中から、同氏の作品が唯1点、大賞に選ばれたもので、選考には松本零士、クロカワ・カズ、植田まさし、しりあがり寿、細萱敦の各氏ら、著名漫画家等があたった。
 海藤氏の作品は、タイトルが「ある打ちっぱなし」。地雷が埋まっている砂漠に、ゴルフの打ちっぱなし場を設けて、打ったゴルフボールで地雷を爆破させ除去しようというもの…、やわらかいタッチでユーモアあふれる作品に仕上がっている。
 受賞式では、最初に主催者の内山斉・読売新聞東京本社社長が挨拶に立ち、大賞に輝いた海藤氏の作品について触れ「すばらしい出来ばえで、見たとたん思わず笑ってしまいました」「漫画のもつ笑いは平和と健康の源、今後ともこの大会をますます世界的大規模なものに発展させていきたい」と抱負を述べた。
 次いで、表彰式が行われ、内山社長が海藤氏に大賞の賞状、メダル、副賞200万円を贈呈。引き続き、近藤日出造賞、課題・自由部門金賞、選考委員特別賞、優秀賞、ジュニア部門各賞の受賞者が表彰され、順次選考委員が講評を交えながら賞状などを贈った。
 次いで、松本零士氏が壇上で、今回の応募作品全般の講評や漫画の使命、漫画家としての心構えなど、微に入り細に入り熱心に語ったあと、受賞者を代表して海藤氏が登壇、大賞に輝いた作品の完成に到るまでの経緯をユーモアたっぷりに説明しながら「長年、漫画と時計デザインを両立させて仕事をしてきましたが、この受賞を機に、これからは漫画家一本に絞って精進していきたい」と挨拶した。
 全員で記念撮影のあと、会場を移してレセプションが開かれ、受賞者、来賓、各国大使館職員、関係者ら多数が出席、和やかに歓談しながら全員で今回の栄えある受賞を祝った。

雪月花
「徐耿」(しゅいこん)という名前は、日本では知る人は少ないが、中国では著名な映画監督の一人。
 このほど、岩波ホールで、映画「草ぶき学校」が公開され人気を集めた。
 この作品は、時代を文化大革命以前の62年頃に設定。当時は、今と比べると、生活は貧しかったものの、人情味は豊かで、小学校の中で、子供たちが綾なす人間関係が描かれている。
 何事についても、経済優位とするいまの中国では、考え難い事ばかりだが、この映画は、その頃を懐かしむようにさえ思える。
 考えてみると、場面こそ中国だが、そっくりそのまゝ、日本に置き換えても、なんの不思議もない。
 敗戦直後の瓦礫を前に立ち尽くす日本の姿から、誰がわずか数十年後には、世界第二の経済大国に、伸し上がる姿を想像し得ただろうか――。そのために、何を失ったのか――。
 「草ぶき学校」は、貧しい中で――というより、貧しいからこそ生れる、人間本来の関係を奪う"豊かさ"とは何か?、また、それを承知の上で、なぜ追い求めるのか、人間の愚かさを、十分に教えてくれる。(小町)

HOME's English Class(防衛ホーム英語教室)
I'M THERE(アイム ゼアー)
今から行きます
 Hi!皆さん・お元気ですか? 沖縄でもインフルエンザが猛威をふるっています。インフルエンザは、急な発熱、疲労感が特徴だそうです。風邪と間違えて、こじらせないようにご注意ください。沖縄は、日中は、太陽がでれば車両にクーラーを入れるほど温かくなりますが、日較差が大きく着るものの調整に油断ができません。
 さて、今回の表現は、“I'm there"「今から行きます」です。沖縄、九州の一部では『来ます』といいますね。“I'll be there"ともいいます。簡単に、現在形で表現しているところが、相手との一体感を表現しています。すぐに行きたいという気持ちが強調されています。今いる場所に戻ってくる場合には、“I'll be back"「戻ってくるよ」といいますね。そちらへ行く、戻ってくるというのはしっかりと相手に伝わらなければ、問題になりますね。さらに、時間を後につければ、しっかりとした約束ができると思います。時間は、by10「10時までに(バイテン)」,around1300「13時ごろに(アラウンド サーティーン ハンドレッド)」などで表現できます。
 各地とも、最低気温を更新している報告がはいっています。今年は寒いですね、というのが挨拶になっています。沖縄も例外ではなく、寒い(といっても、10度以下にはなりませんが)日が続いています。これから、沖縄へ研修に来られる方も多いと思いますが、海兵隊で会う機会がありましたら、気軽に声をかけていただければ幸甚です。益々寒さが厳しくなると思いますが、くれぐれも御自愛されますよう。
 それでは皆さん。See ya!
 <陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊キャンプ・コートニー スワタケル>

Home
(ヘルプ)

Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc