防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   891号 (2014年9月15日発行)
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予備自衛官制度創設
60周年を祝う

全国から予備自60人参加
岩田陸幕長と記念植樹
「ユズリハに負けぬよう」誓う
 8月25日、市ヶ谷駐屯地とホテルグランドヒル市ヶ谷で予備自衛官制度創設60周年記念行事が行われた。小野寺五典防衛大臣をはじめとする防衛省・自衛隊の高級幹部などが列席し北は北海道~南は沖縄まで全国から、推挙された予備自衛官60人とその雇用企業主等が参加した記念式典・記念祝賀会に先立ち、市ヶ谷記念館西側の緑地で予備自衛官の代表と岩田清文陸幕長らが土と水を入れ「ユズリハ」の記念植樹が行われた。
 全国から集まった優秀な予備自衛官60人を前に、岩田陸幕長は「我々が予備自衛官制度創設60周年の節目にここに居るのは偶然ではなく歴史の必然です。世代を受け継いで成長するユズリハ(若葉が生える際に、まるで譲るように古い葉が落ちることから子孫繁栄の縁起物とされる)に負けぬよう、予備自衛官制度が発展するために、それぞれの立場でしっかり頑張っていくことをみんなで誓い合いたいと思います」と力強く訓示した。

地域の防衛基盤を一層強化
地本便り
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箕面まつりに参加
第3音楽隊が市中パレード
大阪地本

 大阪地本(本部長・大塚裕治陸将補)は、7月26、27の両日にわたり大阪府箕面市主催の「第29回箕面まつり」に参加し、広報ブースを出展するとともに、第36普通科連隊の支援を得て、軽装甲機動車・高機動車と、箕面市消防本部の消防車との大阪地本で初となるコラボ展示を実現した。
 コラボ展示には、家族連れを中心に約4000人の来場者が訪れ、写真撮影に長蛇の列を作るなど好評を博した。また、27日の市中パレードには、第3音楽隊が参加し、軍楽隊としての凛とした行進で約4万人の観客を魅了した。
 大阪地本ではまつりに合わせて、箕面市と協議の上、より多くの市民に募集情報を知って頂くことと、採用情報の発信を連携することで、安心感を持ってもらえるとの狙いをもって、箕面市消防本部との採用コラボポスターを600部、チラシ1万部を作成し、来場者に配布した。
 大阪地本は、「今後も更なる自治体との連携強化を図り、募集採用情報の発信を積極的に広めていく」としている。
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"ふれコン"に海東音を招聘
愛媛地本
 7月24日、愛媛地本(本部長・天本博文1陸佐)は「第34回ふれ愛コンサートin愛媛」を支援した。
 同コンサートは、愛媛県防衛協会、父兄会、隊友会が愛媛県と自衛隊の架け橋となるよう毎年主催している。34回目の今回は8年ぶりに海自東京音楽隊(隊長・手塚裕之2海佐)を招聘し松山城山公園内の松山市民会館大ホールで行われた。昨年のレコード大賞企画賞を受賞した東京音楽隊と海上自衛隊の歌姫三宅由佳莉3海曹も目当てに約1700人が来場し、中には県外から訪れた人もいた。また、会館の駐車場では松山駐屯地に所在する第14特科隊の155o榴弾砲FH70及び第14高射特科中隊の81式短距離地対空誘導弾も装備品展示し来場者の他、通勤、通学、買い物帰りの人々で大いに賑わいをみせた。
 開演までは落ち着いた曲のウエルカムコンサートで来場者を迎え入れた。コンサートでは愛媛県を舞台としたNHKドラマの「坂の上の雲」のテーマ曲やレコード大賞企画賞を受賞した「祈り」などアンコール2曲を含む14曲を演奏した。中でも三宅3曹の透き通った歌声に来場者は魅了されていた。終盤の「明日があるさ」では三宅3曹の歌声と共に観客席からも一緒に歌う姿も見受けられ会場が一体となった。演奏終了後は一際大きな拍手が沸き起こりコンサートは無事に終わった。終演後、隊長と三宅3曹が観客を見送り、「素晴らしかった。とても楽しく聞かせていただきました」「演奏も素晴らしかったし歌も心に響いて感動しました」との感想があった。
 愛媛地本は、「今後とも多くの県民と自衛隊に関心をもってもらえる架け橋となれるよう様々な機会を作っていきたい」としている。
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大湊音楽隊演奏会
北斗市で
函館地本

