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自衛隊ニュース   890号 (2014年9月1日発行)
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「これが日本を守る力」
平成26年度富士総火演
人員2300人参加、陸自最大規模の実弾演習
一般公開に約29000人

 平成26年度富士総合火力演習の一般公開が「これが日本を守る力」をテーマに8月24日、静岡県御殿場市の東富士演習場で行われた。富士学校、富士教導団(団長・山中洋二陸将補)を中核に、人員約2300人、戦車・装甲車約80両、各種火砲約60門、航空機約20機、その他車両約600両が参加した。
 "総火演"は陸自最大規模の実弾演習。火力装備の能力と実際の運用などを教育の一環として富士学校の学生に理解させることを主目的にして、広く国民の理解を得るために一般公開される。夜間演習を含む学校予行(19・21日)、教育演習(23日)を経て迎えた24日は、厚い雲から時折陽が覗く天候の中、小野寺五典防衛大臣をはじめ防衛省・自衛隊の高級幹部、国内外の来賓、招待者、約24倍の高倍率で当選した一般公募見学者など見学席を埋め尽くした約2万9000人が午前10時開始、前段・後段計約2時間の演習を見守った。
 前段は陸自火力を装備品ごとに性能や特色を丁寧に解説しながら進行した。99式自走155oりゅう弾砲の最初の一発を皮切りに、遠距離火力、中距離火力、近距離火力を次々に展示。富士山を描く曳火射撃や、世界最高レベルの技術により旋回しながら射撃する10式戦車のスラローム射撃をはじめ、高難度の射撃に観客の歓声、溜息、拍手が止まなかった。
 後段は、島嶼を敵から奪回するシナリオを、前段に出演した陸自の装備、部隊をはじめ海自P―3C、空自F―2なども出演し統合作戦で展示した。
 演習終了後、戦車・装甲車などの車両から顔を覗かせ、部隊旗を誇らしげに振りながら見学者のほうを向いて帰投する隊員たちの笑顔を見て、東京から来た30代の会社員は「最後の戦果拡張で戦車やヘリなどが勢揃いした場面は圧巻でした。標的に命中させる正確さも目を見張りました。自衛隊の実力を再確認しました」と話していた。実弾演習の緊張感は言うまでもないが、大臣観閲、全国から詰め掛けた大勢の見学者、国民や世界が注視(今年度もネットで生中継)する中で行われる総火演だけに、任務完遂の言葉が相応しい、充実感に満ちた素晴しい隊員の笑顔だった。


広島の土砂崩れに災派
昼夜問わず、懸命の人命救助

 8月20日、集中豪雨により広島市安佐南区・同安佐北区で発生した大規模な土砂崩れに伴う災害派遣要請が同日午前6時30分に広島県知事から陸自第13旅団長(掛川壽一陸将補)にあり、陸自から第46普通科連隊、中部方面航空隊、第47普通科連隊、第13施設隊、第13後方支援隊、第13飛行隊、第305施設隊、第304施設隊、第17普通科連隊、海自から呉造修補給所の部隊が派遣された。引き続く大雨、土砂崩れの兆候が見られるなどの理由で一時中断を余儀なくされながら昼夜を問わず、人命救助(行方不明者捜索)をはじめ、航空機による情報収集、給水支援などの活動を続けている。派遣規模は人員約延べ3620人、車両延べ約810両、航空機延べ約27機。(8月24日午後7時現在)

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