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スペーサー
自衛隊ニュース   1095号 (2023年3月15日発行)
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食は士気高揚の源
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美ら島空上げコンテスト <南西航空方面隊>

 南西航空方面隊(司令官・谷嶋正仁空将=那覇)は、調理技術の向上及び隊員の士気の高揚を図るとともに、「空自空上げ」を部内外に普及し食文化として定着を図ることを目的に南西航空方面隊「美ら島空上げコンテスト」を開催した。
 本コンテストではまず、航空自衛隊那覇基地のSNSに、南西航空方面隊の8個部隊の代表選手が考案した空上げの写真(材料・レシピ・コンセプト含む)を載せ、1月16日から31日までの間、部内外のユーザーによる投票が行われた。続いて2月15日、南西航空方面隊司令官をはじめ、隷下部隊である第9航空団、南西航空警戒団、第5高射群、南西航空施設隊及び南西航空音楽隊の各部隊長並びに准曹士先任の計12人の審査員による実食審査会が那覇基地において行われた。
 SNSによる投票では、第56警戒隊の「シークァーサー空上げ」が651票(全3038票)を獲得し1位であった。続く実食審査では、どの部隊の空上げも特色ある空上げで甲乙付け難い接戦となったが、第19高射隊の「うちなー空上げ〜すばだしを添えてNO.2〜」が1位であった。
 結果は、総合点が一番高かった第56警戒隊所属の松木薗士長が考案した「シークァーサー空上げ」が優勝、第9航空団の「ラフテー風空上げ」が準優勝、第19高射隊の「うちなー空上げ〜すばだしを添えてNO.2〜」が司令官特別賞に輝いた。
 表彰式において、谷嶋司令官は「私の舌や口だけでなく、心も満たしてくれた。食は隊員の士気の高揚に直結するものであり、常日頃給食業務を通じ隊員に食事を提供し、それぞれの立場で職責を果たしてくれている皆に感謝したい」と揚げたての空上げの様に熱く語った。
 優勝した松木薗士長は「幾度となく空上げの研究を進めていく中で、鶏肉の特徴、調理法、栄養素等を知ることができました。今後の調理にも活かしていきたいと思います。応援ありがとうございます」と喜びを語った。
 本コンテストに出品された空上げは、南西空及び那覇基地HPでレシピとともに公開されている(令和5年3月31日まで)。

 ※コンテストの順位は、SNS投票による順位(1位〜8位)と、実食審査による順位を点数化(8点〜1点)し、総合点数の高い順に優勝・準優勝が決定され、その他、実食により司令官の評価が一番高い空上げに対し司令官特別賞が授与された。

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2年ぶり連隊炊事競技会 <6普連>

 第6普通科連隊(連隊長・河村友則1陸佐=美幌)は、11月22日、美幌駐屯地において、令和2年度以来2年ぶりの「連隊炊事競技会」を実施した。

チャーハンは初

 本競技会は、いついかなる任務にも対処するために重要な基盤の1つである野外炊事能力の向上を図り、部外者の方々の舌を唸らせることを目的に実施した。今競技会の審査内容は、作り手の調理技術、知識、創意工夫が表現される「中華料理」をテーマに「チャーハン・麻婆豆腐・中華サラダ・中華スープ」の4種類で5個中隊(オープン参加で火力支援中隊準備隊)による対抗方式で味覚・視覚を総合的に自衛官以外の審査員が主体となり評価し、炊事能力を競い合った。
 今回主食であるチャーハン調理は炊事競技会の種目としては連隊初であり、本競技会を企画した第4科長である北守啓一1尉は「普段我々が野外炊具により調理しているカレーなどは国民からも評判も良く、その出来映えは安定している。この競技会では更なる炊事能力向上のために野外炊具であえて難易度の高いメニューとし、どんなに難しいものであっても創意工夫すれば作れるということを知ってもらいたい」という思いから本メニューが精選され、チャーハンが主食となった。
 また、審査員は自衛官以外の23名、平野美幌町長をはじめ、防衛・駐屯地モニター、隊友会、美幌駐屯地の警備隊区である2市・8町の自治体の防災関係者(当日は災害対処研修会も実施のため併せて参加)が、自衛隊側からは6名、航空自衛隊網走分屯基地司令の田中国敏2空佐、統裁官である河村連隊長、業務隊長の圓山紀子2佐、管理栄養士の竹田未来技官、副連隊長の弓削偉昭2佐、連隊最先任上級曹長の湯浅正明准陸尉が実施した。

炊く・炒めるが勝負の決め手!

