2022年2月15日 の記事
氷点下22度の厳しい寒さの中、冬季訓練検閲
<第14施設群>
第14施設群(群長・上林勝敏1陸佐=上富良野)は、1月18日から21日までの間、上富良野演習場において第395施設中隊訓練検閲を実施した。本訓練検閲は「防御支援に任ずる施設中隊の行動」を課目として行われた。統裁官の上林群長は「第395施設中隊施設力の最大限発揮、被害の極限による任務の完遂」「作戦の全局面を通じた各種管理の徹底」の2点を要望した。
19日朝、20キロを超える装備を携行し、雪深く起伏が激しい約8キロに及ぶ経路をスキーにより前進、1名も脱落することなく全員が完歩、集結地に進入して同地域を占領した。
20日、大寒初日の気温は氷点下22度を記録、厳しい寒さの中、中隊長(柳田将1陸尉)を核心として一丸となり任務に邁進。敵の侵攻を阻止するため対戦車地雷による道路閉塞、鉄条網を使用した対空挺ヘリボン障害を所命の時期までに構成する等、あらゆる状況においても施設支援を継続し、全ての任務を完遂した。旺盛な責任感をもって職務を遂行し、優秀隊員に選ばれた土屋陸士長(静岡県出身)は「初めて冬季訓練検閲に参加しました。防寒対策をしっかりしたつもりだったが、想像以上の寒さだった。この経験を今後に活かしていく」と語っていた。
第14施設群は今後も、いかなる任務にも即応し得る、さらに精強な第14施設群を育成すべく、群長要望事項である「日々前進」「団結・連携」を実践していく。