 函館地本(本部長・別府安紀1空佐)は、8月6日北斗市総合文化センター「かなで~る」で、海自大湊音楽隊(隊長・野澤健二1海尉)による演奏会を開催した。当日は自衛官募集案内を印刷したプログラムと一緒に募集チラシを来場者全員に配布して自衛官募集をアピールした。
 開場と同時に大勢が訪れ、第1部のオープニング曲「平和を守る者」から演奏が開始され、観衆は様々な音色を醸し出す演奏曲に酔いしれ、第2部では最近のヒット映画の挿入曲や楽員によるソロの歌声も披露するなど会場と一体となった演奏会となり、最後は「シング・シング・シング」で締め、アンコール曲は全員の手拍子が響く中で終了した。今回は、函館工業高校吹奏楽部が演奏指導を受けている関係から会場で演奏に聴き入り、演奏会終了時に花束を贈呈して日頃の指導に感謝していた。また、市内の吹奏楽部の小・中・高生も「色々な曲を聴くことが出来て勉強になった、特に曲の合間に入る楽器の単独演奏は参考になった」などと自分のパートと重ね合わせていた。
 来場者からは、「海自の音楽演奏会は初めてでしたが、また開催してほしい」との要望もあり、函館地本は、「今後、これが実を結ぶよう引き続き機会を捉え広報活動を継続していく」としている。
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長岡まつりに東方音楽隊参加
新潟地本
 新潟地本(本部長・宍戸勇1陸佐)長岡出張所(所長・橋爪恵浩3陸佐)は8月2日、昨年に引き続き2度目となる「長岡まつり」における陸上自衛隊東部方面音楽隊(隊長・田村守3陸佐)の演奏会を支援した。中越地震から10周年の節目となる今年は、土・日に開催されたため、例年にも増し県内外からの多くの観衆が会場となったアオーレ長岡「ナカドマステージ」に詰めかけた。
 演奏会では田村隊長の指揮の下、ジャズからアニメソング、映画主題歌など幅広い世代の方が楽しめる曲目が演奏され、予定された45分があっという間に過ぎ去り「長岡まつり」のオープニングにふさわしいパフォーマンスに約1000人を優に越える観衆から大きな拍手が期せずして起こった。
 演奏会後は長岡市立東中学校において、市内初となる吹奏楽部員に対する楽器指導を実施した。木管、金管、打楽器を12のパートに分け各教室において熱のこもった指導が行われた。コンクールを控えた吹奏楽部員は課題曲の「よみがえる大地の前奏曲」の楽譜を手に隊員の指導に熱心に聞き入っていた。生徒からは「プロの方から指導を受けることが出来て、ものすごく上手になったような気がする!」「これでコンクールに自信を持って臨むことができます!」との声が聞かれた。楽器指導の様子を視察していた同中学校の近藤道範校長は「是非またこのような機会があればお願いしたい!」と話していた。
 楽器指導終了後に新潟地本音楽隊担当(石川健治陸曹長)から学生に対し、音楽隊への道のりを含む募集広報及び地本HP紹介を合わせて実施した。
 長岡出張所では次回は市内中学校での演奏会を行い「自衛隊の音楽隊の演奏を楽しんでもらいたい」としている。
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防大吹奏楽部栃木県民を魅了
栃木地本
 小山市制60周年を記念し「防衛大学校吹奏楽部演奏会in小山」が栃木地本(本部長・小林勇夫1陸佐)の協力の下、6月28日に小山市文化センターで開催された。防大吹奏楽部と栃木県自衛隊広報大使のピアニスト岩下淳子さんとが初共演。約940人の来場者が迫力ある演奏に耳を傾けた。演奏会は「未来への飛翔♪」をテーマに、市歌「小山わがまち」に始まり、防大創立50周年を記念して作られた「飛翔」、航空自衛隊の公式行進曲「空の精鋭」、ディズニーメドレーなどを演奏した。岩下さんがピアノ協奏曲「ラプソディ・イン・ブルー」を披露したほか、防衛省や市のマスコットキャラクターも登場し盛り上げた。アンコールでは、会場全体で東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を合唱し曲が終わると場内は大きな拍手で包まれた。来場者からは「『花は咲く』が印象に残った。学生達が一生懸命演奏している姿が良かった」との感想があり、吹奏楽部と聴衆が一体となり感動的な演奏会となった。
 栃木地本は、「白い詰め襟の夏制服に身を包んだ防大生が逞しく若々しい好印象を与え、防大受験のきっかけとなることを期待します」としている。
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FMしみずに出演
静岡地本本部長 佐藤一郎1空佐

 静岡地方協力本部長・佐藤一郎1空佐は、8月9日、FMしみずマリンパル「自衛TIMES(タイムズ)★静岡」に出演した。同番組は、清水自衛隊友の会提供で毎週土曜日の11時半から約10分間放送されており、自衛官等の採用制度や自衛隊イベント情報など、自衛隊に関する内容を伝えている。
 今回の放送は、7月末に着任した佐藤本部長のプロフィール紹介に始まり、募集・就職援護等の地本の役割や前職(浜松基地勤務)の事など、パーソナリティからの質問形式で終始和やかに行われた。佐藤本部長は、放送の中で「様々な機会を通して、県民の皆様に陸海空各自衛隊を理解していただくこと」など、今後の抱負を語った。静岡地本は、「引き続き、このような機会を活用して、地元住民等の自衛隊に対する関心を高めてもらうとともに、募集基盤の拡充に努めていく」としている。


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