 競技は午前7時20分から開始、制限時間220分の中、各中隊の選手は「隊員には任務遂行の活力となる食事を、災害派遣においては、被災された方々の希望を繋ぐ生活支援の炊事、自衛隊が作る食事は、温かくて美味しい!」をモットーに笑顔になれる食事を提供できるよう意識し調理に臨んだ。
 特に様々な調理法が必要となる本競技会だが、主食であるチャーハンを調理するためには、「いかにお米を炊く時に水分を飛ばすか」、「火力調整によるパラパラ感をどう表現させるか」の「炊く・炒める」が勝負の決め手となり、事前に本競技会のために分析した結果を基に練成成果を遺憾なく発揮した。午前11時には調理が終了し、審査(試食)が開始された。
 審査員は「チャーハンは中華風鍋や家庭的な物で調理したわけではないのにとてもパラパラになっており、いかに研究して調理に臨んだのが伝わります」など高評価を得た他「炒め具合が絶妙であり、味付けも調味料の使用加減がどれも美味しくて審査に非常に迷います!」とどれも大絶賛であった。

被災者に温かい料理を

 午前12時20分、全ての審査が終了し、厳正な審査の結果、多くの審査員の胃袋を見事鷲掴みにし、舌をうならせ高得点を得た本部管理中隊が優勝し、見事前回競技会に引き続き2連覇を達成した。
 第6普通科連隊は、本競技会で得た成果をじ後の訓練等に生かすとともに災害派遣等における炊事支援において、「被災された方々のために温かくて美味しい温食」を提供できるよう、引き続き炊事能力向上を図っていく。

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アツアツ!牛タン炭火焼き
焼き立てを昼食に提供 <久居>
 12月20日、久居駐屯地(司令・金子洋幸1陸佐)隊員食堂では、給食の魅力と隊員の満足感を向上させるため、「牛タンの炭火焼き」を昼食に提供した。調理方法は、炭火焼きで脂分がすっきりと落ちて、ほのかに炭の香りがする仙台の牛タンをイメージした。
 炭火焼きは今回で2回目。前回は北海道帯広名物「豚丼」を提供し「炭焼きでまた食べたい」との隊員の声から今回の実施となった。
 寒波の影響で冷たい風が吹く中、食堂横に白色テントを張り、焼場を作成。赤く燃え盛る備長炭の入ったコンロを2台並べ調理開始。細やかな下ごしらえと味付けを委託業者が、最後の炭火焼きを糧食班員が協力して行った。
 牛タンから出る油が炭の上に落ち、炎と煙が立ち昇ると同時に、香りは食堂中に広がり、並んでいた隊員達の食欲を掻き立てていた。
 真っ赤におこった炭に糧食班員達の顔も真っ赤になり、煙で涙を流しながらも愛情を込め、熱心に焼き続けた。
 焼立て熱々の牛タンは、冷めないうちに配食され、隊員達の口に一気に運ばれた。また、とろろも添えられており、麦とろご飯に牛タンという、最高の組み合わせになっていた。
 隊員からは「え、こんな見える所で炭焼きしてる。すごいし何より旨い」などの声が聞かれ高い評価を得ていた。
 糧食班では引き続き、工夫を凝らし隊員達が満足する食事の提供をしていきますので、ご期待ください。
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ジンギスカン
市民団体がご当地グルメをPR <名寄>
 名寄駐屯地業務隊(隊長・兼利純作2陸佐)は2月2日、名寄市のご当地グルメ「なよろ煮込みジンギスカン」を隊員食堂で提供した。
 コロナ禍でなかなか外食できない中で、全国各地から集まる隊員に名寄市のご当地グルメを知ってもらおうと企画した。
 当日は、市民PR団体「なよろ煮込みジンギス艦隊」の艦長以下3名が駐屯地を訪れ、幹部食堂において事前に打ち合わせた調理法による出来栄えを監修試食した。「ボリュームがあり、予想を上回るクオリティの高さ」と艦長は驚きの表情を見せた。その後、隊員食堂において喫食中の駐屯地の隊員に対して、「なよろ煮込みジンギスカン」をPRし、全国各地を訪れた際には「なよろ煮込みジンギスカンや名寄市、名寄駐屯地をPRしてもらいたい」と呼びかけていた。
 名寄駐屯地では、今後も機会を見ながらご当地グルメ「なよろ煮込みジンギスカン」を隊員に提供したい。

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